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2002年11月24日(日)
三段山スキーツアー(快晴ガリガリ
先週は結構条件が良かった三段山。今週はどんな具合だろうか・・今回は、いろんな雪好きの集まった帯広チームに混ぜてもらっての三段山ツアーとなった。

家を出てから上富良野付近までは濃い霧の中をライトを点灯しながら走った。麓に到着する頃にやっと晴れてきたが、晴れ間から見えた三段山の状況はがっかりするものだった。
「!先週よりも雪がない・・」
おそらく、強風によってせっかく積もってくれた雪が吹き飛ばされてしまったのだろう。
だとすると、二段目より上はかなりクラストしている可能性が高い。
凌雲閣はものすごい混みようだった。さまざまな山岳会が冬季訓練に入っているらしい(労山の恒例「氷雪入門」および札岳連の「冬山技術講習会」の日だったらしい・・)。総勢100名以上は居たと思う。安政火口を中心に見渡す限りのあらゆるルートが登られていて、凄い光景だった。

崖尾根から上に登ってみると、やっぱり雪が少ない。考えてみると、この時期に崖尾根を登ったのは初めてだ。
クラストしたハイマツの多い斜面を詰め、堅いアイスバーン斜面をトラバースして、やっと山頂に到着。山頂は、夏道コース、安政火口コース、OP尾根コース、崖尾根コースなど、ありとあらゆるコースから登ってきた人達で混み合っていた。山頂は周囲360度晴れていて、素晴らしい景観だった。

ビールを飲みながら、下りのルート取りで頭を悩ませる。まず登りで使ったルートはダメだ。あんなところを滑るくらいなら、スキー板を担いでツボ足で降りた方がマシだろう。
当初期待していた西の谷が、登りながら見た感じではあまり思わしくなかったのが気にかかる。雪が不足していて吹き溜まりが多そうだった。そのせいか、誰も滑降していない。
山頂から見た感じではベストと思われる西の尾根手前の谷は、山頂で会ったT中さん達が気持ちよく滑降していった。これであきらめがつく。やっぱり僕らはダメもとで西の谷へ行ってみよう!そうしないと凌雲閣へ帰るのも大変だし(^_^;)。ここらへんのことをG藤さんと打合せしてから、いよいよ滑降開始。

慎重に・・(と、思ったけど、ついM谷さんと暴走気味に降りてしまった)クラスト斜面を西の谷へ向かってトラバースする。途中エッジも効かないアイスバーンに時々出くわしてアセった。
西の谷へ入ってみたが、案の定あまり思わしくない。油断できない重めの雪と吹き溜まりの連続だ。そこから逃げたら周囲のハイマツの餌食になる。
西の谷の核心部は、残念なことにブッシュ濃かった。仕方がないので途中からもう一本西の谷へ移動してみたら、これがビンゴ!
深くて細い日陰の谷にパウダーがたんまり隠れていた。
思い切って積極的に滑降場所は探してみるものだ・・僕らは歓声を上げながら三段山噴火口まで一気に滑った。この滑りだけで今日はお釣りが来るほど満足できた。

天候:晴れ
気温:0度
風速:0m
視界:良好
雪量:全多的に不足気味。
雪質:クラスト・重めの雪の波状攻撃
コース:凌雲閣〜崖尾根〜三段山山頂
凌雲閣9:18〜9:30崖尾根9:42〜11:37山頂12:10〜14:08凌雲閣
メンバー:旦那、ゆきこ、Toshi、スー、(帯広組:G藤、M谷、N内、Y内、まさ、N川(山スキー)、T中(ボード)、じゃん、チリ) 合計13人(順不同)

トラックログ付き地図(赤のラインが上り、青が下り)


凌雲閣駐車場
すごい人出で、駐車場の確保に苦労した

崖尾根
崖尾根コースの関所

崖尾根の上
見よ!この積雪の少なさ。このハイマツだらけの尾根を詰めていく

ハイマツ地帯を抜けると、シュカブラだらけの悪雪だった

アイスバーンが多く、スノーシューはさぞや苦労しただろうと思いきや!?
MSRのスノーシューは平気だった。見よこの鋸のような刃

このあたりで、完全な快晴となる。遠くに十勝岳本峰が見える

逆光の稜線を歩く
チリ

山頂には続々と様々なルートから人が上り下りしていた・・とても賑やか。

三段山山頂
ワイワイと昼飯。もちろんビールをあけた旦那だった

ここで、腕に付けたGPSとデータロガーとしてワンダースワンを携帯するイカしたボーダー発見!彼の正体は?

丁度三段山に来ていたT中パパ。
凄い勢いでミックスと滑り降りていった

同じく、ゆうちゃん

伝説の山岳テレマーカーS岡さん。さすがにうまい

そんじゃ、我々も滑りますか!
M谷

G


じゃん

西の谷へ向かう
スー

M谷

Y内

フォームが深い、元皮靴テレマーカー
N内

獲物を狙う猛禽!?
いえ、G
さん

まさ

何故か空を飛んでいる
チリ

谷へ入った
唯一の山スキーヤー
N川

谷へ落ち込む急斜面を滑る
スー

スノーボーダー
T中

綺麗なスプレーをあげる
Y内

ゆきこ

toshi

谷を通過中

谷へ落ちる急斜面を泳ぐように滑る
G


じゃん

ゆきこ

谷を抜けて、三段山噴火口を通過する

富良野岳の見える崖尾根へ

崖尾根の上からは安政火口を囲む山並みが良く見えた

え!?崖尾根を滑るの?
じゃん

滑降地点の上に立つ
チリ

苦戦しながら滑る
チリ

ジャンプターンする、熱いスノーボーダー
T中

さて、戦い済んで日が暮れて・・

北尾根に隠れようとする太陽を追って帰途につく
全開で楽しませていただきました。帯広チームの皆さん、ありがとうございました。

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