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2008年12月7日(日)
旭岳スキーツアー(深く軽いパウダー)

天候:吹雪
気温:-10度
風速:樹林帯はほぼ無風、姿見駅付近では10〜15m/s
雪量:不足気味でコースは限られるが滑降に問題なし
雪質:膝深さの新雪
コース:旭岳温泉(9:34)〜(11:50)姿見駅(12:54)〜旭岳温泉(13:49)
メンバー:旦那、田中パパ、田中ママ、タカヤ 計4名+Mix


十勝岳方面が雪不足ということで、久しぶりに旭岳に入ってみた。丁度この日スキー場がオープンということでロープウェイが動いていたが、我々には関係ない。シーズンインの足慣らしのためにスキーコース上をシールで登行した。
しかし、途中何度かスキーヤー達をMixが追いかけてしまい、迷惑をかけてしまった。本当に申し訳ない。

当初、避難小屋まで上がる予定だったが、風が強く視界も悪いので姿見駅から盤の沢経由で下山した。

驚いたのは積雪量。確かにブッシュが多く滑降コースも限られるが、予想以上に雪が多い。そして深くて軽い素晴らしい新雪。
オーバーヘッドパウダーの滑りを楽しめた。
新雪の下には堅くクラストした層があったが、懸念されたシモザラメの弱層は認められなかった。

注意:12月7日の時点ではAコースは閉鎖されていました。


旭岳へ向かう道中で出会った素晴らしい光景
樹氷のトンネル


ロープウェイ駅で入山届けに記帳して入山
駐車場(無料)にはたくさんのスキーヤー達の車があった


エゾマツの林を歩く

コースを外れると、Mixが溺れるほどの深雪

たくさんのスキーヤー達とすれ違いながら登る
Mixに吠えられたり追っかけられたりした人達、ごめんなさい

吹雪の中を運行するロープウェイ
姿見駅で風速15mくらいだったので、運行基準ぎりぎりだったと思う

標高が上がるにつれて吹雪が激しくなる

姿見駅付近では凍傷級の吹雪

姿見駅に到着

視界が悪い中、滑降ラインを定める


盤の沢をドロップ!

田中パパ


視界は悪いが、雪は良い!
田中ママ

タカヤ
今シーズン初のオーバーヘッドパウダーだ

田中パパ

田中ママ
雪の深さにお手上げ?状態

タカヤ

盤の沢ボトム
コースまで膝ラッセルで進む


樹林帯のコースを軽く流して終了


乗ってきた車が深い雪に覆われていた
 


気圧性中耳炎にご注意

素晴らしいツアーだったのですが、少し風邪気味だったせいか鼓膜の内外に気圧の差ができました。
帰りの車中でバルサルバ法などを試すも、いつの間にか居眠りしてしまって(大失敗)耳抜きが充分にできませんでした。
帰宅後に右耳に激痛が走り耳鳴りするようになり、さらに頭痛と歯痛まで併発(頭の右半分全体が痛かった)。
その日の晩は痛みのためほとんど眠れず、翌日朝一で耳鼻科に駆け込みました。
診察の結果は、気圧性中耳炎が悪化して分泌物が中耳に溜まった状態になった「浸出性中耳炎」でした。
すぐに麻酔をかけられ、鼓膜を切開。耳から血の混じった分泌物が出てくるのを押さえながら帰宅。
痛みは少し和らいだものの、頭痛が納まらずその日は夜までぶっ倒れていました。
我が子も長く浸出性中耳炎で苦しんでいましたが、夜泣きしていた気持ちが分かります。
その後は抗生物質と痛み止めの服用でだいぶ楽になりましたが、2日後も聴力検査と分泌物のバキューム。5日後にも通院。

気圧で耳の調子が悪くなることは結構ありましたが、ここまで悪化したのは初めてなのでショックです。皆さんもお気をつけ下さい。
もしこうなった場合、早めの耳鼻科受診をお勧めします。放置すると、最悪の場合難聴になるそうです。

バルサルバ法:
最初に鼻をかみます。次に鼻とつまんで空気を吸い込み、口を閉じて吸い込んだ息を耳へと送り込みます。
この動作を耳が抜ける感じがするまで数回繰り返します。あまり強くやると鼓膜に傷をつける可能性があるので気をつけましょう。


写真は、SONY HDR-SR7ハンディカムからの動画切り出し(16:9)


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