2002年2月17日(日)
三段山スキーツアー(ゆきこ負傷&ピンクテープ事件)
天気は下り坂、NABの入っている富良野岳と三段山のどちらに入るか、ぎりぎりまで悩み、結局久しぶりに三段山へ上がってみました。「うーん、三段山だと全然緊張感がないねー」などと軽口を叩いていたら、ゆきこさんが転倒してまさかの負傷(右膝は内側側副靱帯の損傷もしくは内側半月損傷、右足首は前脛腓靱帯切断)。猛烈な風が吹き始めた三段山を片足の斜滑降で降りてくることになってしまいました。皆に荷物を分担して持ってもらいながら、なんとか自力下山が出来たとはいえ、ツアーの皆様方にはご迷惑かけました。三段山といえど油断するべからず!キモに銘じます。

もうひとつ、「三段山ピンクテープ事件」も起きました。これは、白銀荘から山頂まで蛍光ピンクのビニール製標識テープがびっしりと取り付けられていたというものです。
標識テープは、
過剰且つ曖昧且つ広範囲に渡って取り付けられており、これではかえって他の登山者の混乱を招いて危険だし、山の景観も損ねていると判断して、撤去しながらのツアーとなりました。
標識テープはコース外の灌木にも多く吊されていたので、我々はコースの両側に別れて手分けして撤去作業を行い、手に負えない分は他の登山者にも協力を仰ぎました。
ほとんどが堅結びの状態で枝に取り付けられていたので、止む終えず枝を折って取り外したものもあります。もうこのような非常識で馬鹿げた行為は止めてもらいたいものです。
白銀荘周辺の樹林帯では、最近これと同じような行為が繰り返されており、地元のガイドの方が除去に大変苦労させられています。
「過剰な標識テープはただのゴミ。きちんと回収しましょう!」


結果:登頂成功
天候:くもり
風速:0〜15メートル
気温:-5度
雪量:少な目(強風に飛ばされた)
雪質:重めのパウダー(上部はウインドパック)
コース:白銀荘〜三段山 登り:夏道コース 下り:西の谷
白銀荘9:52-10:05一段目-11:04二段目-11:31三段目-12:39三段山山頂12:56-13:20西の谷(1442m)ゆきこ負傷13:32-14:21白銀荘

メンバー:旦那、ゆきこ、スー、Hiro、A部、おけい、K藤、Toshi 合計8名(順不同 三段山クラブ&テレテレ隊)
山行記録目次

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トラックログ付き地図(赤のラインが上り、青が下り)


二段目手前
おびただしい量の標識テープが吊されていて驚きました(写真は、回収したテープをふざけてばらまいたところ。もちろん持ち帰りました)

二段目
ここまでは、ほとんど無風で穏やかな天候でした


三段目の上
風が強まってきました。それにしても、ずっと標識テープを撤去してきたので疲れました。

山頂直下
稜線では強風が吹き荒れていました。雪煙で視界が奪われます


三段山山頂
タッチ!久しぶりの標識との再会を喜んでいる旦那

滑降準備
気象条件が悪いので、早々に滑降開始、スキー板は流れることが無いように、裏側にして踏みつけて置いてあります

滑降開始
クラスト斜面を、西の谷まで慎重に降ります

西の谷へ
風は強いけど、視界は悪くありません

西の谷へ降りるゆきこさん

西の谷の一番斜度にきつい所
皆が並んで滑降の順番を待っています

スーさん
新板、ロシのXXXで滑降準備完了


スーさん
GO!

スーさん
新板、浮きます浮きます

A部さん
こちらもXXX。多いですね


おけいさん


旦那
K2 ヘリスティンクスが細板に見えます

旦那
雪が悪い・・重たくて難しい雪質でした

Hiroさん
切れた滑りを見せたHiroさん。今日の雪は顔に当たると痛い

Toshiさん

K藤さん

ゆきこさん
なかなかハイスピードで降りて来たなと思ったら・・

頭から一回転の転倒!そのまま起きてきません


斜面の下から心配そうに見上げる面々

ゆきこさんは、右膝と足首を痛めていました。ここから片足だけで下山です。皆さんにはご迷惑おかけしました。心よりお詫び申し上げます。

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