2001.3.11(日)
三段山/翁コース
穴場の谷へ突っ込め!ツアー
メンバー:旦那、スー、佐藤、TOSHI、じゃん、
きた(山S)、キ、Polly、N崎、しずちゃん(山S)、
ナガ(SOSチーム)、T塚(SOSチーム)、なにわや、
なんとなく一緒にHiro、(^v^)ら
(
ボードチーム三人組)
合計16名
おお!今日はツアー人数が多いぞ。なんだかんだで16人が列をなして登ることになった。
山のコンディションは上々、でも沢山のスキーヤーによって主だった斜面はズタズタ・・
こうなったら穴場の谷へ突撃だ!
山行記録目次
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GPSトラック付きマップデータ(赤:上り、青:下り、オレンジ:翁コース下り)


写真1 三段山
三段山ツアー
結果:登頂成功
天候:晴れ時々くもり
風速:0〜1メートル
気温:-5〜-10度
雪量:十分
雪質:若干重めの浅いパウダー
コース:白銀荘〜三段山

今朝は、上富のスーさん宅に宿泊して、-22度の朝を迎えた。3月半ばにしては驚くような低温だが、この気温なら雪も良さそうだ。
麓の上富良野町からは、快晴下の十勝岳連邦がすべて見渡せる。
一昨日から呆れるような好天続きなので、きっと三段山には沢山のスキーヤーが入っているだろう。今日は、あまり荒らされていない斜面をどう攻略するかが重要なポイントになる。


10時04分 白銀荘出発
天候:晴れ、無風、-5度
くっきりと見える三段山山頂を横目に見ながら(写真1)、
例によって遅刻気味に到着した旦那。白銀荘では沢山の人達が待ちきれない様子で準備を整えていた。
今日のギアも、テレマーク、山スキー、ボード、割ボード(写真2)と、例によってバラエティーに富んだ構成。
あわてて一通り自己紹介してもらったあと、出発する(写真3
)。
一応全員ツアー経験者だし、山スキーツアーのプロも何人か同行しているので大変心強い。
ルート上には、何十人ものスキーヤーによって作られた高速道路のようなトレースが出来ていたので、それを辿って楽をさせてもらった。
日差しが強いので大汗をかき、早々とジャケットを脱いだ。これなら半袖になっても大丈夫だろう。

二段目に上がってみて驚いた(写真4)。
ありとあらゆる斜面にシュプールが・・・
なんと、フリコ沢に向かう(雪崩の)やばそうな斜面にもばっちりスノボのシュプールが刻まれていた(写真5)。
主なコースは、何十人ものボーゲンで降りた山スキーヤー達によって、まるでピステンをかけられたゲレンデのような状態になってしまっている(トホホ)。
ため息をつきながら、下降コースを思案していると、丁度追いついてきた皮靴テレマーカーなにわやさんから、三段山火口そばから伸びる谷へ行ってみては?とのアドバイスを受けた。
もう少し雪が締まってから行こうと思っていたルートだったが、今日の雪質なら雪崩の危険性も少ないと判断し、そちらへ滑降することに決めた。

途中、前十勝の見える最高のバックグラウンドの中を滑り降りて行く、角田夫妻と出会った(写真6)上手い。上手いスキーヤーには、僕らから「ヒューヒュー!」という囃子声で最大級の賛辞が送られる。
廊下に入ってすぐに、稜線からとんでもなく上手いテレマークが降りてくる。あっ!犬(ミックス)も一緒だ。T中ファミリーやオクサダさん御一行であった(写真7)。当然、「ヒューヒュー」。
廊下付近で、富良野のK一さん、釧路のO川さんらと出会い、一緒に山頂を目指した。

12時35分-13時10分 山頂
天候:雪、風速1m、-10度
いつも難儀する四段目は、雪が良く締まっていて直登が可能なほどであった(写真8)。急に雲が出てきて、登ってきた方向は真っ白になってしまたが、稜線ではお馴染みの大パノラマが僕らを迎えてくれた。
山頂では、しばらく雲に包まれて小雪なども降っていたが、休憩している間に晴れてくれた。
お約束の記念撮影後(写真9)、当然ビールなどもたしなみ、いよいよ滑降開始!

まずは、目的の谷まで崖尾根方向へ稜線をずっと降りる。少し稜線上をはずしたところをトラバース気味に行くと、ハイマツや岩を踏まないですむ。
お目当ての大きな谷の源頭部に到着してみると、目論み通り2〜3本のシュプールしか無かった。
自然に笑みがこぼれる。丁度坪足でこのルートを登ってきたスキーヤーが居たが、心中察するにあまりある。突然滑降予定コースに16人も降ってきたら・・・申し訳ない。
では、滑降開始!(写真10〜25)
少し癖のある重めの雪だったが、この陽気の割には上々の部類だ。
曲げすぎると吹っ飛ばされるので、大きなターンで雪を切っていく。
スピードが乗ると、スキーのトップが雪を切る「シャリシャリ」という音が聞こえてきて心地よい。つい最後まで滑りたくなるのを、鉄の自制心で押さえて斜面の途中に陣取り、皆が滑降する様子を撮影する。
一人ずつ撮影を繰り返しながら降りたので、案外時間がかかって申し訳ない。
皆のフォームをこうして見てみると千差万別で面白いね。
ちなみに、なにわやさんは皮靴細長板だ。

気持ちよく谷を降りたあと、最後にトラバース気味に南西コースへ戻ったが、だるい斜面や登り返しもなくて、とてもいい感じだった。
これからの季節には、主にここで遊ばせてもらおう。

ただし、ボーダーにはちょっとトラバースがきついかもしれない。

14時08分 白銀荘到着
天候:晴れ、無風、-7度
皆の滑降技量が高く、降りの足並みがそろっていたので意外と早く白銀荘に着けた。
このまま温泉入るのも良いが、まだ滑り足りないとお嘆きの貴兄(ほぼ全員)のために、オプショナルツアーとして、翁コースをセッティングしてみた。


翁コース

結果:滑降成功
天候:くもり・小雪
風速:無風
気温:-6〜-10度
雪量:十分
雪質:良質のパウダー
コース:翁コース

14:42 凌雲閣
天候:くもり・小雪、無風、-6度
例によってバーデン上富良野に車を一台デポして、二台の車に8名乗車して凌雲閣へ(写真26)。
最初は、藪気味の少し緩い斜面を降りていく、途中にすぐ近くを道路が走っているので、そこへ落ちないように注意されたい。
ここまでに何本かシュプールがあったが、お目当ての40度の斜面(バンジー斜面)には、迂回されて新雪が残っていた。
相変わらず、短いが上から見ると斜面が見えないほどの急斜面。大抵は誰でも腰が引けるものだが・・・
ニヒルなきたさんに、「どおですか?この斜面」と問うと、初めてにやりと笑って「いいね。」(^_^)
実にうれしそうだ。こちらもうれしい。
では、思う存分落ちてもらいましょう!(28〜32)
今回の落下大賞は、山スキー部門ではきたさん(写真29)。テレマーク部門ではキ様(写真30〜31)に決定!パチパチ
特にキ様は良いフォームで落ちてくれました。途中しっかり制動しているし文句無いです。
じゃんさんは、痛恨の転倒。他のテレマーカーも全員転倒するかアルペンで落ちたので失格。
ナガさんもいい感じで落ちてくれたけど、途中でアルペンになったので、減点(^_^)。

15:05 翁コース終点 バーデン上富良野到着
天候:くもり、無風、-10度
まさしくアッと言う間に終わってしまいました。
まあ、何時来ても雪が良いのと、登りが無いのが取り柄のコースですからね。
皆さん、お疲れさまでした。あっ!一番お疲れになったのはなにわやさんだった!詳しくは、こちらを・・・・

感想:
人数が多いと大変かな?と思ったけど、そうでもなかったなあ。
まあ、トラブルも無く全員登頂できて良かったです。
少々無謀かな?と思った翁コースオプショナルツアーにも沢山参加してくれたし。
若い人が来てくれたので、三段山クラブの平均年齢が少し下がりました。
でも、つくづく思ったけど、年齢とやんちゃな滑りは関係ないね。(^_^)


写真2 割ボード

写真3 出発

写真4  二段目上

写真5 三段目

写真6 三段目を滑降する
K田さん

写真7 4段目を滑降するT中さん

写真8 山頂直下

写真9 山頂!

写真10 なにわや

写真11 きた

写真12 スー

写真13 T塚


写真14 キ

写真15 しずちゃん


写真16 じゃん

写真17 N崎
写真18 Polly
写真19 佐藤
写真20 なが
写真21 富良野岳をバックに
TOSHI
写真22 Hiro
写真23 ボーダー氏
写真24 (^v^)さん
写真25 ごちそうさま
写真26 翁コースへ出発
写真27 藪斜面
写真28 スー

写真29 きた

写真30 キ
写真31 キ
写真32 ナガ

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