2002年2月23日(土) 富良野岳スキーツアー(アバランチボーイズなんとか生還) 結果:1556m地点から滑降 天候:曇り 風速:0〜10メートル 気温:-5〜-12度 雪量:十分 雪質:重め(-20、-60センチに弱層あり、非常に雪崩れやすい状態) コース:ジャイアント尾根〜ベベルイ谷〜北尾根 バーデン上富良野前10:00-10:23ベベルイ沢の滝10:41-12:07森林限界(1370m)-12:30滑降地点(1480m)12:52-13:30北尾根(1250m)13:37-14:13バーデン上富良野前 コース:翁コース 凌雲閣14:44-15:10バーデン上富良野 メンバー:旦那、Toshi、Polly、T塚、(途中合流 Y田夫妻)(順不同)合計6名 今回は捻挫から復帰したPollyさんのリハビリを兼ねたツアーです。当初は軽〜く三段山へ行くつもりでしたが、出発直前に風が強そうなので躊躇しました。 「うーん、富良野岳にするか、三段山にするか・・・悪天候に強い富良野岳にしょう」(この時Pollyさんの運命の歯車が狂い始めた)。 そんな訳で急遽富良野岳ツアーになりましたが、幸い何パーティーか先行者が居て、重そうな深雪のラッセルをせずに済み、順調に登れました。 樹林帯は例によって風も無く穏やかで、雪もまあまあ良かったのですが、森林限界より上では案の定ホワイトアウトの強風でした。そろそろ尾根へ引き返そうかと思っていると、そこに吹雪を吹き飛ばすような陽気さでY田夫妻が登場!旭岳のロープウエイが運休だったので、こちらへ来たとのこと(この時点で、Pollyさんの運命は決まった)。なんだか盛り上がってきて、もう少し高度を上げてベベルイ沢を降りることになりました。 恒例の弱層試験の結果は、-20、-60センチに弱層あり、特に-20センチの弱層は顕著で非常に雪崩れやすい状態でした。 雪崩を警戒して慎重にベベルイ沢を滑降してから北尾根へトラバースし、樹林帯の急斜面(通称「北尾根TGR」)を滑りましたが、急斜面の北尾根では、なんどか雪崩を誘発して大変危険な状態になりました。 一応トラック図は掲載しますが、このコースは雪崩れやすくて大変危険です。特に北尾根はコースを外れると崖状の箇所から転落の恐れもあります。 (雪崩にご注意ください。特にこのフィールドのツアーは、雪崩ビーコンを含めた雪崩対策装備の全員の携帯をお勧めします) 命からがらバーデン上富良野へたどり着いたら、「皆、滑り足りないしょ?」というY田さんの提案で、凌雲閣まで車で上がって翁コースを堪能させてもらいました。 このように、かなりエクストリームチックになった今回のツアー。果たしてPollyさんの運命は? |