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2004年12月23日(木) 天皇誕生日
富良野岳スキーツアー(吹雪&雪崩&高熱 三重苦!?)

例によって道内大荒れの空模様。これは別にどぉってこと無い。天気が悪ければ、悪いなりのツアーをすれば良いだけ(限度はあるけどね)。ただ、強風と大量の降雪で雪崩だけが気になる。
猛吹雪で視界不良、除雪が追いつかない道に苦戦しながら、なんとか現地に到着。
「今日、本当に登るんですか〜?」というなまこちゃんの声は黙殺されて、予定通り出発。
一時間遅刻するという連絡の入ったK藤、E山チームとは、山中で合流することにする。

登りだしから・・なんだか足が上がらない。「太りすぎかなー、年かなー」などと考えつつベベルイ沢の滑降地点に到着。意外と風は弱かったが、視界が悪く、部分的に小規模な雪崩が発生していた。
この斜面のパウダーは引っかかりが多く、あまり快適ではなかった。
携帯電話で連絡を取り合って、後続組と合流。-10度の尾根上でビールとワインで乾杯した。体の芯から冷える・・って、なんだか冷えすぎな感じだ。体の震えが止まらない。
さらにマリックさん達と合流し、ジャイアント尾根の西斜面へ移動。こちらの雪はベベルイよりもずっとコンディションが良かった。深さ30センチ以上の深雪を楽しむ。
シールトラブルの後続組と旦那は、ここで皆と別れてジャイアント尾根をトラバースする形で帰途についた。
白銀荘で再び皆と合流し、大いに盛り上がった・・というか、旦那は盛り上がりすぎていた。今から考えるとこの時すでに熱で脳が冒されていたようだ。酔っぱらいのようにハイになってしゃべりまくっていた。足が地に着かない感じ。
家に帰ってから熱を測ったら、39度だった。そのまま倒れた・・

天候:吹雪〜曇り(一時晴れ)
風速:2〜3m(尾根上)
気温:-5〜-10度
雪量:まだブッシュが濃い
雪質:深さ30センチオーバー しまり気味のパウダー 風成雪多し
コース:バーデン前〜ジャイアント尾根(登り返し一回)
メンバー:旦那、田中パパ、ゆうちゃん、かっちゃん、なまこちゃん、Mix 計5名+1
(途中合流:K藤さん、E山さん)(さらに合流:まりっく、こざる、ずか) 


バーデン前駐車場
いつもは混雑するのだが、今日は僕らと安田塾だけ

旦那のLIFE
今日もがんばって走ってくれました。でも限界?

太板軍団!安田塾の太板達

安田塾長とVolkl SANOOK

吹雪の様子
やたら降る

樹林帯

森林限界上

北尾根の様子

ベベルイ沢
雪崩れた!

田中パパ

田中パパ

田中パパ

なまこちゃん

かっちゃん

かっちゃん

K藤さん
ワインで乾杯

E山さん
ビールで乾杯

続々と合流

なまこちゃん

まりっく
またVolkl SANOOKですか!

ゆうちゃん

ゆうちゃん

まりっく

まりっく

なまこちゃん

なまこちゃん

こざる

こざる

E山

K藤

K藤

かっちゃん

かっちゃん

ずか

ずか

ずか

田中パパ

田中パパ

晴れ間が!

シール付けて登り返し

では、北尾根へ移動しますか

下界が見えた

旦那達は、ジャイアントをトラバースして帰る

お疲れ様
ベベルイ沢では、風成雪が溜まっていて、いかにも雪崩れそうな感じだった。
ピットテストをしようと思ったら、するまでもなく雪庇から小規模な雪崩発生。
ここで、「危険だから、ここを滑るのは止めよう!」「いや大丈夫ですよ」と意見が分かれた。
相手が初心者なら絶対に行かせないところだが、自主登山の集合体である三段山クラブのリーダーレベル同士の意見の相違になると、そうもいかない。
確かに99パーセント雪崩れる事はないだろう。しかしBCを一生かけて楽しんでいこうという思いを強くしている旦那は、例え1パーセントでもあえて雪崩のリスクを冒そうという気にならない。こうなると、正しい、正しくないというよりも考え方の問題だろう。

結局ここで二手に分かれ、無事に滑り降りたスキーヤー達を確認してから、旦那は安全そうな斜面へ移動した。
考えてみるとこんな風に意見が分かれて動いたのは今回が初めてだ。以前なら、普段とは逆にファーストを譲り合ったり、「じゃあ、雪崩エアバックを背負っている俺が先に入ってみるわ」とかなんとか言って旦那が率先して滑っていたかもしれない。旦那も双子が誕生して、かなり命根性が汚くなったということか。

ちなみに、北尾根TGRでも小規模な雪崩が発生していたとのこと。皆さん、お気を付けて!

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