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2005年1月8日(土)
三段山バックカントリーテレマーク・山ボード
(ガイドの山小屋ツアーB.C.TELEMARK SKI 十勝連峰

最近の、滑りのみを追求したハイレベルでハイリスクなツアーのあり方に疑問を抱いた旦那は、スキーツアーの原点とはなにかを考え直すために、しばし富良野岳ツアーから距離を置いて、三段山ツアーから再出発しようと考えていました。
そこへ、ガイドの山小屋さんからツアー参加のお誘いがあったので、ありがたく参加させてもらいました。
今回参加させていただいたのは、「マイ・板で本格的なバックカントリーへの入門編  B.C.TELEMARK SKI 十勝連峰 三段山・富良野岳 バックカントリーテレマーク・山ボード」というツアーの三段山編です。
「深い、ふわふわの粉。ディープ・パウダー。野生の天然雪の雪煙を巻きあげる快感は1度味わったらやめられ ない、言わずと知れた、ここはテレマーカーの聖域です。すべてのバックカントリースキーヤーを魅了して離さない 憧れの十勝連峰、ついにあなたもデビューです。
騒々しい軽率な音楽もリフトもない、あるのは吹き抜ける風とあなたのシュプールを待つパウダーだけ。 足元に広がるのは、誰もいないパウダー斜面です。
さあ、飛び込みましょう!眩しい大雪原と脳味噌とろける異次元空間。あなたはきっと笑いがとまらなくなります。下山後の温泉タイム(吹上温泉白銀荘)も楽しみです。
ぜひ、あなたの自慢の板を持参してご参加ください。では、山で会いましょう。」
ガイドの山小屋HPより。

実際参加してみて、滑りとBC雰囲気を楽しむためのコース取りが考えられていて、安全性と楽しさのバランスが良く取れているツアーだと思いました。
ピークに拘らないことにより、滑りやすい斜面を何度も楽しめる内容になっています。滑降斜面は、初心者も上級者も楽しめるものです(もちろん当日の天候・雪質にもよりますが)。

ただし、何度か登り返しをする可能性があるので、参加者はシールの取り扱いに注意された方が良いでしょう。
このツアーでは、「しっかりとラッセルして登り、山の雰囲気をリラックスして楽しみ、仲間と語らい、安全に楽しく滑降する。」旦那が求めていたスキーツアーの原点を、改めて確認できたように思います。山小屋さん、uydaさん、ツアー参加者の皆さん、ありがとうございました。

天候:くもり時々晴れ
風速:おだやか
気温:-10〜-15℃
雪量:たっぷり
雪質:上層パウダースノー、下層に湿雪
新雪:40cm前後
備考:比較的入山者少なく、静か。ガイドの山小屋ツアー:参加者3名(うち一名は十勝岳山麓バックカントリーツアー参加者)
ツアー案内:http://yamagoya.jp/winter/sandan/index.html


美瑛の丘
快晴の朝。十勝連峰の上には朝日が輝いていました

樹氷に覆われた唐松林

-20度の気温で、ダイヤモンドダストが綺麗でした

ガイドの山小屋に到着


カウンターでツアー受付

「美瑛の丘めぐり」のブリーフィングが行われていました

ツアーの出発地点に到着

出発前の準備
キックターンなどの練習

いよいよ出発です
レスキュー装備をギッシリ背負ったガイドの山小屋さん

まばらな樹林の間を進みます

最初の難関「崖尾根」が見えてきました

「ここを登るのか!?」
心配ご無用

万が一雪崩を警戒して、シャベルコンプレッションテストをします

uydaさんが先行し、ルートと安全を確保します

凌雲閣をバックに登ります
この高度感がたまらない

崖尾根の上に到着
ツアー参加者を見守る山小屋さん

いよいよ三段山の懐へと進みます

日が差して、樹林帯が綺麗に見えてきました

最初の滑降

気合い一発!パウダーを巻き上げながら滑ります

滑ります

滑っていきます・・

初心者も安全に滑ります

上級者も果敢に攻めます

次の斜面へ・・
こちらも雪が良さそうです

傾斜は緩いけど、雪が深くて楽しい

腰パウですね

ノーマルルートからは見ることができない三段山火口
かすかに煙が上がっています

車座になって休憩

昼食を取ります。食事中にも様々な話に花が咲きます

シールを貼り直して、次の斜面へ移動します

今度の斜面は、パウダーが浅めで傾斜があります。ハイスピードの滑降が楽しめそうです

スキーのテールを刺して・・発射!

パウダーを吹き上げながら加速していく山小屋さん

すぐに、大きな背中がパウダーに隠れていきます

フェイスショット〜オーバーヘッドパウダー!

再びシールを貼り直して登ります
深いラッセルを黙々とこなす山小屋さん

今度の斜面は、緩めでしたが、距離が長くてたっぷり滑りを楽しめます

樹林帯へ滑り込んでいく山小屋さん

皆で山小屋さんのシュプールを追います

ここからは、樹林帯を滑ります

見事な樹冠雪

ツアー参加者の笑顔

樹林帯でも、滑りを楽しみます

今日の樹林帯のパウダーは、とても軽くて滑りやすい

ここでも腰パウ

ツアーも終盤

この木々の向こうに白銀荘があります

白銀荘の駐車場が見えてきました

到着!お疲れ様でした

オプションのミニ雪崩講習が行われました
ビーコンの操作を習っています
この後、白銀荘の露天風呂でゆっくり山スキー談義。最高のツアーでした。

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