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2013年4月28日(日)〜29日(月)
十勝岳スキーツアー
(十勝岳避難小屋で宴会停滞)

天候:吹雪
気温:-5〜0度
風速:3〜12m/s
雪量:十分
雪質:重い新雪
コース:
28日 望岳台9:33〜11:37十勝岳避難小屋12:39〜13:19望岳台13:39〜14:56十勝岳避難小屋
29日 十勝岳避難小屋10:20〜10:47望岳台
メンバー:
28-29日 大西(CL)、田中パパ(SL)、スーさん、タカヤ、takedaさん 計5名
28日のみ キャプテン、kinpeiさん、あのっち、T田さん 合計9名

計画では、一泊装備をソリに乗せて小屋にデポし、前十勝を滑降。その後一泊隊と日帰り隊に分かれ、一泊隊は翌日十勝岳を滑降する筈だった。
実際には、あまり期待していなかったとはいえ、あまりに酷い天候だった。
とにかく視界が無い。地形も斜度も雪面の様子もよく見えない。
予想外に重たくなったソリを日帰り隊の助けも借りながら引っ張り上げ、GPS、地図、コンパスを駆使してなんとか十勝避難小屋にたどり着き荷物をデポすることができた。
小屋で小休止したあと、気象条件の悪さを考慮して皆で一旦日望岳台まで降りた。一泊隊は避難小屋まで再び登り返したが今日の行動はそこまで。この気象条件では停滞するしかない。
荷上げに苦労した甲斐あり、避難小屋では吹雪を肴にカミフ豚の焼肉と大量のアルコールで宴会を楽しむことができた。小屋では、同じように停滞していたテレマーカーのtakahasiさん、simoyachiさんらと知り合うことができた。
翌日は十勝岳へ登る予定だったが、天候はまったく好天せず、無念の下山。良い雪が積もっているが、前日同様の視界不良のために滑っているのか、止まっているのかも分からない。ほとんどテレマークターンもできず、雪酔いで吐き気を感じながら望岳台へ帰還。まったく滑降を楽しめなかったのが悔しい。
そこで白金温泉へ降りる道中の法面で、takahasiさん、simoyachiさんらとささやかな滑降を楽しんだ。




望岳台


ソリに荷物を載せる
意外と重たくなってしまった


出発


徐々に視界が低下していく

今日のメンバー


ここから上は目標物も無く真っ白


ソリ隊

大型ソリはクロスバーにより楽々コントロール・・の筈だった。確かにコントロールは楽だったが、重量がありすぎた。きつい登りは無理
撮影:T田さん


ソリ引きの人員交代
キャプテンからT田さんへ

ここでトラブル発生


G3タルガアッセントのクライミングサポートが破断した。これでは応急修理もできない


コンパス・地図・GPSを駆使して避難小屋を目指す


やっと避難小屋が見えてきた


疲労困憊していたソリ隊の笑顔


避難小屋の入り口
先着していたtakahasiさんらが掘り出してくれていた。かなり雪を掘り下げないと入れない状態だったようだ



十勝岳避難小屋の内部
暗く寒々しい。窓が埋まっていて、昼間でもヘッドランプが必要。ここで小休止


日帰り隊の下山

大西
下山時は風上に向かうことになる。飛んでくる氷粒を防ぐためにこのようなプロテクションが必要


先導者と後ろから方向を指示する者の組み合わせの尺取り虫方式で下山する



再び望岳台より出発
手を振って見送ってくれる日帰り隊の人達


尺取り虫法の先導者
人影以外は真っ白


十勝岳避難小屋が見えてきた
ソリが無いので45分程早く着いた


十勝岳避難小屋

窓を掘り出す

窓から光が入り、だいぶ明るくなった

タカヤ


携帯便座をセット
大便は持ち帰る

宴会開始

夜更けまで宴会は続いた

29日
天候の回復が見込めないので撤退する

停滞した小屋を後にする

下山のソリ隊
大型ソリと違い、ロープのみなので下山時のコントロールが難しい。

ソリはひっくり返した方がブレーキがかかって調子が良かったようだ

下山してみると、望岳台の駐車場に駐めてあった車には20-30cmの雪が積もっていた


望岳台〜白金温泉の途中の法面を滑る事にする

simoyachiさん

田中パパ

takedaさん


タカヤ

スーさん

油断すると雪に板が刺さる

takahasiさん


takahasiさん

takahasiさん


takahasiさん

お見事でした!

simoyachiさん


ブッシュに引っかかる

タカヤ

小屋の停滞を満喫できました。
ソリを引っぱる大変さを久しぶりに味わうことができました。

写真は、大西のOLYMPUS Tough TG-1、滑降シーンはSONY HDR-GW77VのHDムービーから静止画切り出し。田中パパ、タカヤ、T田さんのPhoto

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