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2003年3月15日(土)
三段山スキーツアー(パウダーの罠)

今日は、視界が悪いので勝手知ったる三段山へ、次々と他の登山者が脱落していく中、GPSの確実なルートナビゲーションで、2時間30分ほどで山頂へ到着した。
パウダーを求めて西の谷へ降りたが、一見最高のパウダー斜面に見えたそれは、巨大な罠だった・・・(^_^;)
軽〜いパウダーの下には、波形のハードバーンが隠れていて、突然板がそれに刺さったり、突き上げられたり・・とにかくロクな事にならないのだ!
皆さんかなり痛めつけられていた。N崎さんはクラスト地点で肩を強打、旦那は板が刺さったあとでスライディングして腹にカメラがめり込み、ぱっちまんは突き上げられた後鯖折り転倒で腰破壊、シロクマさんは足の打撲悪化・・
とまあ、満身創痍のツアーでした。
それでも、楽しいのが困ったところ。コンディションの良かった西の谷の下部では上り返して滑りました。

天候:くもり〜雪
風速:0〜3m
気温:-5〜-10度
雪質:ハードバーンの上に20センチ程度のパウダー
雪量:十分
メンバー:旦那、ゆきこ、ぱっちまん、のざき、しずちゃん、シロクマ、なまこ、スー、ナガ 合計9名
コースタイム:白銀荘9:14-11:50三段山ピーク12:28-白銀荘14:32

トラックログ付き地図(赤のラインが上り、青が下り)


白銀荘駐車場
雪が少なく風が強い・・最悪のコンディションを覚悟していたのだが

一段目の上樹林帯
登ってみると、意外と雪が良いことに気づく。山の上は結構雪が降ったらしい

ナガ
そうそう、今のうちに食べておこう。ここから上は風が強い

二段目上
案の定、吹雪き模様
アウターを着込む


なまこ
今回、初BCにチャレンジ
ナイス笑顔

四段目
今回のコース取りは廊下を通らずに山頂への最短ルートとした->

->そのため、山頂直下のクラストした急登で苦労した。スリップしたパッチマン

ピーク
いやぁ、12月に骨折して以来なので、感激である

風を避けて、岩陰で食事休憩。ガスが晴れるのを待つが・・

晴れそうもないので、滑降開始。稜線上を慎重に降りる。ここでのざきさんが転倒。肩強打

西の谷へ滑るナガ
悩んだのだが、谷に溜まっているパウダーを期待して西の谷へ降りた
ここでガスが晴れる

シロクマ
アグレッシブに攻めるシロクマ・・実はパウダーの下に潜むギャップに弾かれている

ぱっちまん
谷へのファーストトラック
この後、鯖折り大転倒

スー

ナガ

ゆきこ

シロクマ
西の谷では全員が玉砕した。トップスピードに乗ったところで、ギャップに弾かれるので、ダメージ大

しずちゃん
がんばれ!

ゆきこ
いつも最高のコンディションを約束してくれる、西の尾根へ・・

ナガ
ここだけは、パウダーの下はフラットなバーン


なまこ
初BCとは思えない上手さでした

スー

しろくま

のざき

こりゃたまらんということで、早速登り返し
スー

ぱっちまん

のざき
いやー上手くなった。フォームもスピードもグッド

旦那
重量のせいか、板が浮いていないね

そして、深いパウダーが待っている樹林帯へ・・

誰だ!これは?

答:ぱっちまん
登りのコースは、今回初めて廊下を通らずに、ほぼ夏道を辿った。滑降には不向きだが、距離としては最短だし山頂直下以外は登りやすかった。今後はこちらを主流のコースにしようと思う。
これらのコース取りの変化は、すべてGPSのおかげである。登りは最短距離で、下りは一番滑降条件の良いところという風に、視界が悪くてもデポ旗に頼らず自由に行動できるのだ。登りのルートを忠実に滑降していた頃から見ると、これは画期的な変化だと思う。
波々ハードバーンは残念だったが、あきらめかけていた軽いパウダーを滑れて大満足のツアーだった。やっぱ、三段山は良い・・再認識。

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