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2005年4月24日(日)
三段山スキーツアー(焼き肉パウダー)

天候:快晴
風速:0〜5メートル
気温:3〜5度
雪量:十分(車道は冬タイヤが必要)
雪質:湿気の多いパウダー30センチが大きくうねっている状態。樹林帯はサンクラスト
コース:白銀荘〜三段山山頂〜西の谷
メンバー:旦那、ぱっちまん、ナオキッス、田中家(3名+1犬)、スー家(2名) 計8名+1犬


久しぶりの山だ。当初は旭岳地獄谷への滑降というおっかないプランもあったが、大量の降雪があったということで、雪崩を警戒して三段山となった。
今の時期の三段山とくれば、焼き肉は欠かせまい。焼き肉1.2Kg、タマネギ四玉、ニンニク一玉を用意する。
天候は、日本全体を高気圧が覆い全国的な快晴。メンバーはいつもの三段山クラブ員に加え、清純派同盟事務所からナオキッスが特別参加してくれた。彼もテレマーカーだ。
不覚にも先週に夏タイヤに換えてしまった旦那は、ナオキッスの車に乗せてもらって出発。ガムテープで修理されたボディ、ヒビの入ったフロントガラス、突き上げるような異常な振動(サスが抜けているらしい)に揺さぶられた。これこそが正統派山屋の車だと確信。清純派は、登る山も乗っている車もハードだ。
道は、山間部に入ったところから圧雪状態。やっぱりまだ冬タイヤは必須。
山並みは真っ白で大変結構なのだが、雪面にウロコのような模様が見えて不気味だった。まぁ滑ってみたらどういう事なのか分かるだろう。

9時10分 白銀荘前出発
山は大変な賑わい。スノーシュー、山スキー、ボード、ショートスキー、ツボ足等、様々な登山者が居た。このようにいろんな種類の登山者が見られるのも三段山の特徴だろう。十勝岳方面にも数十名の列が見える。途中で見た富良野岳の前も満車状態だった。

雪質は、最近降った三十センチほどの湿ったパウダーがハードバーンの上に積もっている状態。まだ黄砂の影響は無い。
雪量は多く、斜面のハイ松が全部隠れていることに驚いた。ここ数年は特に二段目付近のハイ松が常に露出していて、スキーヤーは斜面の端を滑るしかなかったのだが、今日は広い斜面を思う存分に滑る事ができる。これが往時山スキーのメッカと言われた三段山本来の姿なのだ。


naokiss車
清純派の車には、ドン・シボリオーネが乗車していた

十勝連峰
快晴下の山並み

富良野岳
大変な賑わいだったが、昨日ベベルイ沢では雪崩が発生したと聞いた

圧雪路
冬タイヤ必須

白銀荘前
出発準備。日焼け止めを念入りに・・

一段目
雪量、雪質共に申し分なし

直登クラブ
直登好きのスーさん

三段山全景
驚いたことに、ハイ松が全て隠れていた

前十勝

富良野岳

四段目直下
休憩中

風が出てきたので、フードを被る

カリカリのアイスバーンの上に、うっすらとパウダー
うっかりすると滑落しそうだ

三段山山頂

大砲岩下の雪崩
結構大きな規模

上ホロと田中パパ


登ってきた斜面を見下ろす


naokiss
こう見えても全身パタゴニア装備だ

ぱっちまん

山頂から西の谷へ

11時30分 三段山山頂到着
風が思ったより強かったが、快晴で視界が良い。森林限界で焼き肉る予定なので、山頂では記念撮影だけをしてとっとと下山しよう。
ここで、旦那のザックの中でビール缶が破裂していたことが判明。ビールをたっぷりと吸ったメット、ゴーグル、グローブを装着する。トホホ・・ビール臭で気分が悪くなる。
ここら辺はガチガチのハードバーンの上に十センチ程度の軽いパウダーが乗っている状態。

西の谷到着
カメラを構える旦那

田中パパ&Mix

田中パパ

田中ママ

スー

ぱっちまん

ゆうちゃん

naokiss

naokiss

naokiss
スプレーが上がる!

田中パパ

西の谷核心部
砂丘のようにうねる雪面
田中パパ(ムービーあり)

田中パパ

ぱっちまん(ムービーあり)

スー

一斉に滑る

naokiss

旦那

焼き肉開始
雪の食卓

Mix
naokissのカメラケースを囓った罰を受けているところ

naokiss

ぱっちまん

田中ママ
ナイス転倒!

ゆうちゃん

田中パパ(ムービーあり)

スー(ムービーあり)

登り返し

西の尾根へ上がる

田中パパ
さらに高度を稼ぐ

さっきまで「登るの〜?」とか言っていたくせに・・

naokiss

キャプテン

ぱっちまん

ゆうちゃん

田中ママ

スー(ムービーあり)

田中パパ(ムービーあり)

田中パパ

皆でバンザイ

帰路につく面々
後ろに見える斜面は我々のシュプールだらけ

田中パパとパパのシュプール

ツリーホールにはまった、ぱっちまん

樹林帯を滑る

ぱっちまん

キャプテン

naokiss

naokiss(ムービーあり)

「ただいま」
パパ!帰ってきた!!と、喜ぶ双子の図

11時56分 西の谷
ほとんど登山者の来ない西の谷へトラバース。核心部の雪面が砂丘のように波打っていて驚いた。入山時に見えたウロコ状の模様の正体がこれだった。雪質は柔らかいので滑れないことは無いが、スキーヤーは荒海の小舟のように翻弄される。困ったと思ったが、これがだんだん面白くなってきた。
盛り上がりながら森林限界へ到着、焼き肉開始。

13:00 西の谷森林限界
テーブル構築、ストーブセット、ビールで乾杯!皆手慣れているからスムーズに事が進む。青空と樹氷の下での焼き肉は本当に気分が良い。
酔いが回ったところで登り返し。酒が入ると滑りに艶が出る。
焼き肉を撤収後に再びトラバース気味に登り返し、西の尾根を滑った。田中パパが最高の滑りを決める。

お楽しみはここまで。樹林帯はサンクラストと腐った雪がミックスされていて滑りづらかった。ぱっちまんはツリーホールへ飛び込むし、旦那は半袖で滑っていて枝で擦って腕を怪我した。樹林帯はすっかり春山だった。

ムービー:

田中パパ
西の谷核心部(2.8MB)

ぱっちまん
西ノ谷(2.6MB)

田中パパ
三段山噴火口付近(2.2MB)

スー
ハイスピード!(1.7MB)

スー
西の尾根(1.2MB)

田中パパ
西の尾根頂上から(2.2MB)

naokiss
雨林帯(0.7MB)
注意:映像を見られない場合は、
こちらから、QuickTime無償プレーヤーをダウンロードしてください。


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