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2003年4月19日(土)
三段山スキーツアー(土砂降り転じてパウダースキー)

朝、雨の音で目が覚める。すぐにかっちゃんから電話「今日行くんですか?」「もちろん!」とは言ったものの、かなり不安。旦那の予定では白銀荘付近は雪になっている筈なのだが。
・・・強い雨の降る白銀荘に到着。駐車場はガラガラ。
ぱっちまんが、ムンクの「叫び」の真似をしながら登場する。
かなり萎えて白銀荘のロビーで管を巻く僕ら。「帰ろうか・・」「いや、雨は雪になるはずだ」「・・ビール飲むか」
一時間程たつと、本当に雨が雪に変わってきた。チャンス!
雨さえ降らなければ何とかなるのだ。というか雨以外ならどんな天候でも行く。急いで準備開始。
そこへ、かなりやられた感じのボーダーが二人降りてきた。様子を聞くと「土砂降りの雨」「ガスで視界が悪い」とのこと。
あまりの悪条件に僕らは逆に盛り上がって、「イヤゥホウー!」とか雄叫びを上げる。アホだ。
登ってみると案の定、湿った雪が降り視界も悪い。後方から、名古屋からやってきた森さんというテレマーカーも追いついてきて、以降は一緒に動いた。
無理矢理トークで盛り上げながら登り続ける僕ら。「きっと雪が止んで、視界も良くなるよ!」
すると、本当に雪が止み、視界が良くなってきた。ピークも見える
はなからピークにはこだわっていなかったので、廊下の途中から西の谷へ移動して滑降することにした。
まず旦那が偵察と称して10メートルほど滑ってみたら・・信じられないほど良い雪「ビンゴ!」「なまら良い感じのパウダーだ!」「うそ!」
皆ウヒャウヒャ言いながら滑り始める。本当にこの季節にしては奇跡的に良い雪質。滑りやすいザラメの上に、これまた良い感じの新雪が5センチほど乗っている。
こうなると最初に萎えた反動か、もう盛り上がりが止まらない。森林限界まで滑った後で再び上り返し。
板がよく走るので、三段山程度の傾斜でもとても面白く滑れる。樹林帯を快適に滑って今回のツアーは終了。
途中でadachiさん一家と出会い、しばし談笑できたのもうれしい。
ダメ元でも来てみたら良いことがあるものだ。十分満足して(びしょ濡れで)帰路についた我々だった。

天候:雨〜雪〜くもり
気温:0〜2度
風速:0〜1m
雪質:ザラメの上に5センチのパウダー
雪量:十分
メンバー:旦那、ゆきこ、ぱっちまん、しのぶちゃん、かっちゃん 合計5名
コースタイム:白銀荘9:45-11:53西の谷(1620m)12:09-白銀荘13:26

トラックログ付き地図(赤のラインが上り、青が下り)


降りしきる雨の中、旭川を出発

雨の白銀荘ロビーにて
「雨にゃー勝てねぇ」
一時間ほど管を巻く

やった!雨が雪に変わった!
急いで出発

二段目上
湿った雪が溶けて体が濡れる
ぱっちまんのカッパが正解

三段目手前
だいぶハイマツが顔を出し始めた

西の谷
視界が晴れてきた
後方に三段山ピークが見える

いよいよ滑降開始

かっちゃん
なまら良い雪だ!

しのぶちゃん

西の谷では二手に分かれて、二つの谷筋を両方ともいただくことに・・

ぱっちまん

かっちゃん

ゆきこ
バランスを崩したところ

かっちゃん

西の谷から、広い尾根へトラバース
かっちゃん

ぱっちまん
早い!

しのぶちゃん
安定したフォームだね

ゆきこ

ゆきこ
撮影している旦那にスプレーを吹き付けて通過

もりさん
名古屋から来た、ソロテレマーカー

もりさん
皆が登り返している間、ランチタイム

このビールって、北海道にしか売っていないんだって
知らんかった

かっちゃん
いー感じで高速ターン

ズドドド・・と、ブレーキ中

ぱっちまん
やたら凄いスピードで降りてきて・・

そのまま、とんでもない転び方をした。微妙な凹凸があるらしい

ワハハハ!
転び方もグレートだぜ!ぱっちまん

しのぶちゃんも、雪まみれ

ゆきこも当然・・

この体勢で飛んできました。逃げました

誰だ!これは?

答:adachiさん
ウロコ付き細板+皮靴

ここから、樹林帯へ入る
かっちゃんのショートターンは芸術的だ

女王様スロープ?を滑る
ぱっちまん

最後は皆で楽しく集団で滑ろう
おしまい
ダメもとで来てみるもんだね。ほとんど誰も居ない三段山で思う存分滑れて良かった。

しかし、今日みたいな天候だと夏山の雨装備が欲しくなる。
ぱっちまんのカッパがうらやましかった。
旦那はパンツまで濡れたまま帰り、晩に熱を出していた。

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