2002.5.29(木)〜完成するまで
三段山2003日記
ビデオ「三段山2003」の制作開始から完成まで、自分を励ます意味でも日記にしてみます。
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2003年12月1日(月)
これでSY2003日記も終了とします。SY2003は、今までビデオを作ってきた中では、いろんな意味で最も苦労した作品になりました。
いろいろ勉強になったので苦労そのものは良いのですが、一番痛かったのは気苦労で旦那の頭がかなり禿げてしまった事です。毎年、ビデオを作ると白髪が増えるのですが、こんなに禿げたのは初めてです。もーてきめんにきました。これは取り返しのつかないことですね。

ありがたいことに、ビデオを受け取ってくれたほとんどの方が感想を寄せてくれました。「何十回も見て、熟考した感想を送ります」という方が多くて感激しています。
今のところの感想の傾向としては、
ナイスベスト3
1.滑り手の顔が分かって、感情移入できた
2.ロケーションが伝わった。風景が綺麗。
3.カット割りが細かくて、飽きない
ワーストベスト3
1.BGMが良くない
2.BCdiaryが長すぎる
3.字幕が早すぎて読めない
これらについては、旦那としても反省点があるので、密かにバージョンアップさせてもらいました。
現在のビデオは、Ver.3です。
意外だったのが、夏編が好評だったこと。普通スキービデオではオフシーズンの映像は嫌われるので、これは本当に驚きました。皆さんにコンセプトが良く伝わったのかな?と嬉しく思いました。
一番評判の良かったパートはエンディングでした(^_^)。
5月から今まで、長い間お付き合い頂きありがとうございました。

-完-

2003年11月23日(日)
道東試写会
主に帯広方面の方々が試写会を行ってくれました。ありがとうーっ!
ダーチャを一軒を借り切って、大型プロジェクターで試写。もの凄く楽しい雰囲気でした。上映終了後は、お酒を飲みながら寝るまでスキー談義。
笑えた、顔のアップが印象的だという肯定的な評価をいただきましたが、さらに忌憚の無い感想を下さいと頼んだところ、ビデオ編集に関しては、

1.構成に一貫性が無い(うーん)
2.BGMが良くない(良い音楽のネタが尽きた)
3.スキーシーンがマンネリ化している。それを補う意味での夏のパートというのは分かる(うーん、まあ、夏編を作って良かった)
4.カヤックシーンではカメラの視点が高すぎる(なるほど)
5.SY2000以降、毎年無理して作っている感じが強くなってきていて痛々しい(^_^;)
6.基本的にテンポが速すぎ(繰り返し見て目が慣れる事を前提とした作りです)
7.どことは言えないが、前作よりもレベルが下がった(きついっすね(^_^;))
さすが、身内だけに良いこと言ってくれます。
今回、旦那が一番印象に残ったのは、上映が終わった後、このビデオの受取を辞退して帰られた方がいらっしゃったこと。これはもう何にも勝る感想です。思わずその場で居住まいを正してしまいましたよ。ほんとうに皆さん貴重な意見をありがとうございました。
幹事の方々、忙しいのに仕事帰りに駆けつけてくれた方々、明日は山行なのに遅くまでつき合ってくれた方々、大変感謝いたします。

2003年11月19日(水)

ビデオを頒布した方から、DVD内での誤字を指摘され、慌てて作り直しをしています。
ミスったなあ・・上映会でも身内への頒布でも見つけられなかった・・

修正作業は、一度FCP4での編集にまで遡って修正して、その後DVDオーサリングをやり直すことになるので、結構大変です。
せっかくなので、昨日発表されたFCP4.1へのアップグレードを行ってみたら・・・
おー!私があんなに悩んだ問題がほとんど解決している!(^_^;)
修正点:
・テキストジェネレータで選択したフォントの適切な書体を使用可能にした
これ、フォントの書体が勝手に変わる〜!と騒いでいた奴ですね。
・「ビデオにプリント」と「テープに編集」でオーディオトランジションを保持
これ、先行試写会の時に、ギリギリまで音声出力がうまく行かないって騒いでいた奴ですね・・やっぱりバグだった。
他にも、ずいぶんと細かいところの不具合が直っていてビックリ。全体的に、やたら動作が軽快になっているし、ソフトの起動時間もずいぶん短縮されちゃった。
嬉しいけど、もはや後の祭りでなんだかガックシ・・どれくらいの時間をこれでロスしたことか。
くやしいから、ついでに他の細かい映像の修正作業もしています。
summerの冒頭のシーンも、ノイズが目立たないように作り直し。
各パートの間隔を、少し長めに調整などなど・・
早くも、三段山2003はVer.2になってしまいました。

2003年11月18日(火)

お!FCP4.1アップデーターが出たな・・
恐らく、旦那のように発売間もないG5とFCP4に飛びついて、不具合に泣いた人達のフィードバックがあって修正された物なのだろう・・・(^_^;)完成しちゃったから、もう関係ないや。
俺はバグ出し職人か?ずいぶんとアップルには不具合を報告させて頂きました。なんかくれ〜(^_^)
あぅっ!G5 2Gも値下げされやがった!!とほほ・・
まったく最悪のタイミングで新機材とソフトを導入してしまったものです。
来年まで、このシステムでビデオ編集がされることはないでしょう。DVD-Rが尽きたので、今日はG5に電源が入っておりません。静かなもんです・・・が、寒いな(G5を稼働させると部屋の温度が上がる)。
今は、ひたすら封筒にDVD-Rを詰めて、タックシールを貼る作業をしています。なんだか、内職をしているみたいで和むなあ。昔、我が家が果樹園をしていた時代、収穫後には家族皆でさくらんぼやりんごの計量、箱詰めをしていました。そんな時の事を思い出します。

2003年11月16日(日)

DVD-Rは埃を嫌うので、埃の出にくい服を着て部屋は閉め切り、カメラクリーニング用ブロワーでDVD-Rにくっつく埃を吹き飛ばしながら作業をする(普段はコミニュケーションを取れるように旦那の部屋のドアは開っぱなしなので、嫁さんは面白くなさそうだ・・)。記録面と印字面は指紋も嫌うので手袋は必携だ。意外と神経を使う作業が続く・・

2003年11月15日(土)

原因不明のノイズは、あまりにも抽象的な画から始まり、手ぶれとカメラのパンが激しかった部分で、mpeg2圧縮のアルゴリズムが混乱して?破綻レベルのブロックノイズが出ていたらしい。
該当部分にディテールを消すフイルターをかける事により、なんとかノイズはクリア(MTBセッションの冒頭部分なので、見たらすぐに分かると思う)。
エンコーディングは、全部で32分間の映像なので容量不足を気にすることなく、可変ビットレートじゃなくて、1passの9MbpsでMpeg2圧縮し、最高画質を達成させた。
音声はAC-3 ドルビーデジタル ステレオサラウンド(2CH)。
最初、試作の度にDVDRに焼いていて、相当数を無駄にしてしまったが、途中でHD上にイメージファイルを作る方法を見つけたので、DVD-Rを無駄にすることなくシミュレーションができるようになった。やっぱりDVD Studio Pro2は便利だ。

DVDのメニュー画面は、とってもお気に入りの「しろくまさんのお尻」の画とした。
あんまり気に入ったので、メニューもDVDのラベルもみーんな「しろくまさんのお尻」。
こうして内容、メニュー共にセクシーなビデオに仕上がった。

DVDのラベルは、「インク代を節約しよう!」を合言葉に、白とブルーを基調としたシンプルなものをフォトショップで作った。
そのファイルをCANON Pixus 560iに付いてきた”CDダイレクトプリント”というアプリケーション上にイラストとして貼りつけて印刷。
最初、+-0.2mmほどの位置微調整を行ったが、その後はまったくずれない印刷が出来た。
印刷のクオリティーは、黒がちょっと紫がかった色合いになるけど、綺麗で早い。インク詰まりなどのトラブルも全くなくてお勧めだ。
印刷面に指紋が付くと、その部分のインクが弾かれるので、近所の写真屋さんで写真を取り扱うときに使う手袋を買ってきた。
ちなみに、ラベルデザインは半日単位でバージョンアップされている。
さて、こうして完成したDVDを金曜日の夜中に夫婦で鑑賞。感慨深い・・嬉しかった。
特に嬉しかったのが、全体的な画質がずいぶんと向上したこと。
カメラを買い換えた事もあるが、Mpeg2圧縮された画がとても綺麗なのだ。技術の進歩は素晴らしい・・
十分な性能のパソコン上で再生したら、おそらくオリジナルの画質と比べてもまったく遜色のない画で見られると思う。
これは、制作側としても、とても嬉しい。
なんとか時間を作って「三段山2002」も再エンコードしてやりたいと思ったほどだ。

音声について、
編集中は、映像はDV経由で、ビデオモニターで確認し、音声はステレオ装置につないで確認していた・・・
DVDが完成して大音響で音声を聞いてみて変だな?と思い、はじめてヘッドフォンでじっくり音声を聴いてみたところ、ノイズが乗っていたり、音声レベルがおかしいところが見つかってしまった。
やっぱり、適当なステレオに繋いで聞いていては、細かい不具合は分からないものなんだね。
一応、夫婦生活を送りながら編集作業をしているので、最低限の礼儀として何時でも嫁さんの呼ぶ声が聞こえるように、意識的にヘッドフォンは使わないようにしていたのだ。そんな訳で、これはまあ仕方ない。

2003年11月14日(金)

いつまでもビデオをこちゃこちゃ手直ししていたら、嫁からダメだしを喰らって、観念してDVDオーサリングの開始。
VHSテープのみの提供なら、この段階で作業は終わっているのだが、DVDはここからがややこしい。
まず、ムービーにFCP4でチャプターマーカーを設定する。
その後、QuickTimeでビデオとオーディオを一緒に書き出して、音声のみA.PeakでAC-3へ変換。
PhotoShopでメニュー画面を制作。
ここまで素材を揃えてから、やっとDVD Studio Pro2で、オーサリング開始。
作ったそれぞれの素材を、関連性を与えながら配置していく。以前のソフトより、格段に分かりやすくて助かった。凝った事はしていないので、チュートリアルを半日やってマスターした操作だけでオッケー。
その後、最高の画質を設定してMpeg2へのエンコーディング開始。DVDのリージョンコードは、”8-航空内での上映”を含めて全てオン。
へへへ・・出来た出来た!さっそく、DVDデッキでプチ試写してみたら・・げげー!画面の一部にもの凄いノイズが!なんで?(; ;)
・・・やり直し。あ、またノイズが!
原因がわからんので、途方に暮れる。っつーか、失敗するたびに高価なDVD-Rメディアが失われていくというのが、精神的に耐えられない(^_^;)。

2003年11月13日(木)

テロップについて、
以前から、ライダーの名前が知りたいから、滑降シーンにテロップを入れて欲しいという要望が出ていました。
旦那も、先行試写会が終わった後で、やはり入れた方が良いかな?と思い、実際途中まで作業したのですが、止めました・・
ライダーごとにまとまった編集をしていなから、次々と変わるライダーに合わせるとテロップだらけになってしまいます。そうなると、画面がうるさくなって見られたものじゃありません。
本当は、ライダーのテロップを入れると決めた段階で、画の組立方が変わってくるんです。後で入れようとしてもダメだったということでした・・
ぜひ、この人の名前を知りたい!という方は、BBSにでも、メールででもお尋ねください。

2003年11月12日(水)

ちょこまかと、手直しをしている旦那です。
細かい変更が多いので、先行試写会で見た人も、気づかない変更点が多いかもしれません。
さて、ちょっと編集の様子を紹介しましょう。下の図はFCP4のタイムライン ウインドウです。このように時間軸(左から右)に沿ってカット=画を配置して、ビデオを編集していく訳です。

ここは、eccentric編の冒頭部分です。まず風景から始まって、キタキツネが歩いていて・・分かるかな?
何層にもなっているのは、レイヤー構造を示しています。つまり、ビデオとして再生すると一番上の画しか表示されません(透明度を変えて重ねることはできる)。
それ以外の画は、すべて候補に挙がったけど使われなかった画です。開始から6秒後のタイトル画面の下には、5つの使用されなかった画と没になったタイトルが眠っています。13秒後の人が登っているシーンでも、5つの画が眠っています。
これを見ると、旦那の迷いが手に取るように分かります。積み重ねられた画が多い部分は、それだけ悩んでいる所です。冒頭がすっきりしているのは、すんなりイメージが決まって迷っていないからです。
今行っている見直し作業には、本当にこれで良かったのか、あらためて没になった画を検討する作業も含まれています。画を時間軸に沿って移動したり、レイヤーを入れ替えていると、一種のパズルを延々としているような気分になります。とてつもなく複雑で先の見えにくいパズルです。
それにしても、なんと使われない画の多いことか、どれも捨てるには惜しい画ばかりなのですが・・仕方ないですね・・

2003年11月11日(火)

先行試写会での反応がボチボチ上がってきているので、それに対応すべくチマチマ修正しています。
一旦は面白ければ良いという勢いで作ってしまいましたが、写っている人の気持ちとかを考えると、修正点が多々ありました。もう少し睡眠時間を削って作業します。
DVDオーサリングとラベルデザインは、もう少し後の作業になりそうです。

2003年11月9日(日)
ホームビデオの完成
昨日は、先行試写会を無事行うことができました。
ギリギリまでドタバタしていた挙げ句に、ぎっくり腰になったりして、こちらに進捗状況を掲載する暇もありませんでした。
いやー、よく間に合ったものだわい・・・
試写会での皆の反応としては、
「滑り手の顔が見えるね」
「良くも悪くもホームビデオって感じ」
「仲間内には受けるけど、一般にはどうかなぁ」
「笑えた」
「鳥肌がたった」
<進化する叙情>?「構図が新しい」
「やっぱり冬の十勝連峰は世界でいちばん素敵なところだ」 
「うどん最高」
など・・とても参考になりました。
各パートの区切りが不明瞭だという意見もいただいたので、そちらはさっそく修正しています。
全部で32分の長さになってしまったので、途中で寝る人が出ないかビクビクしていましたが、幸いアンコール上映まで果たす事ができました。

これらの感想の中で、一番本質を突いたものは「ホームビデオ」でした。そうなんですよ。今回のビデオのテーマは、ズバリ「ホームビデオへの回帰」あるいは「学園祭ビデオ」です。
ハイレベルで高尚でカッコイイビデオは、プロにお任せします。中途半端にそんなビデオを目指していた旦那は、icon3に打ちのめされました。
三段山2003では、途中から楽屋落ちや、悪ふざけ、泥臭い部分をちりばめたビデオに変化しています(その意味では一貫性が無くなっている)。今回のビデオにもカッコイイ部分がありますが(シリアス編なんてそうだ)、それは僕らの実態のほんの極一部なんです。
さらに、今回はいろんな試み・・というよりも冒険をしています。
夏の状況を入れたこと、しかもそれを冒頭に持ってきたことには、賛否があると思います。
でも、MTBやカヤック、ボルダリングの体重移動の様子を見れば、夏の活動もスキーにつながっていることが分かります。そしてやっと待望の冬へ・・この思いが伝わってくれたら、ありがたいです。
また、BC日記は単調で長く続きます。見ている方はキツイかもしれませんが、よーく見ていくと毎回のツアーに秘められたドラマや刻々と変わっていく環境の変化に気づかれるかもしれません。
それと、今回のビデオでは「顔」にこだわりました。
滑降直前の緊張した顔、笑った顔、自然体の顔、顔・・滑り手の顔のアップをちりばめたビデオになりました。これもホームビデオの基本ですね。
そういう訳で、三段山2003には季節を問わず、カッコイイも悪いもすべてをぶち込みました。一般の人に受けるかどうか分かりません。どうか、観られた方は忌憚のない意見を・・
うれしい感想といえば、「やっぱり冬の十勝連峰は世界でいちばん素敵なところだ」 これ、
嬉しいですね。三段山ビデオは、十勝連峰を愛する心が根底にあります。 これから、DVDオーサリングとラベルデザインの作業に移ります。

2003年11月5日(水)

気持ちのいい絵
見ていて気持ちに良い絵ってありますよね。
動画にもあります。それは、一連の動きが気持ちよく始まってスムーズに流れた後、気持ちよく終わる画です。
スキービデオで言うと、旦那は、ターンに入る所から始まって、ターンの後半で終わる画が気持ち良いと感じます。特に
テレマークの華は、ターンの後半のテレマークポジションにあると思いますので、そこを意識することが多いです。
パウダーならフェイスショットを抜けた瞬間とか・・旦那のビデオでは、全ての滑りのシーンにおいて、もっとも気持ちの良い終わり方にこだわっています。そうするとトータルに見て気持ちの良いビデオになるのです。
音楽から一カットの長さが決まってしまうので、そのまま使っていては気持ちよく終わる事は希です。そこで、同じ長さのカットの中で、前後に画をずらして気持ちの良い終わり方を試行錯誤しながら探すことになります。
どうしてもずらしで対応出来ない場合は、再生スピードを調整しています。
このずらしは、とても微妙且つ影響が大きく、1/30秒ずらしても、大きく印象が変わる事があります。
再生スピードの変更はタイミングの問題をすべて解決しますが、画に微妙なブレを与えてしまう諸刃の剣でもあり、なるべく使いたくないところです。
粗々の編集が終わった後には、この作業が続きます。
今回のビデオでも、すでに終わったパートを毎日何度も見て、常に全てのシーンの見直しを行っています。
昨夜も、一ヶ月ほど前にほぼ完成していた”シリアス編”を少し手直ししました。50回見て気づかなくても、100回見ていると見えてくるものがあるのです。100回も見て飽きないか?と言われるかもしれませんが、自分で作ったのに100回見たくらいで飽きてくるようなビデオなら、旦那は見ず知らずの人にお見せしたりはしません。
効率は悪いのですが、これが旦那流のビデオの完成度を上げていく方法です。
きっと、このままビデオを皆さんにお見せすると、ビデオが後半になってくるに従って、なんらかの”荒さ”を感じられると思います。それは旦那が見直して手直ししている回数と完成度が比例しているからです。今までの作品すべてに同じ傾向が見られます。
ビデオ作品は、できれば一ヶ月程は寝かせてやりたいところです。まるでワインみたいですね(^_^;)。

APPLE Final Cut Proというソフトは、これらの作業がとてもやりやすく出来ています。
旦那が、いろいろ文句を言いながらもMac環境から離れられないのは、MacとFCPの組み合わせの便利さを知ってしまったからです。

旦那が悩まされ続けていたコンピュータの不具合の原因が、徐々にはっきりしてきました。
まず、G5+FCP4の組み合わせにしてから、作業中に突然FCPが落ちていた原因はこれ・・

>APPLE TECINFO LIBRARY 03/10/31
>トピック
>QuickTime 6.3 がインストールされている Power Mac G5 コンピュータ上で、Final Cut Pro 4 で長いクリップを使って作業すると、Final Cut Pro 4 が予期せず終了する場合があります。
>現象
>Final Cut Pro 4 で、長いクリップをタイムラインにドラッグしたり、長いシーケンスをレンダリングすると、Final Cut Pro 4 が予期せず終了します。
>解決方法
>QuickTime 6.4 以降をインストールします。

なにより安定性が重視されるビデオ編集ソフトで、これは酷い!しかも、この予期せぬ終了というのが、数時間何の問題もなく使用していて突然起こるものだから、怖くて頻繁なセーブをするようになってしまい、作業性がガクンと落ちてしまっていました。何度システムとアプリを再インストールしても治らなかった訳だ・・
OSをOS10.3へバージョンアップさせたことにより、Quick Time 6.4環境になって、しばらくは安定した環境になっていたのですが、G5と一緒に買ったACB-35FUL/KIT HDにバックアップを取って作業をしているうちに突然終了しまくるようになった現象の原因は、これ・・・

>2003.11.4
>弊社製品をご愛用頂き、誠にありがとうございます。
>2003/10/25に発売されたMacOS10.3におきまして、Firewire(IEEE1394)タイプのHDDを接続すると、データの消失等の障害が発生する現象が確認されました。
>該当機種
>・ACB-35FUL/KIT
>弊社でお預かりして修正作業を行いますので、ご希望の際は弊社サポートまでご連絡ください。

この記事を見たときにはビンゴ!と思いましたね。さすがにこのHD怪しくないか?と思って、ACB-35FUL/KITをG5から取り外したのは、このアナウンスの一日前の事でした・・
本当に幸いだったのは、システム関係のデータは壊れたけど、ムービーデータのバックアップが無事だった事。バックアップシステムが原因でデータが壊れるなんて悪い冗談です。もし、ムービーデータが壊れていたら、G5とメーカーに重力子放射線射出装置をぶっ放していたところでしたよ。

このように二つの障害が連続して起き、さらにFCP4のバグが組み合わさったため、原因をさぐることが難しく、今回みたいにトラブルが長引いてしまいました。さすがに長年マックユーザーをしていて、大抵のトラブルには対処できていた旦那にもお手上げでした。貴重な時間と精神力をかなり浪費してしまった。完璧に人柱としての義務は果たしたと思います(^_^;)。
後に続く人達の幸運を祈ります。

2003年11月4日(火)

例のテロップ(Title 3D)のフォントが化けるバグは、いろいろ試した結果根本的な解決法は無いと判断し、おかしくなったら、おかしくなくなるまで同じ作業を繰り返すことによって、なんとか凌いでいます(これを凌ぐというのか?)。御陰様で作業時間が3倍くらい余計にかかっていますが、どうしようもありません・・・あはは。
そんな訳で、BC日記へのテロップ入れは、まだ半分くらいまでしか終わっていません。
昨夜は、あやうくAPPLE POWER MAC G5にガソリンをかけて火を放ちそうになりましたが、なんとか踏みとどまりました。
これからの季節、暖房器具としても使えそうだし(^_^;)。

考えてみると、出たばかりのマシン、出たばかりのOS、出たばかりのアプリケーション・・と、これだけ”出たばかり”が重なるとおかしくならない方がおかしいのかもしれません。
調子の良いときには、もの凄く快適なんですがね・・・なんだか、バイクで言うとちょっと前のDUCATI乗りの苦悩が分かったような・・(失礼)
さらに、今回の編集では、カットの素材数が1362カット(主にBC日記を作るために増えてしまった)、データ量は81.82GBになってしまいました。ちなみに、昨年の三段山2002では、カット素材数が667で、30.40GB。
このデータの大きさが不調の原因かもしれません。なにしろプログラムが立ち上がるまでに4分もかかっていますからね。尋常じゃない。
三段山2003は、人にも機械にも優しくない!(^_^;)

2003年11月3日(月)
おいらはテロッパー
どもー、明日は雪の予報ですが、でかいパソコンをフル稼働させている旦那の部屋は27度まで
室温が上がっています。今エアコンを入れました(^_^;)。
コンピュータの怪しげな現象は、HDを初期化して、ビデオ編集ソフトしかインストールせず、外部接続機器をすべて外し、さらに増設した内蔵HDを取り外して使用することにより、突然終了する現象は今のところ起きていません(^_^;)。今回は何度HDの初期化〜再インストールをしたことだろうか。
なんとか無事BC日記を短くできました。
今はずっとテロップを入れています。
最初の構想だと、BC日記には毎日いろんなテロップを入れまくる予定でしたが、うるさくなるし時間がなんぼあっても足りないので、一月単位で短いコメント入れることにとどめました。
それでも、なかなか終わりません。というか、先ほどからゴシック体で入れたテロップがレンダリングすると勝手に明朝体になってしまうバグに悩まされています。「フォントの書体が勝手に変わる〜!」
あ、直った。あ!また勝手に変更された!こんな感じです。変だなあ。困った・・こんなにコンピュータの不調に悩まされたビデオ編集は初めてです。ふふふ、マック君。いい加減にしないと、いくら温厚な旦那でも・・・切れるよ。
とにかく、このバグをなんとかしないと、エンディングが完成しません。うーん。

2003年11月2日(日)
こんばんわ。
幸い三連休なので、一日中集中して作業が出来てありがたいです。しかし、今日の晴天にはまいったなあ・・
ビデオの方ですが、エンディング以外・テロップ以外は、ほぼ完成し、今はBC日記のブラッシュアップを行っています。これが厳しい・・
嫁と先日、BC日記の長さについて議論しましたが、さらにモニターの方に(^_^;)見てもらったりして意見を聞き、結局2/3の長さにまで短くすることにしました。
旦那なりに何度も見直して、これ以上削れない。それでも削るのなら俺の魂を削れ!というくらいまで削ったのですが、全然2/3になんて縮まりません(^_^;)。
そこで、嫁と共に何百もあるカット一つ一つに対して、削るか、残すか、残すのならさらに短くできないかを一フレーム単位で検討しています。一カットごとに嫁と激論になるので(半分喧嘩)、疲れ果てます。
これが何時間かかっても終わりません。っつーか、もうすでに8時間くらいぶっ通しでやっています。気力が尽きる度に休憩を入れて、コーヒーを飲み、お互いの気力を復活させながら作業を続けています。

さらに恐ろしいことに、こんな過酷な作業をしているうちにコンピュータもおかしくなってきました。幻のカットが出現して、いくら消しても残ったり、選択していないところが選択されて固定されたり・・・
それがどんどん酷くなって、正常に動かなくなります。こんな事は初めてです。
仕方なく、挙動が酷くなるたびに一旦コンピュータの電源をきり、あらゆる設定をリセットしてから立ち上げ直して作業を続行しています。人にもコンピュータにも限界を強いる作業のようです。大丈夫かな・・

2003年11月1日(土)
先行試写会の日程を半ば強行してしまったために、現在120パーセントの勢いで編集していま・・した(^_^;)。頼みの綱のG5が不調で、”予期せぬ終了”しまくり!この期に及んで!!
もう、あと考えられる原因が増設HDくらいしか思いつかないので、(無理矢理)最初から内蔵されていたHD一本で行くことにし、現在HDのバックアップ&初期化中。
じ、時間が・・!

さて、先ほど我が家に越乃寒梅が二本も届けられましたよ!
そして、こんなメールが!
>ファンとして、ちょっとお礼がしたい&2003年製作陣中見舞いとして、
>2000年のビデオに登場していた「越の寒梅」を飲んで頂こうと先日送りました。
>新潟は地元ですので。(^o^)
・・・クゥーッ。泣けるじゃないですか。っていうか、本当に泣けてきた。
他にも、今までには沢山の激励のメール、手作りケーキなど、いろいろ頂いてきました。
旦那も一応仕事として、また趣味としていろんな物を作ってきましたが、こんなに人様に期待され、感謝されたことはありません。本当に、テレマークのビデオを作ってきて良かった。そして、皆に喜んでもらえる良いものを作ろう!と心に堅く誓いました。
本当にありがとうございます。この度頂いた「越乃寒梅」は、8日の上映会へ持っていって、滑ってくれた皆さんと共においしく頂きます。

2003年10月31日(金)
こんにちわ。快調にビデオ制作が進んでいます。
「三段山2003」の最終的な構成は以下のようになりました。
BC日記が1パート追加されています。
各パートが4分として、合計32分!
三段山ビデオとしては最長記録です。以前にBBSでビデオは短い方が良い!と主張していた旦那だけに、BC日記が3パートもあることについては、家庭内議論が起きました。
嫁:「いくらなんでも長すぎる」
旦那:「毎週のようにBCに入っている、その時間的な感覚を伝えたかった」
「意図は分かるけど、多分見ている方はだれる」
「細かいカット割りにして、見飽きないように工夫する。それに今回から全面的にDVDにするのだから、見ている人が飽きたら、そのパートはスキップしてもらえば良い」
「うーん・・・そりゃあ、逃げだよ」
「ある意味アマチュアビデオならではの実験とも言えるし、見る人への積極的な問いかけとも言える。評判が悪かったら、やめるさ。」
「単に、わがままを言いたいだけじゃないの?」
「・・・そうかもね」
そんなわけで、観る方は被験者になってもらってすみません。つまらなかったら、遠慮無くスキップしてください。

「三段山2003」パート構成:
sandanyama summer
(MTB session,BOULDERING session,GRASS SKI session,KAYAK session)

BC diary 1

special edition
serious

BC diary 2

special edition
easy

BC diary 3

special edition
eccentric

ending

2003年10月30日(木)
ちょっと、日記の間隔が空いてしまいましたね。
何故かというと・・秀岳荘セールと重なったという事情もありましたが、ずばりicon3の後遺症です(^_^;)。
かなり生意気で身の程知らずな事ですが、icon3の圧倒的な完成度の高さを目の当たりにして、自分のビデオが作れなくなっちゃたんですよ。
旦那が背伸びしてカッコイイビデオを作ろうとすると、レベル的に出来上がったものがプチicon3になってしまう。それでいいのだろうか。
以前から悩んでいたアマチュアリズムとは?とも関連して、完全に煮詰まってしまったのです。
買い物に逃避しながらもずっと考えていたのですが、今日、やっと打開策を見つけた気がします。
僕らには失うものは無いのだから、もっと冒険しよう!
カッコ良さと格好悪さを入り混じらせて盛り上げてみよう!ゾクッとするほど凄い滑りを見せたすぐ後に、思いっきり転んでお互い腹を抱えて笑い合える、最高にイカして楽しい仲間達を描こう。
そんなコンセプトで最後のスペシャルの道が開けてきました。もう少しでこの深い穴から脱出できそうです。
これが完成すれば、あとはBC日記後編とエンディングだー。

エンドクレジットの第4次校正です。一部、ニックネームが追加されました。ニックネームを名前の後にカッコ書きで入れて欲しいという希望のある方は「例:M.Sasaki(Richard)」、希望するニックネームのメールをください。ギリギリまで対応いたします。
Riders:
A.Matsuda A.Nishiuchi A.Yoshiyama Ai.Tanaka
C.Saitou C.Yoshida
H.Etori-x  H.Gotou H.kamii H.Monda H.Onishi H.Sakamoto H.Sato H.Takano H.Takeuchi(MTB) H.Tanaka Happy(dog)
K.Hamabe K.Horii K.Iiyama K.Ikehara K.Ito K.Izumi K.Narushima K.Okazaki(MTB) K.Sumiyoshi K.Takahashi K.Togashi K.Yamada
M.Hiradate M.Izumitani M.Kikuchi M.Kodama M.Nagakura M.Narimatsu M.Sasaki(masa) M.Sasaki(Richard) M.Sato M.Simaguchi M.Uyama M.Yamauchi M.Yasuda Mama Tanaka Mix Tanaka(dog)
N.Abe N.Adachi N.Ito N.Watanabe
Papa Tanaka
R.Okada
S.Ikeda S.Kaga S.Komiya S.Mariya S.Monda S.Nishihara S.Nozaki S.Saitou S.Ueda 
T.Arai T.Ito T.Kondou T.Maruyama T.Meguro T.Miura T.Nakagawa T.Nozaki T.Watanabe T.Yasuda
Y.Kakuta Y.Masaomi Y.Murakami Y.Nogami Y.Okamoto Y.Onishi Y.Suzuki(captain) Y.Suzuki(su-) Y.Yamamoto(Patch-man) Yu.Tanaka

Organizations:
HYML
NAB
Qali〜クウェリ〜
えぞサイクル製作所
えぞ山岳会
帯広勤労者山岳会
ガイドの山小屋
釧路勤労者山岳会
クランカー
山 水
三段山クラブ
茶臼組
北海道山岳挑戦会
漁師テレマーカー

Movie Photographers:
H.Onishi
K.Okazaki
S.Ueda
Y.Onishi

Special Thanks:
H.Mori
K.Okazaki
K.Shimada
K.Suzuki
MISSILEMANS
R.Maruyama
S.Horikawa
S.Mariya
S.Simoyama
sacwa
T.Fukuoka
T.Okuma
W.Shimada
Y.Yamamoto
Alcande

Coffee Cup
C'S DESIGN WORKS
千葉荘
白銀荘
凌雲閣
八尾テレマーク研究会
旅人宿の旅物語

2003年10月25日(土)
今日は、G5に発売になったばかりのMacOSX 10.3通称Pantherをインストールしました。そしてバリバリFCP4で使っています。普通、DTVユーザーはバグのレポートが出そろうまで新OSなんて使わないものですが、OSX10.2とFCP4の組み合わせがあまりにも不安定だったため、止む終えず決断しました。結果は大正解。とても快調です。よかった・・・(後日訂正、
突然異常終了する現象が出ており、不調です)

さて、昨年の作品「三段山2002」では、過激且つハイレベルな滑りのNABのパートが一番面白い!という感想を寄せてくれた方がたくさんいました。
そんな方々には残念なニュースですが、NABでも独自にビデオを制作することになったため(今のところ一般配布はしない考えだそうです)、今年の「三段山2003」にはNABのパートはありません。
当方のビデオではBCでたまたまNABの方々と一緒になったときにお互い撮影しあった映像を少しだけ使用しています。そのため、一応クレジットにはNABの名前と登場したスキーヤーの名前が入っています。
NABのパートを期待している人が多そうなので、一応お知らせしておきますね。私も彼らの滑りを編集するのはとても楽しかったので残念に思っている一人です(^_^)。
NABのファンの方は、ぜひとも市販ビデオに登場している彼らの滑りを見て下さい。今後ますます彼らはプロのフィールドで活躍していくことになると思います。応援しましょう!
例えば、下記の通りicon 3では石橋さんがビシバシ滑っています。

2003年10月24日(金)
昨日、icon3の試写会へ行ってきた。
開場前、札幌時計台前には見るからに怪しい人達が集まり始め・・(^_^;)
そこかしこで久々の再会を喜ぶ声が聞こえてきた。
BC関係の人がオフシーズンの下界でこれだけ集まることは希だ。こういう機会は貴重だと思う。キャップ&ゴーグルで素顔がほとんど分からないまま山で出会っている人が多いので、下界の顔&スタイルとのギャップが面白い。
開場。150人キャパの会場は瞬く間に満員となり、立ち見の人も多かった。

旦那達は最前列近くに陣取って固唾をのんで上映を待ち受ける。
icon3の上映に先立って、グリーンランドトリップの模様を伝える作品が上映された。
映像的に新しい試みが多くて興味深かったが、エフェクトなのか機材の関係なのか、全体的に画質が悪くて長時間見ているのが辛かった。併走撮影シーンも凄いんだけど長すぎて酔った。全体的にもっと短かったら、あるいは画質が良ければ楽しめたと思う。
こちらはストリーミングされるということなので、実際に皆さんも見られると良いと思う。

その後、いよいよicon3が上映された。45分間があっという間に過ぎたが、ずっと圧倒されたままだったので、途中で息抜きが欲しいとも感じたほどだ。
素晴らしい・・そうとしか言いようがない。
正直言ってicon2までは、見ていて不満な点がいくつかあった。映像のチョイスが?だったり、同じようなアングルとシーンが続いて飽きる部分があったり、全体的な構成で後半がちょっと盛り下がったり・・
今回のicon3では、そのような不満を感じることはほとんどなかった。ほとんど隙が無いと言っていい。後半に、滑降後のシュートをカメラを急いで戻して写すシーンにパターン化を感じた事くらいだろうか。そういえば、今回はicon名物の”語り”も無かったな・・旦那は無い方が良いと思うけど、無くて寂しいという人も居た。

映像的には、ボーダーのパウダースプレーの美しさ、アルペンスキーヤーの大胆なフォーム、とんでもなく急で狭いシュートの滑降が印象に残る。エアのパートも凄かったんだけど、まあ、これはiconでこれほど見せてくれなくてもいいかな。
特に、吹き上がるパウダーの美しさの描写に舌を巻いたのだが、これが16mmフイルムにこだわった結果なのだろうか・・
メットにカメラを付けたボーダーの目線の映像があったのだけど、斜度の感覚とスピード感が失われていて意外とインパクトが無かった。難しいね。

三段山クラブとしては、当然テレマーカーに注目してしまうのだが、もちろんテレマークも素晴らしかった。
旦那は、石橋さんが多く出てきたパートが、滑り、編集、BGM共に最高だったと感じた。滅多にないことだけど、見ていて背中がゾクゾクする感じを受けた。滑り手のキャラクターのおかげか(^_^;)、ハッとするほどシリアスな滑りと、思わず爆笑しそうなコミカルな滑りのバランスが良くて、結果的に見ていてとても盛り上がる。そうかー、これが中国4000年のセクシー滑りか・・なるほど(SJ別冊参照)。

ロケーションとしては、はやりGreenlandのインパクトが強かった。海抜0mから自力でハイクして滑る。ヘリを使ったスキーには無い、滑りまでの過程の重みが感じられた。
北海道の、雪の良さも印象に残る。やっぱり十勝の雪は世界一だ(^_^)。

BGMについては、好みがあって意見の分かれるところもあるだろう。旦那はBGMと映像の組み合わせに違和感が残ったパートもあった。
今回、新しい試みとして、編集された映像に対して二代目・高橋竹山(津軽三味線奏者)が音楽を付けるというコラボレーションも行われた。この発想と実行力は凄い。その結果も圧巻だった。この辺はぜひとも皆さんが直に観て聴いて感じて欲しいところだ。
すぐにDVDを入手したかったのだが、残念ながら会場での販売は無かった。だから、このインプレッションもDVDを見倒してのものではない。あくまでも会場で一度見ただけのものだから、いい加減な部分もある。後でまた印象が変わるかもしれない。ぜひとも皆さんにも直に見てもらいたい。旦那もまた観たい。
こういうビデオを毎年作り続け、しかも毎年クオリティーをアップさせ、新しい試みにチャレンジしていくというのは、本当に大変なことだと思う(あの、アンパラでさえおかしくなっていったのに)。プレッシャーをはね除けてそれを成功させているエビスフイルムズの皆さん、ライダーに敬意を表します。
上映会の後で別の場所でパーティが開催されたが、旦那達は時間の関係で参加できなかった。残念。

身の程も知らずに言いたい放題の旦那だが、もちろん少なからず打ちのめされて帰ってきた。やばいなーなんだか自分のビデオを作れなくなっちゃいそう。あ、そう言えば今日は旦那の誕生日。この作品は旦那にとって最高の誕生日プレゼントだったなあ。

ちなみに、2003.12.04に、石狩市で
高橋 竹山とicon3の映像がジョイントされたコンサートが開催される。
お問い合わせは、エビスフイルムズまで
TEL090-2539-3883

http://www.skinet.co.jp/news/030919icon3.html
こちらには、今後のicon3上映会の予定が掲載されている。皆さんもぜひ、この感動を共有しましょう。

2003年10月23日(木)
エンドクレジットの二次校正です。何かお気づきの点がありましたら、なんでも旦那へメールを下さい。
削除しました。

追伸:広島からいらっしゃった、Y山さん、フルネームをお尋ねしたメールのお返事お待ちしております。
2003年3月1日(土)に富良野岳、翌日に三峰山沢で一緒になったアルペンスキーヤーの"しまぐち"さんと、"まるやま"さんへ、こちらを見ていたら、フルネームを教えて下さい。

2003年10月22日(水)
併走撮影
今シーズンの前半には、骨折事故があったりしてあまり併走撮影が出来ませんでしたが、シーズン後半にはずいぶんとチャレンジさせてもらいました。
あまり急でない斜面を選んで、その日に調子の良さそうな人に声をかけて「せーの!」で出発して撮影するんだけど、最近は皆さんの滑降スピードが上がってきていて付いていくのに一苦労。
「コラ!もっとスピードを落とせ〜!」と叫んでも、誰も俺の言うことなんか聞きやしねえ(^_^;)
当然、最後にはカメラ手持ち滑りの限界スピードになってブッチぎられるのですが、その寸前の映像って緊張感があって良い味を出しています。
前作では樹林帯での併走撮影にチャレンジしたりしたけど、その時は木に激突しそうになったので今回は遠慮しました。あれはマジ恐ろしいです。
併走撮影時には構図を確認するために、なるべくファインダーを覗きながら撮影しているけど、それはやっぱり怖いのでカメラの上に対空機関銃に付いているようなでっかい照準機を取り付けたいなぁ・・などとぼんやり妄想したりしています。
併走撮影や、ライダーの視点映像をヘッドマウントカメラで撮影している人も居ますが、あれは構図を決めるのが難しいし・・(そんな小型カメラを買う金も無いし。あ、NABの上田さんはメットに直接手持ちカメラを取り付けたりしていたけど(^_^))
以前見た、ボレーのプロモーションビデオや、マイルドセブンのCMの併走撮影は凄かった。たぶん樹林帯にスキーヤーの滑降コースに平行させてレールかワイヤーを敷設して撮影していると思うんだけど、完璧な併走撮影だった。

そんな訳で、撮影される側でも、ずっと減速気味のターンを強いられて「疲れる」と大不評。撮影する側も大変な併走撮影ですが、スペシャル後編では、そんな併走撮影の映像を沢山使わせてもらっています。多用すると酔ってしまうのでアレですが、スパイスのようにちょっとずつ使うと、とても良いアクセントになります。
今回は、なんとMix(田中家の愛犬)の併走撮影シーンまで入っています(^_^)。ご期待下さい。


2003年10月21日(火)
先ほど、スペシャル後半が完成しました。
自分でも信じられない早さです。乗ってくると、こういうことがあるのです。
あまりにも調子が良いので、このままパートを増やしてスペシャル後半をもう一つ作ることにしました。今はそちらに取りかかっています。
全体の構成が変になってしまいますが、今は勢いを優先することにします。
あまり寝ていませんが、こうなるとあまり眠くなりません。これだからビデオ編集は止められない・・魔性の魅力を持っています。

2003年10月20日(月)深夜・・というか、すでに21日
うぉぉー
何か吹っ切れたように編集作業が進む!快調だ。このまま後半スペシャルが完成しそうだ。悪のりしてもう一パート増やしてしまおうか。
極希に、こんな風に憑き物が憑いたように作業が進むことがある。自分の作品を作りながら陶酔し、その勢いで作業を進める。至福の一時だ。こんな時には、後先を考えずに徹夜してでも作業を進めるに限る。
明日は早朝から出張?知ったことか!イケイケどんどん。

2003年10月19日(日)深夜
後半スペシャルの粗々の構成が出来てきたので、早速嫁と鑑賞会。
「どうだ!」と自信満々の旦那。ここ一週間ばかり苦悩した末の傑作だ。
「・・・」黙っている嫁。感想を聞いても、なかなか言おうとしない。
しつこく尋ねると、投げやりに「いいんじゃない?」などと言うが、よーく観察すると鼻の穴が少し閉じたり開いたりしている。これはウソを言っている証拠だ。
「ウソだ!」
「本当の事言ったら、怒るから言わない。落ち込むかもしれないし」
・・・そんなこと事を言われて納得し、ニコニコと気持ち良く作業を続けられる人間がこの世にいるだろうか。
「あはは・・そうかー。優しいなあ、ゆきこは・・いいからホントの事を言え!!
とっちめると、結論から言って「ダメ。いらない。飽きる・・etc」との事。
自棄になりそうな自分の心を必死に落ち着ける。ここで取り乱してはいけない・・そしたら負けだ。
高校時代の事を思い出す。
美術部で半年かけて仕上げていた油絵。そこへ顧問の先生がやってきて、ホワイトでベッタリと画を塗りつぶしていった時の事。あれは、このような時の為の試練だったのだ。
先生ありがとう。御陰様で旦那はこの程度では挫けなくなりました。
ダメな理由を聞き出して、旦那としても納得できる部分もあるので、やはり作り直す事にする。
幸い、代替案で旦那と嫁の双方が納得できそうな方向性が見えた。ここで、方向性が見えてこなかったら、三段山日記はしばらくお休みになって、修行モードになっていただろう。綱渡りの毎日。

2003年10月18日(土)
今日は、ゆきこさんは青巌峡へクライミング。旦那はビデオ編集・・

さて、旦那はEPSON PM-920Cというプリンターを使っています。
画質には文句ありません。スピードも良しとします。DVDのラベル印刷の手間も・・うーん、なんとか我慢しましょう。
問題は、すぐにインクノズルが詰まること。
以前からノズルの目詰まりが気になっていましたが、最近では毎日使っていても毎回ノズル・クリーニングが必要です。
これじゃあ、インクを印刷で消耗しているのか、クリーニングで消耗しているのか分からない。
試し刷りの用紙の枚数も馬鹿になりません。うっかりクリーニングを忘れてDVDをダメにしたことも何度もあります。
いい加減嫌になってきたので、DVDのラベルプリントができるプリンターで、ノズルの詰まらない奴を物色しています。
といっても、他にはCANONのプリンターしか無いのですが・・(^_^;)PIXUS 860iか、560iといったところかな。
CANONのCDラベルプリントって、ちょっと色が薄くて気に入らなかったのですが、こうなったら画質よりもインクの目詰まりが無いことを優先します。
CANONのプリンターを使っている方、インクは詰まりませんか?
EPSONでも最近の機種はインクは詰まらないのでしょうか?
こういう事って、お店で聞いてもなかなか分からないんですよね・・

2003年10月17日(金)
今の編集状況ですが、BC日記後半以外の全てのパートに手を付けて、同時進行させている状態です。進行状況はこんな感じ。
オープニング-完成
三段山夏編-9割
BC日記前半-9割
スペシャル編(シリアス)-9割
BC日記後半-一割
スペシャル編(ラテン)-3割
エンディング-2割

主な作業はスペシャル編(ラテン)の編集ですが、それを少しずつ作っては、すでにほぼ完成したパートを繰り返し見直して手直ししています。
この方法は効率が悪くて、なかなか作業は進みませんが、気分的には楽しんで作業することができています。仕事じゃ許されないやり方だろうなあ。
9割というパートが多いのは、テロップなどのエフェクト作業を後回しにしているからです。これにどれくらい時間がかかるかは、やってみないと分かりません。Live Typeの習熟度とソフトの使い勝手次第ですね。

ビデオ編集が終わった後には、
1.CompressorによるMpeg2変換(このソフトは使ったことが無いので、チュートリアルから始めなければ!)
2.APeakによる、音声のデジタルサラウンド変換(これは前回やったのを思い出すだけ)
3.Photo Shopによる、DVDメニュー画面デザイン
4.DVD Studio Pro2によるDVDオーサリング(大幅にバージョンアップされて別物のソフトになってしまったので、やはりチュートリアルから始めなければならない・・)
5.Photo Shop 7+CANVAS 8+ラベルマイティによるDVDラベルデザイン
6.同じく、VHSテープ用ラベルデザイン
という作業があります。このあたりは創造的な作業よりも、ソフトの操作法の習得にかかる時間の方が大きいです。今のDTV環境というのは日進月歩で変わっていく世界なので、それに追いついていくだけでも大変です。うーん面倒くさい。
ちなみに、今回ビデオ編集に絡んだ作業に使用するソフトウエアは、
Final Cut Pro 4(ビデオ編集ソフト)
Live Type(テロップエフェクトソフト)
Compressor(Mpeg変換シーケンスソフト)
APeak(音声のデジタルサラウンド変換ソフト)
DVD Studio Pro 2(DVDオーサリングソフト)
Photo Shop 7(フォトレタッチソフト)
CANVAS 8(ドロー系お絵かきソフト)
ラベルマイティ(ラベルレイアウトソフト)
MS Excel(表計算ソフトだけど、クレジット管理用 これ意外と重要です。実名とイニシャル、ニックネームを関連づけたり、アルファベット順にソートしたり・・Excelが無いと大変だった)
Jedit4(テロップ入力)
iTunes(BGM管理)
こんなところかな・・

2003年10月13日(月)
この三日間の休日は最悪だった。
すでに出来た分を作り直したのは良いが、その先がさっぱり進まない。いや、進んでいるのだが、作っていて全然おもしろくない。時間をかけた分だけ出来上がるのだが、どうにも印象が「普通」「ありきたり」なのだ。
あっても無くても良い感じ。見終わった後になにも残らない、まるで暇つぶしの映像・・
このことは、後半のスペシャル部分の一部が出来てみてはっきりした。やっぱり根本的におかしい。くよくよ考えた挙げ句に、このパート用に長い間かけて選曲し構想を練った過程をすべてリセットする決意をした。
さすがに落ち込んだが、昨日ニッシーのMTBツアーに参加して気分転換し、なんとか前向きな気持ちになれた。ニッシーには大感謝。
今日、やっと糸口が見えてきた。その細い糸口を逃がさないように、午後から新しく選曲したBGMを聴きながら走り込んだ。新しいイメージと曲がシンクロしてきた。

さて、下の図は何だと思いますか?
これはスキーヤーをビデオで捉える時の構図です。右がありがちな構図で、画面の真ん中にスキーヤーがいます。実は、旦那のビデオもほとんどこれになってしまっています。どうしても本能的にスキーヤーを中央に捉えてしまうんですね。これは×です。
望ましいのは左側、スキーヤーを画面の端に捉えて、その後のシュプールやスプレーを見せます。
プロのビデオはほとんどこうなっている筈です。旦那もシーズン後半にこの事に気づいて、懸命にこの構図を狙いましたが・・・難しいですね。



2003年10月11日(土)
やっぱり、ノレない理由はすでに完成している奴の出来が悪かったためらしい。
日をあけて、頭を冷やしてから見直してはっきりした。
作った作品の善し悪しは、このように少し時間をおいてから見直すとはっきりすることが多い。
後で見直して、作った直後と同じ手応えを感じることができたら、それはかなり上出来。大抵は「なんじゃこりゃ」となる。
画を描いた後で裏側から透かしてみて、デッサンの狂いに愕然とする気持ちに似ているかもしれない。
今回は「なんじゃこりゃ」だった。一度作ったものを作り直すのは勇気がいる。なにより面倒くさいではないか。
また時間をおいて見たらよく見えるのでは?などと思いこみたくもなるが、自分の気持ちを誤魔化してもしょうがない。なんとかやる気を奮い立たせて後半1/4を作り直した。かなり良くなったと・・思う。気分の良い今の内に(^_^;)残りの部分に手を付けておこう。

2003年10月10日(金)
ども!恒例のエンドクレジットチェックのお時間がやってまいりました。
三段山クラブとツアーでご一緒したことのある方は、以下のリストから貴方のお名前が漏れていないか、チェックしてみてください。もし漏れがありましたら、至急メールかBBSにて、ご連絡ください。また、イニシャルを出すのが嫌だという方も、ご連絡ください。
旦那にビデオをくれた方や、Specal Thanksの方、各種団体のリストは、また後日こちらに掲載します。
削除しました。
追伸:広島からいらっしゃった、Y山さん、フルネームをお尋ねしたメールのお返事お待ちしております。

2003年10月9日(木)
小スランプ。なんだかノレなくて、ふて寝。早朝に起きて編集しようと思ったら、寝坊。おかげで寝不足解消。頭すっきりですが・・この段階でのスランプはやばい。何故ならここまで作ってきた奴が面白くないと感じ始めている可能性があるから。
修正程度で解消できれば良いのだが・・不安。
10月1日に初期不良で代理店に返送したRAMですが、1日中に代替品を送ってもらう約束だったのに、全然届きません。仕方なく連絡を取ると・・「え?代替品を送る約束でした?そうですか。あーすみませーん、個人的に休みを取っていたりして遅れました。明日発送します」とのこと。うーん(^_^;)、とてもちゃんとした会社の対応とは思えない。おかげで、ずっとRAMが半分のまま作業しています。

2003年10月8日(水)
「BCビデオは、手ぶれとの闘いだ!」とは、他ならぬ旦那の持論だが、今回のビデオでも相当数の名場面が手ぶれで台無しになっていた。トホホ。
www.sandan.net/diary/group/dtv/011019/011019.html
こちらでは、以前えらそうな事を言っていたが、とっさの撮影では、やはり手持ちに頼るしかなくて、結局「手ぶれフェスティバル」状態となってしまう。
顔面にカメラを押しつけようが、息を止めようが、心臓が動いている限り、風が吹く限り、ぶれるものはぶれるのだ!(^_^;)
だが、今回は何シーンか、とっさの撮影にも関わらず、まったく手ぶれの無い映像を得ることができた。恐らく三段山2003を見てもらえたら、どのシーンかすぐに分かると思う。
それは、秘技ザック撮影法である!
以前から、現場にあるものを活用してカメラを固定することは実践していたが、たいていそう都合の良い場所に丁度良い高さのものなんて、あるわけが無い。
しかし、実は貴方は案外丁度良い三脚代わりになるものを背負っていたのである。それはザック。
昔から、旦那のザックはでかいでかいと囃し立てられたものだが、それが功を奏した。そのでかいザックを地面に立てて、その上にカメラを置いてみると・・高さといい、カメラの座り具合といい、絶妙にイイ!のである。

では、実際の使用シーンを再現してみよう。
「あ!反対側の尾根で、凄く格好良く滑りはじめた奴がいる!」あるいは、「おお!稜線の向こうに見える十勝岳の噴煙が風に煽れて、綺麗〜」
こういう画は旬のもの。あるいは瞬のもの。すぐに撮影しないと永遠にグッバイだ。でも、距離があるからズームを使ったりして・・そうすると例によって画はブレブレ!
そこで、秘技の登場!
1.まずビデオカメラの電源を入れる。
2.カメラが立ち上がる数秒間のタイムラグを利用して、その間にヒラリと背負っていたザックを雪面に降ろし、トップポケットの上にカメラを載せる。
3.ザックを包み込むような姿勢で上から体重をかけて、カメラとザックを固定し、その頃丁度撮影可能になったカメラで撮影開始。

そうすると、あーら不思議。オーバー25万円のVinten業務用高級三脚で撮影したかのような、まったくぶれない画が撮れる。しかも、セッティングに費やした時間は5〜6秒。
慣れると、ある程度パンもできないこともない・・かな。
撮影が終わると、さりげなくザックを背負い直して行動復帰・・まったくスムーズ。同行者が気が付かないかもしれない。
コツは、しっかり雪の上にザックを立てること。ザックのトップポケットに柔らかいものが入っていて、カメラのケツと馴染むこと。とにかくでかいザックを背負うこと。
一番惜しい事は、この秘技を身につけたのがシーズン半ば過ぎだったこと・・・


2003年10月7日(月)
昨年まではVHSテープとDVDの両方を作りましたが、VHSはダビングと送付に手間がかかりますし、もはや販売されていない貴重なDV-VHS Wデッキも酷使しすぎて調子が悪くなってきたので、原則的にVHSを止めてDVDに一本化したいと思います。
三段山2002の頒布実績を見ますと、VHSテープが54パーセント、DVDが46パーセントとなっています。
これを見ると、まだVHSテープの需要が高そうですが、すでに世代別(20〜30代)ではDVDプレーヤーの普及率が60〜70パーセント(2003年調査時)に達していますし、さらに普及率も年に10パーセント以上の伸びを示しているそうですので、そう無茶な提案でもないと思います。
旦那もやっとDVDプレーヤーを買いましたが(今まではPS2だった)、7千円台で十分な性能のものが買えます。

2003年10月6日(月)
毎回、本当に完成できるか自分でも分からないまま、ギリギリの状況で制作しております。今の時期は悩んで悩んで、夢の中にまでビデオが出てくる始末です。白髪も増えてます(^_^;)。11月完成は、あくまでも希望的目標ですので・・

2003年10月5日(日)
毎日ビデオ編集漬けの旦那です・・・天気が悪くて助かっています。
なんだか、FCP4の調子が悪いです。長時間作業をしていると突然落ちます。メモリが悪いのかと思って、増設分をメーカーへ送り返しましたが、純正のメモリだけの状態でも落ちました・・FCP4+G5固有の問題かもしれない・・
下界から見た山は、すっかり雪化粧しています。あぁ・・編集中のビデオでは、すでに10月26日には初滑りをしています。なんとかそれまでには目処を付けて、11月には完成できるようにしたいと考えています。
進捗状況は、丁度半分くらいかな?
オープニング-完成
三段山夏編-9割完成
バックカントリー日記前編-8割完成
前半スペシャル(シリアス編)-9割完成
バックカントリー日記後編-手つかず
後半スペシャル-手つかず
エンディング-手つかず
そろそろ、クレジットの名前確認作業に入ります。

2003年10月4日(土)
本日、茶臼組のアマチュアビデオ「Tele-ism 茶臼組 2003」が到着したので、早速拝見させてもらいました。
実にゆったりした時間の流れの中で、皆がテレマークを自然体で楽しんでいて、ネイチャースキーの原点を見る思いです。
テレマークの滑降技術も撮影・編集技術も毎年着実に向上しています。一作目の印象が強烈だったので、その後の進歩に驚かされます(^_^;)。
自然の描写にこだわりがあり、特に木々に対する愛情を感じました。
技術的には、ちょっとカメラのパンに迷いが感じれらたのが何回か気になったかな?あと、望遠の風景で手ぶれが目立ちますね。風景の撮影時には、三脚を使用するか何かにカメラを固定することをお勧めします。どうしても手ぶれのある画を使うときには、スローにすると目立たなくなります。
選曲・・良いですね。全部好きになりました。旦那も一度こんな曲に合わせて作ってみたいなあ。
吹雪の中の、やたらカッコイイ滑降シーンが印象的でした。あと、後半の細板での滑降シーンも良いですね。
ビデオのラベルもセンスが良いです。
完成おめでとうございます。
ささやかなお礼として、旦那のビデオが完成したら送付させて頂きます。

2003年10月3日(金)
特撮の世界に踏み込む。
実は、編集開始時から頭の痛い問題があった。
ナガさんがディープパウダーを滑る最高の一本のシーンがあるのだが、間違って我々のトラックを辿って入ってきた、どこかのスットコドッコイの山スキーヤーの一団が居て、彼の華麗な滑りの背後に映ってしまっていたのである・・
そのまま使ってみたが、うろうろしている人が二〜三人も背後に居ると、どうしても白けてしまう。
背後の人が写っていない部分だけを使うと、映像が短すぎる・・
これは・・もう映像から人を消すしかない!

そう決意してからが大変だった。旦那はムービーペイントソフト(動画を読み込んでペイントするソフト)を持っていないのである。
それらは買うと10万円以上する。プロじゃあるまいし、そうやすやすと買える代物ではない。
ネットを検索し、書籍を何冊か読んでみても、おぼろげな手段は載っていても具体的な手法が見あたらない。
映像に詳しい友人に相談すると、ムービーを一枚一枚連番のファイル名を付けた静止画で描き出して、それをフォトショップで修正する手段があるという・・それに挑戦してみた。以下は、アドバイスをいただいて試行錯誤した手法である。

1.まず、該当部分のDVデータをQuickTimePlayer(PROバージョンにしておくこと)で開く
2.修正するために必要な部分を、トリミングする。
3.ファイル->書き出し->ムービーからシーケンスを選択->オプションでフレームレートを29.97,フォーマットをPhotoShopにして書き出す。
書き出す際には、新しくフォルダーを作って、それを指定する(そうしないと大量のファイルが溢れる)。
4.書き出された膨大な連番静止画ファイルを、PhotoShopで一枚一枚修正する。
修正には、主にコピーブラシを用いた。
5.修正したファイルを上書き保存する。
6.QuickTimePlayerで、ファイル-イメージシーケンスを選択、連番ファイルの一番若い奴を選ぶと、次々と自動的に静止画を読み込んでムービーにしてくれる。
7.そのムービーを、ファイル->書き出し->ムービーからDVストリームで書き出す。
そのDVデータをFCP4へ取り込む・・・
それは成功した!見事に背後の人影は消えた!まさしく昔憧れたSFXの世界だ・・感動した。
あまりにも感動して、昔のことを思い出した。時間ばかりあって金がなかった大学生時代。頭の中に映像を浮かべては、それを表現する手段が無いことを悔しがっていた。あの頃にこんな機材とソフトがあれば、自分はどんな映像を作り出していたのだろう。
今やパーソナルでここまで出来るのだ!今回アドバイスをいただいた、「デジタルリソース」の松澤氏には、本当に感謝したい。

2003年10月2日(木)
数日前にDVD STUDIO Pro 2(オリジナルDVD作成ソフト)が到着した。
まだDVDを作る段階までいっていないので、しばらくインストールもしないでそのままにしていたが、久しぶりに三段山2002,2001DVDを欲しいという方がいらっしゃったので、やっとG5にインストール(旦那は今まで、頼まれたDVDはいちいち元データから DVD STUDIO Proを使って作成していたのだ)。
さて、G5で初めてDVDを焼こうかな?(今度は4倍速で焼けるのだよ!)と思ったら、三段山2001,2002の元データが無い。いくらHDの中を探しても無い!バックアップHDにも無い!
あれー?どうやら、機種変更のどさくさにまぎれて元データが消えてしまったようだ。
バックアップHDも、機種変更時に一時的に今のデータを避難させたためにデータが消えていた。
現在編集中のデータを二重三重にバックアップを取ったために、昔のデータを消してしまったとは!
これでは、DVD STUDIO Proの出る幕は無い。どうしよう・・・
そうだ!手元にある三段山DVDをコピーすればよいのだ。
今までDVDのコピーなんてしたことが無かったので、ネット上で必死に情報を収集した。
すると、プロテクトのかかっていないDVDなら(旦那の作るDVDは、プロテクトフリー、リージョンフリーである)、Roxio Toast Titanium 5でコピーが取れるらしいことが分かった。それだ!
急遽Toast Titaniumを入手し、手持ちの三段山2001,2002DVDの内容をHDへコピー。次にToastのDVD作成機能を使って、なんとか無事にDVDの複製に成功した。しかも4倍速!手間もかからず早い。
疲れた・・そんなこんなで終わってしまった一日だった。
一度作ったDVDのコピーって簡単だったんだね。これからはこうやってDVDを配布しよう・・

2003年10月1日(水)
シリアス編に苦闘している旦那です。
おおまかな映像の配置ができたので 映像と曲のシンクロ部分で嫁との共同作業に入っています。
一秒以下のタイミングの前後差をめぐって、延々トライ&エラーを行います。
その間、一方はモニターを凝視しながら映像を確認し、一方は目をつぶって曲に集中しながら拍子をとり、タイミングをキーボードに打ち込みます。高い集中力が要求される部分です。トランジョン(スーッと画面が暗くなる効果など)や、暗転部分、映像の配置に遡っても意見を戦わせます。
どうしてもしっくり来なくて、曲の同じ部分を何十回も聞き続ける事もしばしばです。
「そもそも、選曲も使う画も間違っているんじゃないの?」などと言われて、しばらくムッとした沈黙が続くときもあります。
しかし、そんな作業の最中に、ふっとお互いの意見がシンクロすることがあります。
(二人で同時に)「あ、分かった!この部分10フレーム(1/3秒)前にずらそう!」こんな時は、ついお互い顔を見合わせて笑ってしまいます。
「意外と、この曲とこの画の組み合わせ行けるかもしれないね・・」「やっと分かったか、俺様の構想が」「コーヒー飲む?」
同じ曲をもう百回くらいも聞き続けているでしょうか?気が付くと、とっくに日付が変わっていました。

2003年9月30日(火)
三段山夏編の粗編集版を嫁に見せて、見事に泣かせた旦那だが、その後完成度を上げた奴を嫁に見せるたところ、「前に見たときの感動が無くなった」とのこと。
手を入れすぎることによって、画に粗編集時の勢いが無くなってしまったらしい。
たしかに手を入れることによって綺麗で見やすくなったけど、一番失いたくないものが失われてしまったのだ。
しかし、わざわざ荒編集時の状態へ戻すわけにもいかない。ビデオって・・いや、人を感動させることって本当に難しいね。

2003年9月27日(土)
うぉーっ!うるさい〜
昨日は静かで早いなんて言っていたけど、こいつは、今まで羊の皮を被っていただけだった。
今日、ハードウエアテストをかけてみたら、フルパワーで駆動して、もう30分以上大爆音を発生させている。
これは・・ちょっとした掃除機か?床にも振動が伝わってくる。
FCPでいくらレンダリングをさせても、全然うるさくなかったのに、こいつが本気を出す処理ってなんなんだろう?
まあ、それは良いけど・・とにかく今はうるさーい!でも、頼もしい・・愛憎並存の複雑な気持ち。

えーと、ビデオはシリアス編で苦闘中。そもそもシリアスってなんだ?
カテゴリー分けを間違ったか?などと基本的な部分で悶えています。だいたい、俺らにはシリアスなんて言葉は似合わないんだよね。

2003年9月26日(金)
Apple Power Macintosh G5が届いた!6月下旬に注文して3ヶ月かかった・・感無量だ。
http://www.apple.co.jp/powermac/index.html
でかい!重たい!でも美しい。内部もシンプルで芸術品のよう。今まで旦那が使用してきたパソコンの中では、間違いなく最高に完成度の高いものだ。感動・・・している暇も惜しんで、セットアップ開始。
とりあえずRAMを2Gに、HDDを160GB+120GBに増設。
すぐに立ち上げて、FCP4とPhotoShop7だけをインストール。現在編集作業に使用中。
G5の恩恵は、FCP4でのRTが実用的になり、FireWire 800のおかげでデータのバックアップがそれまでの1時間から25分になったことなど・・静かで早い。
じっくりベンチマークを取るような時間はもったいないので、こんなところ。
しかし!ハード環境は完璧になったのに編集作業がスランプ!うーん!

2003年9月24日(水)
地方都市の悲哀
G5出荷案内が来た!もうすぐ手元に待望のApple Power Macintosh G5が到着する。うへへ・・というわけで、急遽増設HDDの調達に入った。
ビデオ編集には増設HDDが欠かせないのだが、G5にはシリアルATAという、ちょっと特殊な規格のHDDを使わねばならない。

ここ旭川にもDOS/Vのパーツを販売しているお店は結構あり、一番安い店でも通販のものよりは割高だが、今回のように急ぎの買い物があるときには、ありがたい存在・・の筈だった(^_^;)。

まず、我が家から一番近いA店へ、A店のHPでHDDを扱ってることと価格を確認してから行くと・・
店員「シリアルATAのHDD?そんなの在庫しているわけないでしょ?え?HPを見たって?価格を載せているだけだよ。ちゃんと電話して在庫の確認をしてから来てください」
とほほ・・なんのためのHPなのか・・
仕方なく、HPでは旭川で一番安い値を付けていた全国チェーンのP工房へ・・でも、かなり遠い。
やっと到着したP工房旭川店では、ちゃんと在庫していたけど、HPの値段より4千円以上も高い!なんで?
店員「え?HPと価格が違うって?そりゃあそうだよ。あれはP工房の全国版のHPの価格だから。価格には地方価格ってものがあるんですよ。ここじゃこの値段です」
なんじゃそりゃ!?どうやら札幌価格に往復のJR運賃を上乗せしたくらいを、旭川の地方価格というらしい(推測だけど)。なんだか腹が立った旦那は、そのまま引き返して札幌のDo-夢に電話してHDDを注文した。
夕方に電話したのに次の日には品物が届き、送料、代引き手数料を含めても旭川で買うより安く済んだ。最初からこうすれば良かった。
でも、なんだか虚しかった。

2003年9月22日(月)
三段山2003ビデオの構成案
どんな構成で見せるか、ずーっと考えてきていましたが、例年の時間軸別にパートを分ける構成から少し変えてみることにします。
1.三段山サマー
2.スキーツアーの様子(前半)
3.シリアスな滑り特集
4.スキーツアーの様子(後半)
5.ラテンな滑り特集
6.エンディング

構成を図にするとこんな感じ。
レイヤー2:三段山サマー->   シリアスな滑り->   ラテンな滑り->エンディング
レイヤー1:シーズンを通したスキーツアーの状況------------------------------------------------>
基本的には根底に時間軸で一貫した流れのスキーツアーの状況があって、その間に、滑り方別の特集が組まれる感じ。
狙いは、毎週のようにツアーに入っている三段山クラブの、時間の流れ方を感じて欲しいということなんだけど、どうかな・・
作ってみないと上手くいくかどうか分からないな・・
見ていて退屈だと感じるようなら、やり直し。夏の状況を頭に持ってくるのも賭け。なんのビデオか分からなくなっちゃうからね。まあ、いろいろ冒険させてもらいますよ(^_^)。

2003年9月18日(木)
やっと乗ってきました!今は余暇の時間を全てビデオ編集にあてています。というか、「時間のある限りビデオの編集をしていたい!」という衝動を抑えられません。

今のところ、三段山サマー編がラフに出来上がりつつあります。
内容は、MTB,ボルダリング,カヤックなど、テレマークスキーのオフシーズンに、皆が何をしているか、その様子をまとめたものです。
オフシーズンだからといって侮ってはいけません。
皆さん凄い(^_^;)。MTB,ボルダリング,カヤックそれぞれの分野で、アマチュアでも第一線級の人達が活躍してくれています。
これらの分野のスポーツに興味の無かった人でも楽しめると思います。

MTB編は、数年前からビデオにまとめたかったのですが、今までは走ることに手一杯でとても撮影する余裕がありませんでした。
今シーズンから、やっと旦那に技術的・体力的に余裕が出来て、カメラを構えながら走れるようになったものです。
ビデオを見ていると、本当に山スキーとMTBはテイスト似ていることが分かります。苦労して上がって、その位置エネルギーを爆発させるように一気に爽快に降りる。夏山登山などでは味わえない感覚です。
やっぱりそのぶん、リスキーですが・・(^_^;)
出演者は、スーさんをはじめ、三段山クラブでお馴染みのメンバー達です。そこへ、今年のダウンヒル大会のデビュー戦でブッチギリ優勝したスーパー高校生TAKEちゃんや、クランカーの皆さん、エトリさんとその仲間達が加わって、もの凄いことになっています。

ボルダリング編は、かっちゃんが出演してくれています。
彼もフリークライミングのコンクール優勝経験者。
静的な雰囲気なので、画になりづらいかな?と思ったのですが、杞憂でした。十勝岳ボルダリングの超難関”バツイチ”第二登の様子など手に汗握る緊迫感があります。

カヤック編は、これまたお馴染みのNABゆーださん、Y田さんが登場します。
これは・・川下りというよりも波乗り!?こんなカヤックの乗り方があるとは知りませんでした。カヤックのエキスパートの凄さを目の当たりにした気持ちです。
これもテレマークスキーと似た感覚があります。バランスを取りながら大きな波に乗っているシーンは、テレマークでロングターンを決めているシーンとダブって見えます。

で、肝心のビデオの方の出来映えですが・・
途中まで出来た奴を嫁に見せたら、感極まったらしく泣き出してしまいました(^_^)。
「不意打ちを食らった・・感動した!」との事で、物作りをしている者としては、これ以上嬉しいことはありません。ふふふ。
早く、本編のテレマーク編に取りかかりたいですね。
今は、カット編集だけに押さえておいて、処理の重たいテロップや特殊効果の部分はG5が到着するまで残しておいてあります。予定ではあと10日ほどで入荷する筈ですが・・

2003年9月16日(火)
昨日から、三段山サマー MTB・ボルダリング・カヤック編の編集作業を開始した。
以前も、ビデオ編集の手法の話をしたことがあるが(三段山2002の制作日記)、あれから、さらに手法が変化してきているので、紹介しよう。
手順はこんな感じ
BGMを徹底的に聞き込んで、粗々の構成が頭の中にできあがったら、
1.タイムライン上にBGMを配置する
2.BGMを聴きながら、ムービーレイヤーに素材を配置
こう書くと簡単そうだが、手順2に旦那なりの特徴がある。
素材を配置する際に、どの画を使うか迷ったら、どんどんムービーのレイヤーを作っていって、その上に画像を配置していくのだ。
そして、無限の組み合わせを試行錯誤しながら、徐々に使用候補をレイヤーの上の階層へ持っていく。
編集の最盛期には、5〜7くらいのレイヤーができあがって、まるで地層のようにムービー映像が積み重なることになる。そして、その一番上のレイヤーに配置されている画が使われることになるのだ。
それぞれのシーンで、最大7つの没になった映像素材が眠ることになる。編集が終わったら、下の方のレイヤーを映像ごと削除してお終い・・
皆さんがご覧になるビデオの全てのシーンには、その裏にもの凄い生存競争があり、背後は使われなかった映像が死屍累々なのだ(^_^;)。
こうでもしないと、とても60分×20本もの映像素材を数十分にまとめられないからね。
そして、もう一点の特徴は、まずBGMから始める制作方針。
この手のビデオは、作った画にBGMを合わせたものより、BGMに画を合わせたものの方が、映像が気持ちよく頭に入ってくる。誤解の無いようにして欲しいのは、決してBGMを優先して、BGMを聞かせる為のムービーにするという事じゃなくて、この手法の方が結果的に映像を良く見せることができるということ。
いかに、BGMの選択が大事か分かるでしょ?
「BGMなんて、なんでも良いじゃない」「映像に合わせて、適当にBGMをつける」なんていうのは、旦那には信じられない。
旦那は、こういうビデオの編集手法って、誰かに教えてもらったことが無いので、試行錯誤が何年も続いて楽しい。

2003年9月15日(月)
Live Typeについて、
http://www.apple.co.jp/finalcutpro/livetype.html

非常に高機能なタイトル作成ソフトなのだが、大きな問題点が!
こいつの使い方は、
1.FCP上でタイトルを入れたいムービー部分を、Live Type用に書き出す
2.Live Typeで、そのムービーを背景として取り込み、その上に重なるタイトルを作成
3.タイトル部分をFCP用に書き出す
4.そいつをFCPに取り込んで、合成。
という手順になる。
あぁ、面倒くさい。まあ、それは良いのだが、旦那にとってショックだったのが「Live Typeからは音が出ない」ということ。
つまり、Live Typeに音声付きのムービーを読み込ませて、音声のタイミングに合わせてタイトルを作り込むということができないのだ。
Live Typeでは、文字に様々なアニメーション効果を与えることができるので、旦那はそのアニメーションのタイミングをBGMとシンクロさせたかったのだが、それが出来ない。FCPで付けたマーカーはLive Typeに反映できるのだが、やはり細かなタイミングはBGMを聴きながら確かめなければならない。
止む終えず、FCPとLive Typeの間をデータを行ったり来たりさせてタイミングを試行錯誤することになってしまった。
そのたびに大変な時間をかけてレンダリングをやり直すので、いくら時間をかけてもちっとも作業が進まない(まだG5も届かねぇし・・)。
うーん!残念!これじゃ、旦那の用途では活用できんよ。
なんで、Live Typeで音声を出せるようにしないかなー変なの。
AEだとこんな制限は無いのかな?だったらAEの方が良いなあ。

そんなこんなで、昨日、丸一日がかりでオープニングタイトルが出来ました・・
さて、今日のMTBツアーの映像を取り込むか・・

2003年9月14日(日)
台風が過ぎて、天気が良くなってきた。
でも、編集作業は止められない・・
Live Type(高機能なテロッパー)の基本的な操作は、昨日までにマスターできた。確かに高機能だが、カスタマイズで納得のいかない点がある。
FCP->Libe Type->FCPという手間があるが、まあ、なんとか使えそうだ。

BGMに関しては、
候補曲が7割方固まったので、FCPへ取り込みを行う準備を開始する。
BGMがMP3データの場合は、そのままでは使えないので、一旦AIFFデータへ変換してやる必要がある。
変換方法は、Quick Time Playerのプロバージョン(重要)でMP3データを開き、ファイル->書き出しで”サウンドからAIFF”を選択し、オプションで「圧縮プログラムを無し」にし、レートを48KHz,サイズを16Bit,streoに設定する。
変換時間はさほどかからないが、結構面倒くさい。
これが終わると、FCP4でBGMデータを取り込んで作業が行えるようになる。
一応、候補曲を20曲くらいに絞っているので、それをすべてAIFFに変換した。この後、映像と合わせてみながら最終的な使用曲を選択する。
今日から候補曲については、iPodにデータを入れて、徹底的に聞き込みに励む。
ジョギングしながら聞くのが一番構想を練りやすいので、今日もこれから一走りしてこよう。

2003年9月13日(土)
台風ですね・・・朝から爽やかな雨が降っています。道内各地に暴風雨警報。山に入っている人は居ないですよね?
そんなわけで、「まったく、週末になると台風がやって来やがって・・」と、腐っていたのですが、考えてみるとこれはビデオ編集に最適の週末?よし!やるぞー!!
と、ビデオ編集にいそしんでおります。台風万歳!(自棄)

ビデオと言えば、最近スキー&スノボ関係のアマチュアビデオが2作品、旦那の手元に届きました。
yamaさんの 「MIISSILEMANS8」
http://www7.plala.or.jp/missilemans/
と、島田さんの「2002-2003 The Ski Movie」
http://homepage.mac.com/w_shimada/Personal.html
両作品とも、毎年精力的に作り続けられていて、その情熱には頭が下がります。旦那も好きだけど、あんたも好きねぇ・・って奴ですね(^_^;)。お二方には、お礼に旦那のビデオが完成したら差し上げます。

●「MIISSILEMANS8」は、なんと8作目。内容はスノーボードの”飛び””レール”が中心です。
BCも少し入ってます。
毎回撮影・編集技術を確実にアップさせてきて、今回のは本当に完成度が高い。AE(画像効果ソフト。ちなみに旦那も欲しいけど手が出ない)なんかも駆使していて、ほとんどプロです。登場しているライダーも、レベル、センス共に高くてため息が出ます。
個人的に残念なのがBCのシーンが少ないこと。

●「2002-2003 The Ski Movie」
こちらは、テレマークと 山スキーによるBCがメインのビデオで、旦那のビデオとほぼ同じ路線です。
滑っている山域も重複している部分があり、見ていてどっぷり感情移入してしまいました。
まだちょっとカメラワークがアレな部分がありますが(^_^;)よく自然を描写しているし、BGMの選曲なんかに島田さんの特色が出ています。これがiBookとiMovie2で出来ているなんて驚きです。音楽とのタイミング大変だったでしょ?
島田さんのビデオは一般配布されていないと思われますので、見たい方は旦那の家へ遊びに来て下さい(^_^)。

いやー盛り上がりますね。と同時に旦那には出遅れた焦りが・・(^_^;)

2003年9月12日(金)
ムービーをDVDに焼くソフトを発注した。
DVD STUDIO PRO 2 UPGRADE-JPN 1 \23,800
最初のバージョンを買ったときには、英語版しか無く、価格も10万円以上。使いこなしも難しくて泣かされたソフトだが、アップグレードしてまたお世話になることにした。今度はちゃんと日本語版が出るし、使い方もやさしくなったようなので、期待大。
しかし、支出ばかりかさむ割に、さっぱりビデオの見通しつかないなあ。早くG5来ないかなあ・・

2003年9月11日(木)
ビデオどうなってるんじゃい!というおしかりのお言葉を頂く今日この頃。
一応「三段山2003」用の全映像の取り込みが完了いたしました。「今頃?大分前にほぼ終わったと言っていたじゃん」と思われるでしょうが、スキー以外のMTBツアーやボルダリングの映像などを追加していったので、遅くなってしまいました。
カット数は1331。容量にして74GBで今までの最高記録です。取り込みだけでこんなになってしまって、収拾がつくのだろうか?とりあえず、バックアップ用のHDを買ってきてデータを移しています。
LiveTypeのチュートリアルをしている旦那でした。この辺のソフトの解説本が欲しいですね・・マニュアルもPDFなので見るのが面倒だし。
さあ、今週末は雨みたいだからやるぞー(^_^;)

2003年9月1日(月)
どうも、G5はさっぱり届かないけど(9月30日入荷予定に延期された)、FCP4は届きました。
さっそく使い始めていますが、こりゃーいいわ。
基本的に早い!高機能!特にRTの出来が良くて、サクサク編集が進みます。
Live Typeも面白いのだけど、FCPとの連携が面倒くさいな・・Sound Trackは、ゆきこさんが張り切って挑戦しましたが、「思い通りのものは出来ない〜」とのことで、今回は使用を見送りました。
FCP4を使った作品の第一弾は「ガイドの山小屋プロモーションビデオ」。別に頼まれた訳ではありませんが、今年の一月にツアーに混ぜて頂いたお礼として作りました。
一日カメラを回した分だけで作れるかどうか不安だったのですが、変化に富んだコースと快晴のおかげで良い画が沢山使えました。
スローテンポのBGMを使ったので一つのカット時間が長くなり、速度の変更(スロー)を多用しています。
今までは、レンダリングに時間がかかるので、あまり速度の変更は使用していなかったのですが、FCP4ではRTで速度の変更結果が確認できるので、大変楽に制作できました。
今回は約4分間のビデオで、制作日数は10日。取り込みも含めると12日くらいかな?最後は作り込みの為に職場を一日休んでしまいました(^_^;)。
こちらは、ガイドの山小屋さんに映像著作権がすべてありますので、旦那側は配布したりは致しません。ビデオを見たい方は、ぜひともガイドの山小屋さんのツアーに参加して、「見せて〜」と頼んでみてください。
そういえば、この作品はフルOSX環境での作品第一号でもあるな・・

2003年8月22日(金)
お久しぶりです。取り込みがほぼ終わり(まだやっていたんかい!)本格的な編集作業に入ります。
丁度、10日後に待望のPower Mac G5 デュアル 2.0GHzが入荷する予定なので、遅れ気味だけど機材更新とタイミング的には合いました。さあ、心機一転 新機材で行くぜ!と思ったら、先ほどこんなメールが来ました。あれ?なにか悪い夢を見ているような・・腹立つから全文引用してやる・・

>Date: Fri, 22 Aug 2003 21:23:14 +0900
>Subject: Apple Storeよりお知らせ
>From: Apple Store <store@apple.co.jp
>お客様各位
>この度はApple StoreにてPower Mac G5をご購入いただき誠にありがとうございます。
>さて、ご注文いただきましたPower Mac G5について出荷が遅れており、現在のところ
>下記の通り納品予定を変更させていただくことになりました。
> Power Mac G5 1.6GHzモデル     :9月上旬〜9月中旬
> Power Mac G5 1.8GHzモデル     :9月上旬〜9月中旬
> Power Mac G5 デュアル 2.0GHzモデル:9月下旬
>今回の遅れによりお客様には大変ご迷惑をおかけすることになり、大変申し訳ござい
>ません。現在、一日でも早くお客様に製品をお届けできるよう鋭意努力しております
>ので、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
>本ご注文のキャンセルもしくは変更をご希望の際には出荷案内前までにApple Store
>までご連絡ください。お客様よりご連絡が無い場合はご注文を継続させていただきま
>す。また、出荷の際には改めてご案内させていただきます。
>末筆にはなりますが、製品出荷の遅延について重ねてお詫び申し上げるともに、
>今後ともApple Storeをご愛顧いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
>--
>Apple Store
>store@apple.co.jp
>0120-APPLE-1(0120-27753-1)
>午前9時〜午後9時(土日祝日を除く)
>=========================

とほほほほほほほ・・・

2003年8月2日(土)
ども、まだビデオ画像取り込み中の旦那です。
G5,FCP4共に入荷が9月にずれ込みそうです。G5に至っては、この期に及んでまだCPUが生産されていないだの、大量の受注を受けて間に合わないだのと言った話が出てきて、出荷が9月後半との噂もあります。はぁー・・埒が明かないので、もうそちらはあてにしないで編集作業を始めたいと思います。apple・・恨みますよ(^_^;)。

さて、映像の方ですが、意外とMTB絡みでおもしろい映像が溜まってきました。昨年まではMTBに関してはカメラを持ち込まなかったのですが、今年は時間的にも精神的にも余裕ができたのでカメラを回せたし、ツーリングでご一緒した方からの映像の提供もあったりしています。
カヤックの映像も、U田さんの川遊びに同行した映像があるので、オフシーズンの活動ということでビデオに取り入れたいと思います。

2003年7月22日(火)
はぁー、疲れた!三連休はフルMTBでした。
え?ビデオはどうしたのかって?うーん、実はビデオ編集に使う予定だったソフトFinal Cut Pro 4の発売が伸びてしまって、予定が狂ってきています。
今回は、アップグレードのくせに\47,800という非人道的な価格設定への対応だけで手一杯だったのに、さらに発売が遅れるとはどういうことじゃい!って感じです。
当初は7月中発売予定だったのに、7月18日の注文受付開始で、発送は4-6週間後・・手元へ届くのは最悪8月末?という状況になってしまいました。トホホ・・
G5の到着とどちらが早いかな?とにかく、ここへ来て編集機材の到着待ちという状況です。あーあ、お金だけ無くなっていって、編集が進まないー。もうスッテンテンです。

Item # 製品番号 製品名           数量 単価(円)金額(円)
______ ____________ ______________________________ ____ ________
000010 M9039J/A FINAL CUT PRO 4 UPGRADE FROM F 1 47,800 47,800
______________________________________________________________



小計(円): 47,800 YEN
消費税(円): 2,390 YEN
合計金額(円): 50,190 YEN

2003年7月16日(水)
依然としてビデオの取り込みをしている旦那です。
今のペースは一本/3日って感じ。
さて、久しぶりに家電量販店を見てきて驚きました。プリンタブルタイプのDVD-Rのメディア価格の下がり方なんですが・・
国産メーカーのDVD-Rが、以前は一枚千円以上していたのに、今や一枚400円程度・・まだ高いですが、三段山2003が完成する時には、もっと下がっているかもしれません。
嬉しいですね。制作に失敗したときのダメージが少なくなるし。
DVD作製にかかっていた手間も、(G5が届けば)4倍速で制作できるようになるので、とても楽になります。
以前は1倍速で制作していたのでVHSビデオのTAPE TO TAPEダビングとなんら変わりなく、制作側としては画質以外のメリットがありませんでした。制作時間が1/4になるなんて、これは大きな進歩です。
DVDへのラベルプリントも楽になりました。私の所有しているEPSON PM-940Cでは、専用トレイをプリンターの裏側から慎重に位置決めをしてセットして、それでも印刷がずれて泣く泣く廃棄したりしていました。印刷にかかる時間も長かったし・・
それが今や、フロントから適当にセットすれば、光学センサーで位置決めをして、素早く印刷してくれます。おまけにプリンターの価格はおおよそ1/2・・・
これから、オリジナルDVDを作る人がうらやましいですよ。ホント

2003年7月10日(木)
G5購入ドキュメント
それは、忘れもしないWWDCの日、日本時間午前3時頃。
旦那は布団の中で狂喜乱舞していた。やっとマッキントッシュが革新的なパワーを持つ日が訪れたのだ!ジョブズ(禿)の「この革命にあなたも参加できるのです!」のセリフに頭がクラクラする。
幸い、旦那はお小遣いをほとんどコンピュータの更新のために溜めているので、資金的にはなんとかなる。嫁は常日頃からなにかにつけ「欲しいの?買えば?・・(間)・・お小遣いで!」と言い放っているので、ケチもつけられないだろう・・
寝不足と欲望と興奮が渦巻く中、気が付くと旦那はアップルストアの(BUYNOW)ボタンを押していた・・・だが、あれ?反応がない。そうなのだ、世界中のマック野郎が一斉に殺到しているので反応が鈍いのだ!こうなったら負けられない。「絶対にバイナウしてやる〜!」と、旦那はバイナウボタンを連打するマシーンと化した。一時間ほど連打していただろうか・・
やった!購入確認画面になったぞ!(涙)でも・・あれ?請求金額が110万円!?なんと連打のしすぎで、同じものを三台も購入することになっているではないか!いかん!!
今度は必至でキャンセルボタンを連打する旦那。さすがに110万円なんて払えっこない。というか、三台もいらな〜い。どれほど連打しただろう・・すると今度は、すべてキャンセルされてしまった!!!くそー初めからやり直しじゃ!再び・・・
いつの間にか出勤時間まで旦那は布団の中でボタンを連打していたのでした。
結果はこちらでございます。もう、すべてさらします・・ちょっと安いのは、エデュケーションで買ったからです。それにしても、やってしもた・・

>お客様からいただきましたご注文の手続きを進めております。以下の製品が出荷予定となっております。
Item # 製品番号 製品名 数量  単価(円)金額(円)
______ ____________ ______________________________ ____ ________ __________
000010 Z07K01WX2 PMG5/2-DP/1024/160/SD/J 1 371,735 371,735
この製品は以下のシステム構成となります:
Processor 065-4227 Dual 2GHz PowerPC G5
Memory 065-4357 1GB DDR400 (PC3200) - 2x512
Hard Drive 065-4376 160GB Serial ATA - 7200rpm
Optical Drive 065-4168 Super Drive (DVD-R/CD-RW)
Graphics Support 065-4449 ATI Radeon 9600 Pro
Fibre Chl PCI 065-4491 None
Modem 065-1245 None
BlueTooth 065-4142 None
AirMac Card 065-1899 None
Keyboard Language 065-4161 Apple Keyboard & Mouse
Mac OS Language J065-4160 Mac OS X-J
Country Kit J065-4159 Country Kit-J
________________________________________________________________________
Promotion savings 10,000- YEN
小計(円): 361,735 YEN
消費税(円): 18,087 YEN
合計金額(円): 379,822 YEN

補足:布団の中で・・と書いてあるので「なに?夢の中の話?」と勘違いされたので、説明します。旦那は家庭内無線LANを組んでいて、布団の中に居ながらにしてノートパソコンでインターネットを閲覧できるのです。とっても楽ちん。

2003年7月3日(木)
こんにちわ。
なんだか、ずいぶんと間が空いてしまったね。最近、仕事や飲み会やMTBが忙しくてビデオに手を付けられませんでした。
それと、7月に登場するビデオ編集ソフト「Final Cut Pro 4」と、先月末に発表された、8月に登場するPower Macintosh G5(日常ゆきこ参照)を組み合わせて本格的なビデオ編集に取り組みたいと思っているので、意識的に映像取り込みのペースの手綱を緩めてしまっています。
スムーズに作業を新しい環境へ移行させるために、手持ちのビデオ編集MacintoshiのOSをOS9.2からOSXへ変える作業も行っていました。
性分としては、一気に集中して作品を仕上げたいタチですので、こんなペースで本当に作品が完成するのか、自分でも少々不安になってきました。ちょっと気を引き締めて映像の取り込みをしていきたいと思います。

2003年6月23日(月)
土曜日に、札幌でテレマークスキーレースのビデオを長年作り続けているT橋夫妻が来てくれて、テレマークスキーの事や、ビデオのことなどで盛り上がり、楽しい一時を過ごすことができた。
その中で、ビデオ編集用ソフトは何を使うのがベストかという話になった。以前にも電話で似たような話をしたのだが、今回だいたい整理ができた。
旦那は、Apple Final Cut Pro 3(FCP3)という、業務にも使えるビデオ編集用ソフトを使っている。
今のところ、旦那の一番のお勧めソフトであり、DTVについて相談を受けたときには真っ先にお勧めしていたソフトだ。T橋氏にもお勧めしていたのだが、iMovieからDTVを始めたT橋氏は制作フローがはっきりしないFCPに違和感を感じるのだという。
元々Adobe PremiereというソフトからDTVの世界に入った旦那は、似たような操作感を持つFCPを違和感なく使っていた。
むしろ、旦那はiMovieを使ってみて、自由度の無さに閉口してしまった口だ。
二人で実際にソフトを使ってみながら、お互いのビデオを作る手法論などを話しているうちに、だいたいのビデオとソフトの関係が分かってきた。

旦那:イメージビデオにちかいものを作る
手順:映像素材を用意する-粗々の構成でまとめる-音楽を配置する-音楽に合わせて映像を配置する
この手法は時間軸があまり関係ないので、粗々の構成は出来るが、そのあとの配置組み合わせは無限。したがって試行錯誤の連続となる。
ワークフローが限定されないFCPがベスト。ただし、なんでもできすぎて大変取っつきにくい。

T橋氏:レースの記録ビデオを作る
手順:素材を用意し、ベストシーンを時間軸で並べる-曲をあてる。
時間軸の整合が取れていることが前提なので、組み合わせのパターンはあまり無い。試行錯誤よりも、事前に綿密に構成を練っておくことが鍵となる。
この方法だと、ワークフローが限定されているiMovieがベスト。定められた手順の範囲内では、大変取っつきやすい。

旦那も、T橋氏も、自分の作りたいビデオの傾向がはっきりしているので簡単に結論が出たが、ただ漠然と「ビデオを作りたい・・」ということになると、とたんに話が難しくなる。
間違っても、使用するソフトによって作品の傾向が決まるようなことにはならないようにしたい。あくまでも自分の作りたい作品によってビデオ編集ソフトを決定すべきだ。
ただし、iMovieで、大変な苦労をしながらイメージビデオを作っている人もいる。なにしろiMovieは無料だから、これは大きな強みになる。

2003年6月18日(水)
はーい、職場から家に帰ると、ずーっと取り込みやっています。今日はいつもより多く取り込んでおります。
現在までに8本取り込み完了。時期的には三月の初め頃まで来ました。茶臼組が来て、アフロが木に引っかかって、田中パパが「なんでだろう〜」って踊って・・ってあたりです。まだ半分以下・・
なんつーか、まったくクリエイティブな要素の無い作業なんですが、構想はずっと練っています。
一番考えがまとまるのは、自転車通勤の途中、BGM候補曲をiPodを聴きながら走っている時ですね。
以前は、毎日車に轢かれそうになっていたので考え事をする余裕が無かったのですが、今年から多少遠回りをして堤防を走っているので、そんな白昼夢状態で走ることが可能になりました。
ありがたいことです。

2003年6月16日(月)
推進力(情熱、気力)がないと、見てもらうための努力、工夫は絶対生まれない。
気合い、情熱を持って取り組めば、演出が見えてくる。
とにかく、気合い。
センスに頼って、さらっと作った・・なんていうものはろくなものにならない。
センス+気力。センスも必要だから、当然スランプもある。
テクニック、演出は気力についてくる・・

最近、気力が足りないので、自分を奮い立たす意味で書いてみました。

2003年6月9日(月)
まだビデオテープ三本目の取り込み途中です。
いやーさすがに休日でもMTBとかで走り回っているとビデオ編集が進みませんね。
今日は、ちょっと気分転換にBGMの選定作業をしていました。決まったBGMを嫌になるほど聞き続けて、頭の中に曲とシンクロした映像のイメージができあがったとき、やっと曲の選定が終わります。

2003年6月4日(水)1:00
やっとビデオテープ2本目の取り込み作業が終わりました。毎日かならず取り込み作業をすることを義務づけています。
8月の法面スキーから始まり、2本目で2002年11月17日の三段山ツアーまで収録されています。
この頃はまだ雪も無いのに・・皆さんずいぶん無理して滑っています(^_^;)。
映像は見ているだけでも寒いですね。そのぶん、雪は極上のパウダーです。
最後にチリ君、かっちゃん、リチャードのジャンプ三銃士が、1段目を飛びまくっていました。

ところで、ビデオテープからコンピュータへの映像の取り込みですが、単純にビデオテープの内容をすべてコンピュータへ取り込んでいるわけではありません。
せいぜい全部で1時間程度の映像ならそういう方法をとっている人も居ますが、旦那みたいに19本の60分ビデオテープをすべてコンピュータへ取り込むと、大変な事になります。乱暴な計算をしますと・・
HDの容量=必要な映像の分数×0.2GB × 3なので、
例えば、60分×19本=1140分ですから、684GBのHDが必要になります(^_^;)。へたすりゃテラバイトの世界ですよ。
それを避けるために、ビデオテープを再生しながら何度も微妙に早送り、巻き戻し、スローなどを使って必要なシーンの頭のタイムコード(イン)、終了時のタイムコード(アウト)をすべてコンピュータへインプットします。その際に、その映像のファイル名も全て付けていきます1(ビデオテープのナンバー)-1117(日付)-sandan(山域)-ゆきこ(登場人物の名前)-滑降(行動)-3(複数回登場するときの回数)
ビデオテープ内の必要そうな映像すべてのイン、アウトの指定、ファイルの名前付けが終わったら、やっとコンピュータへ読み込ませることができます。この作業をバッチキャプチャと言います。
つまり、バッチキャプチャは、実際にキャプチャする前にテープを転がして一所懸命バッチリストを作らないといけないのです。
これをずーっとやっていく訳です。正直言って単調で手間がかかって時間のかかる大変な作業です。
昨年の「三段山2002」では取り込んだ映像のファイル数が1000を越えました。編集前に絞り込んで667に減らし、さらに編集時に半分くらいを使用して・・・そんな感じです。

ゆっくりと・・しかし確実に作業は進んでいます。作業が始まると深夜まで部屋に籠もりっきりになります。ゆきこからは早くも「ビデオ未亡人になった〜」と泣きが入っていますが。さて。

2003年6月1日(日)
やあ、好都合なことに朝から雨だ。こんな日はビデオ編集がはかどるね!
今日まで、ずっとPC のメンテナンスをしていた。半年間ほったらかしにしていたシステムやアプリケーションのアップデートとか、フラグメンテーションを無くすためにビデオデータを入れるHDを初期化するとかね・・
それと部屋の大掃除。DVDを焼くときに大敵な埃を減らす為だけど。まあ、修行の前に身を清める儀式みたいなものかな?
これが掃除した後の編集ルームの様子。去年と代わり映えしないね。
ちょこっと説明すると、一番奥で上に見えるのがビデオモニター。これで出来映えをPCからNTSCへ出力して確認しながら編集したり、普通にビデオを見たりしている。
その下には、オーディオ(BGM取り込み用)、DV-VHSダブルデッキがある。
隣はノートPC Apple Power Book G4 15。これでウエブの更新をしたり、メールのやりとりをしている。こいつは毎日職場と我が家を往復しているよ。
中央の一番大きなモニターと右のサブモニターが、ビデオ編集機に繋がれている。ビデオ編集機の本体は机の下に隠れていて見えない。机の上は置き場所が無くてね・・
サブモニターは、モニターの下になっているショップブランドのWindows-XPマシンのモニターと切り換えて使っている。このPCはカシミール3D専用マシンと化しているので、これからのシーズンはあまり使われない。
本棚には、旦那が集めたり皆さんから送ってもらったご当地ビデオなど、テレマークビデオばかりが60本くらい並んでいる。かなりレアなビデオもあって、旦那の宝物だ。
それと、撮影済みテープの整理もした。
全部で60分テープ19本(最終的に22本)やっぱり骨折の影響で少ない。けれど、取り込み作業は少し楽だね。
夕方から取り込み作業を開始して、午前0時までかかってまだ一本目が終わらない。一日一本のノルマを課しても、まるまる20日かかってしまう。

2003年5月29日(木)
ものすごく久しぶりに札幌で同じくテレマークビデオを製作しているT氏から電話が入る。
「そろそろ三段山2003の制作を開始しているだろうから、週末にでも制作過程を見学に行こうと思って」との事だったが、まだ編集準備を整えていない事を伝え、その後ビデオ談義になった。
T氏はテレマークの競技を中心に記録的なビデオを製作している。旦那はご存じの通りエンターテイメント性を重視したビデオを作製している。
これが撮影法の違いや編集に対する考えた方、機材にまでに大きな違いを生じさせていて、面白い。
旦那のカメラでは欲しい画がなかなか撮れないという話しでは、高機能な3CCDカメラを持つことを勧められた。
「そうすると機材がもったいなくて絶対転ばなくなる!万が一転んでも機材をかばうことができるようになるよ」とT氏。さすが長年やっている人は違う。
でも旦那の好きな吹雪の映像は撮れそうもないなあ。
「うまくお互いの長所を取り入れられると良いんだけどね」ということで、来月には我が家へT氏を招いて旦那の作業の様子を見てもらうことになった。

うーん!なんだかこの電話のおかげでビデオ編集を開始するきっかけができました。
とりあえず、何を準備しようか・・・そうだ!半年間使っていなかったエアコンの調子を見よう。スイッチオン!ブォーン・・
よし、いい感じで冷える。今日の所はここまで。

旦那のビデオ編集日記2003開始のご挨拶:
今年もビデオ製作の辛いシーズンがやって参りました。
旦那が昨年12月に骨折事故を起こした時点でビデオ作成はほとんどあきらめたのですが、意外と回復が早かったので後半に盛り返すことができました。これもひとえに皆様の励ましや協力のおかげです。
しかし、やっぱりパウダーのハイシーズンを撮り逃してしまったというのは痛いですね。ビデオの構成にも影響します。まさしく痛恨の怪我でした。

滑り手につきましては、結婚した・彼氏/女ができた・ベビー誕生・競技へ専念・・等々な人達の登場頻度がグッと減り、その分新しい顔ぶれが活躍しています。その意味では、近年では一番メンバーの入れ替わったシーズンとなりました。
また、旦那を含めて一番怪我人の多かったシーズンでもありました。
知り合いには重傷者まで出てしまいましたが、亡くなったり行方不明になった方が居なかったことは幸いです。

ビデオ機材は、昨年と比較すると大きなところではカメラが更新されました。
SONY DCR-PC-1から、SONY DCR-PC101Kへと更新。
素早い起動で撮影のタイミングを逃しにくくなりました。寒いところでもファインダーが明るいので構図の確認が楽です。
しかし、意味の無いメガピクセル化のせいか、厳冬期の光量不足は苦手のようで、暗い画が多くなってしまいました。
また、せっかく本体がコンパクトになったのに、防水ケースは相変わらず数世代前のでかい奴のままです。いい加減こいつを持ち歩くのが苦痛になってきました。
あと、ビデオ編集用コンピュータが変わりました。差額一万円で職場の同僚とお互いのコンピュータを交換。おかげさまでクロック数が18%ほど上がりました。
APPLE Power Mac G4 733MHz/DVDR-CDRW/NV11
から
Power Mac G4 867MHz/DVDR-CDRW/GeForce2MX
へ変わったということです・・まあ、気休め程度のパワーアップです。
PPC970搭載のPower Macが出たら、借金してでも買っちゃいたいところです。

ビデオ編集ソフトは、昨年と変わらずFinal Cut Pro3ですが、7月にFinal Cut Pro4がリリースされるそうですので、そいつが出た時点でビデオ編集ソフトはバージョンアップして乗り換える予定です。
あまり編集中にソフトの乗り換えなんてしたくないのですが、目眩がするほど高機能化されているようですので、その魅力には勝てないと思います。


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