2001.3.19(月)
富良野岳ジャイアント尾根 粉雪に酔い、谷で飛ぶ メンバー:旦那、キ、スー、高T、Kamix 合計5名 |
十勝山系蹂躙ツアー3日目は、あいにくの悪天候。しかし、悪天候なら悪天候なりに楽しみことができる。 富良野岳の風の無い谷には、最良のパウダーが待っていた! |
結果:ジャイアント尾根1160メートル地点から滑降 天候:雪 視界不良〜くもり 風速:0〜5メートル 気温:-5〜-7度 雪量:十分 雪質:良質のパウダー 天候が悪い。白銀荘付近ですでにガスがかかっており視界不良。風も強く地吹雪が吹いている。 山行中止もありえる天候だったが、こんな時は富良野岳のの樹林帯で遊ぶに限る。 今朝は気温が低いので、夕べ積もった雪でパウダーランが楽しめそうだ。 10時30バーデン上富良野 天候:雪、視界不良 風速4〜5m -5度 例によって富良野岳は濃い雲の中・・・ バーデンかみふらの前の駐車スペースに駐車。こんな天気に登る物好きは他に一人も居ないらしく、駐車していたのは我々の車だけであった。 恒例の板投げの後、砂防ダムの箇所で川を渡渉(写真1)。 樹林帯は、目論み通りあまり風がない(写真3)。雪も良くて軽いラッセルが20センチ程度。いやがおうにも期待が高まる。 11時00分 ベベルイ沢の滝 天候:雪、無風、-5度 北尾根をコンタ(等高線)沿いに進み、ベベルイ沢の滝に到着。谷の底なので風は全くない。 いつもは休憩するだけの箇所なのだが、あらためて周りを見渡すと、斜度35度程度の斜面が四方にある、おもしろい場所だ。 これは・・・どうせ尾根へ出てもカリカリの強風だろうし、ここで上り下りして遊ぼうという話になった。 とりあえず雪が悪くなるところ、たぶん森林限界までは上がろうということになり、登高続行(写真3)。序盤はきつい登りだが、ここを滑れると思うと、なんでも我慢できる。 11時40分 1160m 天候:雪、風速1〜2m、-7度 20センチのラッセル ラッセルが続いて疲れたので、傾斜が緩やかになる1160m地点で一休み。 ああ・・上空からゴウゴウという風の吹き荒れる音と木々のざわめきが聞こえてくる。 誰からともなく「もう、帰るか」。「疲れたし」「早く滑りたーい」 「よし!とっとと降りて、ベベルイ沢でラーメンを食べよう!」 森林限界までは、まだだいぶあるが、簡単に当初の計画を翻して降りることにする。さすが、三段山クラブ。 各自ヘルメットを着用し(スーさんはチンガード付き)滑降開始!(写真4〜15)。 フェイスショットからオーバーヘッドへ、粉雪を被りながら快適なツリーランを楽しむ。雪の良さは予想以上だ。この季節に深さ20センチ程度の新雪が食えるとは思わなかった。わはは。 豪快に滑り、豪快に転んでいたスーさんが、しきりとチンガードの中に指を突っ込んで雪を掻きだしている。なんでもチンガードの中にすぐ雪が詰まり、息が苦しくなるのだそうだ。意外な盲点。 12時00分 ベベルイ沢の滝 天候:くもち、無風、-3度 アッと言う間にベベルイ沢の滝に到着。昼食を取りながら、登り返してどこを滑るかで盛り上がる。 お?天然のキッカー発見!まず、Kamixさんが飛びたいと言い始める。さすが、裏磐梯メットサル軍団だ。 当初かなりびびっていた他の面々も、なぜかその気になってしまい、結局飛びまくる(写真16、17)。 さらにそれに飽きたらず、きのこ状に冠雪した雪の塊、通称「きのこ」によじ登る者やダイブする者が出現。それを見て皆で腹を抱えて笑う。 かなりイカレている、パウダー酔いだろうか? いい加減、谷の良い斜面を滑り尽くしてしまい、今日はこれでお開き(写真20)。 急斜面の至る所がシュプールだらけで、きのこの下には人型の凹みまでついている。 明日ここへ登った人は、この有様を見てびっくりするだろう。三段山クラブ恐るべし。 バーデンかみふらの 天候:くもり 無風 何時に着いたか不明。 天候はかなり回復してきた ここでKamixさんが、ビデオ「unparalleled」に登場した「開脚ゴーゴー滑り」を披露してくれた(写真21)。それを笑い転げながら撮影する旦那「スゲエ!みんな凄いよ!ワハハハ!」(旦那もおかしくなっている) どうにもテンションが高まったまま納まらず、盛り上がったまま上ホロ荘の露天風呂へ。 粉雪の感触の余韻に浸りながら、ビールで乾杯して、十勝山系樹林ツアーを締めくくった。 感想: 十勝山系蹂躙ツアーは、最高の粉雪で締めくくれました。快晴の前十勝から始まって、3日間の間に、ほとんどのコンディションとロケーションを味わえたことになります。 高Tさん、Kamixさん、また来てくださいね。 高Tさんの作ってくれた晩飯最高でした。 Kamixさんは、私と同じビデオカメラ持参で来てくれて、旦那も沢山撮影してもらいました。こんな事は初めてです。ありがとうございます。 |
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