天気予報では”大荒れ”。帰りにはコンパス切ってこないとならないかもね。なんて言いながら出発。
雪は前日の強風で飛ばされていて、ラッセルはまったく無し。滑る時が不安だ・・
東谷の核心部で雪崩の痕跡を見つけた。強風が吹き荒れた昨日発生したものらしい。
ウインドスラブが流れたものと思われる。急斜面なのであまり滑る人は居ない場所だが十分注意されたい。三段山では東谷でも西の谷でも大規模な雪崩が発生することが分かった。
場所:三段山東谷(最上部のマップ参照)
種類:面発生表層雪崩(ウインドスラブが流れたものと思われる)
規模:幅100m長さ50m程
破断面:30センチ。
雪崩れた地点でのコンプレッションテストでは、-30センチ(破断面)に評価4の弱層。
弱層は、雲粒なしの降雪結晶。
東谷上部で弱層テスト
皆が登り返して滑っている間に、旦那は雪崩の観察
(写真提供:スーさん)
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破断面の下で弱層テスト
(写真提供:スーさん)
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破断面の様子
(赤いライン)
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破断面のアップ |
雪崩発生地点の斜度
約40度
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斜面の上部へ伸びる破断面 |
-30センチにあった評価4の弱層 |
東谷と雪崩の範囲
(赤で囲んだ部分)
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前日には、富良野岳でも何度か雪崩が発生し、スキーヤーが流されたりしたらしい。三段山でも同じ状況だったことが分かる。
QuickTimeムービー(50MB)
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