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2014年5月5日(月)(こどもの日)
中岳温泉スキーツアー
(吹雪のち星空)二日目

天候:晴れ
気温:5〜9度
風速:10〜15m/s
雪量:十分
雪質:上部は融解凍結クラスト〜下部はザラメ
コース:中岳温泉9:00-11:20旭岳山頂12:00-13:31旭岳ロープウェイ姿見駅-13:50旭岳ロープウェイ山麓駅
メンバー:大西(CL)、田中パパ(SL)、タカヤ、T田、カズ、H本、まさりん 計7名

中岳温泉ツアー二日目は、二日酔いから始まったが、外は快晴。
クラストが溶けないと滑落の危険性があるので、ゆっくり時間をかけて準備をしてから出発。
当初、クラストが緩むまで安足間岳方面へ向かい、その後旭岳ピークを狙う予定だったが、安足間への分岐点まで来てみると、かなりクラストが緩んできたので、直接旭岳へ向かった。
裾合い平の景観は雄大だった。昨日はホワイトアウトだったので、同じ場所 を通ってきたとは思えなかった。
旭岳の北東斜面下部に大荷物をデポし、ここからは各人の共通装備を絞って最低限の装備で登った。
登るにつれてクラストが堅くなってきて、スリップに悩まされた。アイゼンを持ってきていないので、登れなくなったらそこから撤収だ。
幸い、なんとか山頂までシールで登ることができて、皆で喜びを分かち合った。
山頂は風速15mの風が吹き付けていたが、視界は良好で遠くの山並みまでよく見通せた。
さて、問題は滑降。斜滑降キックターンで降りているスキーヤーが見えて、雪の手強さが偲ばれる。
上部のクラスト帯は横滑り気味に高度を落とし、できるだけ西側にトラバースしながら雪の良いラインを捜した。
クラストが緩んでいても、まるでコブ斜面のような凸凹があり、かなり手こずる。しかし、それも徐々にフラットになり、最後は快適にザラメを飛ばすことできた。
デポ地点では、田中パパからザラメアイスを頂き大休止。ため息をつきながら再び重い荷物を背負い、旭岳ロープウェイ駅を目指してロングトラバース。
途中、1カ所だけ板を担いだが、それ以外は雪が繋がっていた。登り返しも無く、シールを貼らずに帰ることができた。
旭岳スキー場で最後の滑降を楽しみ、ツアー終了。
近年に無い達成感に皆で手を重ねた。素晴らしい仲間、素晴らしいロケーション・天候・雪(雪はちょっと・・アレだったが)に感謝。最高の二日間だった。



焼肉の香りの残るテント内で朝食
コーヒーの苦みを楽しむ大西とラーメン職人と化していた田中パパ
Photo by タカヤ


出発
当初計画の安足間をパスして、直接旭岳を目指す



初日よりも荷物が重く感じられる
アルコールと焼肉分軽くなっている筈なのに


旭岳の北東斜面基部に荷物をデポ
後方は熊ヶ岳

ハイドレーションパックで水分を補給し、日を浴びて光合成中?のタカヤ


稜線まであと僅か。クラストが堅くなり、スリップに悩まされる。ここが踏ん張り処


稜線に到達。山頂へ


登頂!抱き合って喜ぶ男3人

全員で記念撮影
風が強い


風を避けて昼食
Photo by タカヤ


眺望は素晴らしかった
十勝岳連峰


お鉢方面


滑降開始
まさりん



田中パパ


T田さん


H本


田中パパ


田中パパ
荒れた斜面を滑る



まさりん


タカヤ


T田さん


T田さん



H本


タカヤ


大西
Photo by 坂口和也


大西

Photo by 坂口和也


この大斜面が旭岳の魅力

大荷物を背負い直して、ロングトラバース


時間に余裕があるので、ゆっくりと



途中、1カ所だけ雪が途切れていた



旭岳スキー場

駐車場に到着


全員で手を重ねる
お疲れ様!

Photo by タカヤ

H本がツアーのビデオを制作してくれました

中岳温泉ツアー2014
ビデオ by H本


 

写真は、大西のOLYMPUS Tough TG-2、タカヤ、坂口和也、大西のSONY HDR-GW77VのHDムービーから静止画切り出し

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