2002年2月10日(日)
富良野岳スキーツアー(北尾根TGR)
結果:1556m地点から滑降
天候:曇り
風速:0〜5メートル
気温:-12〜-15度
雪量:十分
雪質:重め〜軽いパウダー
コース:ジャイアント尾根〜ベベルイ谷〜北尾根

今回も三段山クラブ&テレテレ隊の合同ツアー。
かなりの数のパーティが入山しており、バーデン上富良野前には車がびっしり駐車していて驚きました。T字路そばに駐車すると通行の邪魔になるということですので、ご注意ください。

ありがたいことに、HYMLオフミ隊が素晴らしいコース取りで先行してくれていたので、登りではほとんどラッセル無しでした。感謝いたします。
樹林帯は風も無く穏やかで、雪も良かったのですが、森林限界より上では風が冷たく、雪もウインドパックされていました。
森林限界より少し上で、続々と他パーティが下山していく中、我々はさらに尾根を詰め、いつもの1550m地点からベベルイの谷へ降りました。
いつもは、途中からジャイアント尾根へトラバース気味に戻るのですが、今回のスペシャルゲストU田氏の素晴らしいガイドにより、そのまま谷を降りて北尾根へトラバースし、樹林帯の急斜面(通称「北尾根TGR」と呼ばれているらしい)を一気に滑り降りました。

一応トラック図は掲載しますが、このコースはかなり上級者向けです。谷から北尾根に向かってかなり急な斜面のトラバースがあり、スノーシューでの通過は困難でしょう。
後半は斜度がきつく(最大斜度38度)、樹林も濃く、特に北尾根TGRの両側は見通しの利かない崖状になっていますので、大変危険です。(くれぐれも雪崩にご注意ください。特にこのフィールドのツアーは、雪崩ビーコンを含めた雪崩対策装備の全員の携帯をお勧めします)

今回、初めてeTrex Ventureを純正ホルダーにゴムバンドを通し、ジャケットの上から装着して腕時計感覚で使ってみました(写真2)。感想は・・・「これはイイ!」です(ザックの中には予備機を入れてあります)。
行動中、ちらりと腕を見ると、
1.磁北を上にした、緯度経度グリッドとスケール入りのマップに表示される現在位置とトラック
2.なまら正確な時間
3.補正の必要ない現在高度
4.衛星補足状況による、測定誤差
の4点の情報が常時表示されています(カスタマイズしました)。これを見ながら行動すると恐いもの無しです。

バーデン上富良野前9:50-10:16ベベルイ沢の滝10:27-11:34森林限界(1370m)-12:06滑降地点(1556m)12:23-13:16北尾根(1250m)13:33-14:16バーデン上富良野前

メンバー:旦那、A部、K藤、おけい、スー、N崎、Hiro、ゆきこ、Toshi、U田(順不同 三段山クラブ&テレテレ隊)合計10名
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トラックログ付き地図(赤のラインが上り、青が下り)


登山口
バーデン上富良野前

腕に装着したGPS Venture
これはイイ!すごく便利です。もう登山時計(スント)はいりません。


渡渉
スノーブリッジが発達していたが、まだ板を履いたままでは渡れない・・

樹林帯
最近の登りルートのトレンドは、滝の上部を迂回すること。ただし、トラバースがきつい

森林限界
尾根は寒さが厳しかったが、一瞬日が差してとても綺麗だった。

谷への滑降地点(1550m)
滑降開始!ノートラックのバーンへ飛び出す旦那。このあと転倒・・すまん。

U田
U田氏の滑り。深雪へ潜り込んで・・


U田
びよーんと(^_^)、ターンする。
ここら辺は雪が重い

U田
谷の下部の樹林帯を抜ける・・実は、この直後転倒

A部
オニューのジャケットのA部さん

A部
少しずつ雪が良くなってきた

Toshi


Toshi
体を常に最大傾斜線へ向けていないと、重い雪ではこうなります。

おけい
どんどん上手くなります

旦那
今日も、カメラが二台あったので、旦那もたくさん写っています

旦那
でも、今回はうまく滑れず・・落ち込みました

N崎
上手になりました

スー
スピードナンバーワン。スーさんの滑り

スー
フォームが独特。

K藤
低いフォームで早い。

ゆきこ


Hiro
カメラマンご苦労様でした。
「ファット板が欲しい〜!」そうです

Hiro
ベベルイ谷の斜面も終盤

ゆきこ
谷の最低部へ落ち込む急斜面。皆さん真っ直ぐ落ちてくれました


北尾根
さて、これが最後のおいしい斜面
通称「北尾根TGR」
です

N崎
最大斜度38度。樹林を避けて滑る

おけい
ここは、風も日も当たらず、最高のパウダーだった

K藤
「ゴーグルにワイパーが欲しい」前が見えないのよ

U田
実にカッコイイフォームだ・・

U田
感心していたら、こんな感じで旦那へ向かって飛んできました。キック!

ゆきこ


砂防ダム
川沿いに砂防ダムの横を滑り降りておしまい。なんとか全員無事でした(^_^)

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