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2004年10月31日(日)
十勝スキーツアー(雨天決行!初滑りは岩だらけ)

雪だ!例年よりも早い積雪。でも、この時期のスキーで楽しい思いをした試しがないので、今シーズンは12月あたりまでおとなしくしている予定だった。
しかし、前日に麓から真っ白に見えた十勝岳連峰を見て、旦那の体の奥で何かのスイッチが入ってしまった。「行きたい!滑りたい!よし、行こう!」どうせ岩だらけだから、テレマーク板はもったいないのでビッグフットと登山靴で行こう。ベイビーズ達は・・当然置いていく。
「へい!かっちゃん、明日滑りに行かない?」
「明日は、俺は仕事っすよ」
「やーそれは残念だねー」
「仕事じゃなくても行かないっすよ」
まあ、そんなもんだろう。こうして一人で出発した旦那だった。前日まではまずまずの天気予報だったのだが・・

天候:雨
風速:0〜5メートル
気温:8度
雪量:まったく不十分 20〜30センチ
雪質:湿雪 重雪
コース:白銀荘〜十勝岳避難小屋〜標高1551m
メンバー:旦那 計1名
トラックログ(登り:赤、下り:青)

どんよりとした雲の下に十勝連峰の山並みが見えてきた・・
と、同時に雨が・・

道路の周囲に雪が残っているが、雨

白銀荘到着
大雨

外気温7度。まずい、これじゃ雪に変わりそうもない

あれ〜昨日見えた山と全然違う。
雪が無い

どうしようか、帰ろうか・・
いや、カッパを着込んで出発だ!

樹林帯をラッセルしていく

火山観測所

記念撮影・・なんだか寂しさがこみ上げてくる

前十勝へ

下界を振り返る

前十勝の様子

三段山
全然雪が無い・・というか、一気に溶けた

雪の上を歩くのは楽しいものだが・・踏み抜いて何度も岩の間にはまる

なんとか雪が多くなってきた。でも雨

十勝岳避難小屋で休憩
結構痛んでいた

正面のスロープを目指す

岩と雪のミックス
美しいが、歩くのは厳しい

おおお!すでにシュプールが!
前日にご夫婦で滑ったGakuさんのものでした。おみそれしました

少し日が差してきたけど、雨、風共に強い

虹が・・
このあたりから、火山性ガスで咳き込む

火山ガスが酷く、これ以上高度を稼ぐのを断念。滑降する。
ビッグフット装着

滑った!

やった!やったぜ!!俺の初滑り
後悔なんかしない。

避難小屋の下まで滑ったが、激しく岩にぶつかりまくって滑降断念。ここから歩き

帰りがけに見た富良野岳
いやー、まいったまいった。
後悔なんかしないと書いたけど、本当はかなり後悔しました。
登りのツボ足は、時間ばっかり喰ったし、なにより忌々しい雨が最初から最後まで降っていたので、
全身ずぶ濡れ。肝心の滑りも重雪に手こずった挙げ句に岩にも何度かヒットしたし。
転げ回りながら降りてきました
やっぱり、この時期のスキーはハイリスク、ローリターンですなあ。とか言いながら毎年こんな事をしている気がする。
ちなみに、このツアー中誰とも会いませんでした。静かで厳しい山・・これこれ、これが良いんですよ。
この日だけでも見る見る雪が溶けていったので、恐らく当分スキーは無理っす。

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