2001.12.29(土)
三段山
ラッセル強化週間その1
メンバー:旦那、ゆきこ、H江さん、H江さん次男
H田さん、K下さん
合計6名
今日は職場の同僚との山行。先週の三段山があまりに良かったので、油断していました。重雪ラッセル地獄第一弾です。
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GPSトラック付きマップデータ(赤は上り、青は下り)


写真1
結果:登頂成功
天候:曇り〜雪〜晴れ
風速:0〜1メートル
気温:-15〜-24度
雪量:相変わらず少な目
雪質:樹林帯より上は重雪。
コース:白銀荘〜三段山 夏道コース
9:30白銀荘9:50-10:10一段目10:16-10:38二段目10:47-11:08三段目-12:18三段山山頂13:00-14:11白銀荘

今日は、職場の同僚にK下さんをゲストにお迎えし、今年最後の三段山ツアーを行った。三段山師匠H江さんと登るのは久しぶりなので、緊張していた旦那だった。

9:30白銀荘(1017m)9:50
天候:くもり 無風 -15度
曇天下、出発(写真1)。最初はスプリットボードが登った跡を辿ったが、一段目を過ぎてからは我々の前にトレースが無くなり、山頂までラッセルしていくことになった。
-15度でも、相変わらずワイシャツ+セータ、作業ズボンのH江さん(写真2)。ヤッケを着込む私たちが馬鹿みたいである。
寒くないのだろうか?その秘密はすぐに解明された。

10:38二段目10:47
相変わらずブッシュが埋まりきっていない二段目(写真3)。だが、少々重ためとはいえ、ここまではパウダーだ。
二段目を過ぎたあたりから吹雪模様となってきて、同時に雪が重たくなる。それでも薄着のまま笑顔でラッセルするH江さん(写真4)。
薄着の秘密は、そのスピードにあった。とにかく早い。
膝までの重たい雪のラッセルを次男と二人だけで交代し、ハイスピードで登ってこまめに休む。
私たちは付いていくだけでやっと。息が切れて体が火照った。これが薄着の秘密だったのだ。激しく運動して体を火照らせるのである。

三段目からはすっかりホワイトアウトになり、デポ旗を打ちながら登る(写真5)。気温は-25まで下がったが、H江さんの薄着とラッセルのスピードは変わらなかった。
もしラッセルが楽だったら、二時間は余裕で切っているだろう。

11:00三段山山頂11:10
天候:雪 風速2メートル 気温-15度
山頂ではツエルトを張り、のんびりと昼食を楽しんだ。
いよいよ滑降開始(写真6)
登っている時から嫌な予感はしていたが、案の定下りは難しかった。雪が重く、深く、スキーが滑らないか、滑ってもオン・ザ・レールで曲がらない。
二段目まで我慢の滑りで耐えてから、やっとパウダーの残る二段目へ(写真7)。今日のメンバーは全員スキーのレベルが高いので足並みの揃った滑りが楽しめた。
まだブッシュが多い二段目を滑り降りてから、シュプールを振り返る(写真8)。

14:11白銀荘(1017m)

天候:晴れ 無風 気温-15度
一段目は、グッドコンディションのパウダー(写真9〜12)。ちょっと雪の深さの割には斜度が足りなかったが、今日のコンディションでは贅沢は言えない。
この頃には、天候もすっかり回復し、前十勝も綺麗に見えた(写真13)。

感想:
寒い割に雪が重たかった。また、「人のトレース泥棒しちゃえ」主義の我々にはまったくの誤算のラッセル山行であった。
やっぱり、三段山師匠のH江一家は凄い。いかに我々が普段軟弱だったか思い知らされた。今度は少しでもラッセルを手伝えるように修行してきます。

写真2 

写真3 登山口

写真4  

写真5 

写真6 

写真7 

写真8

写真9 

写真10 

写真11 

写真12 

写真13


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