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2006年12月17日(土)
富良野岳スキーツアー やっとシーズンインか?

今シーズン初の富良野岳に上がってみました。
天候:雪
気温:-2〜-8度
風速:樹林帯は無風。尾根上は2〜5m/s
雪量:不足気味 15センチのラッセル
雪質:少し重ための粉雪
コース:バーデンかみふらの前9:25〜ジャイアント尾根(1300m付近)10:43〜二十二林班沢川ボトム付近11:15〜ジャイアント尾根(1445m付近)12:50〜13:40バーデンかみふらの前
メンバー:旦那、kinpei、naokiss 計3名

警告!:このツアーの翌日に、ジャイアント尾根1600m付近でヒグマが目撃されました。比較的大きな個体で人を恐れていないようです。今後十分に注意してください。

掲示板に寄せられた情報では、前十勝や三段山の状況はコースを選べば滑降可能というものだった。
富良野岳の情報が不足していたことと天候が悪かったので富良野岳に入山してみた。雪不足を予想していたが予想よりは多く、登りは問題なし。
ジャイアント尾根西側の一部は滑降可能。ベベルイ沢下部はブッシュがひどくて滑降困難。
ベベルイ沢上部の様子はガスが濃かったのでわからない。
全体的に雪は締まっており、沈み込みはなかった。
雪質は締まった雪の上に15センチ程のパウダーが積もっていて滑降には最適。

ピットチェック コンプレッションテストの結果は、ジャイアント尾根西側は積雪1.5mでオールグリーン
東側は風下でウインドスラブとなっており、切り出す前に-10センチで破壊。さらに-20センチが手首で破壊。レッドライト。弱層の雪質は降雪が激しくてよくわからなかった。
尾根の東西でまったく危険度が違うので注意。
ベベルイ沢の下部を慎重に滑降してきたが、クラックが発生して怖かった。


バーデンかみふらの前
まだ入山者は少ない

 カミフは冬も入山届け
この小屋の中に入山届けがあるので、記帳して入山しよう

登山口渡渉地点


水量が多く、渡渉に苦労する。あやうくブーツ内に浸水するところだった

最初は北尾根を詰める

久しぶり!のkinpeiさん

絶好調のnaokiss

先行者のトレースをありがたく使わせてもらう

ガスが濃いので、とりあえず西側斜面を滑る

滑降準備中


ピットチェックの結果は、グリーンライト

締まった雪の上の粉雪を滑る
スピードが乗る雪質だ

naokiss

kinpei

結構なスプレーが上がる

登り返し
特製秀岳荘シール(ワイド)で頑張るnaokiss

再びジャイアント尾根を詰める

視界が悪いので、1445m付近から滑降する

ピットチェック
レッドライト!

降雪が激しくて、ゆきみちゃんで結晶がよく見えない。傘が欲しいね

安田塾やイシバシさんなどの面々が通過。お気を付けて!

風速計
瞬間で5.5m/sを記録

ベベルイ沢へ滑降
雪崩を警戒して慎重に・・

ブッシュが濃くて、こんなことも・・

後半は、ただただ辛いブッシュくぐり・・

お疲れ様でした

バーデンかみふらののお風呂から上がると、少しガスが晴れていました。ベベルイ沢の様子
ベベルイ沢の雪は危なかったです。
滑降地点の斜度は27度。雪崩エアバックを背負った旦那がファースト。その後一名ずつ慎重に滑降。
沢はブッシュも濃かったので、尾根を降りるのが正解だったと思います。

まだ雪は少ないです。コースを選べば楽しめるかな?という感じ。シーズンインのボーダーライン。

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