2001.2.10(土)
三段山
「ブーツ忘れた
メンバー:旦那,ゆきこ,ゆーじ,やあまだ,スー

合計5名 TOSHI,Sさんと山頂で合流
おお!珍しく晴天だぞ、雪も良い!!しかし、ブーツを忘れた旦那。こいつあ今シーズン最大の危機だ!
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GPSトラックデータ付き山行マップ



写真1 次長さんの山スキー
結果:登頂成功
天候:登りは晴れ、滑降時には雪のち晴れ
風速:ほぼ無風
気温:-3度〜-5度くらい
雪量:十分
雪質:良好なパウダー
コース:白銀荘〜山頂

白銀荘 10時30分
晴れ 無風 気温-3度
本日のお客さんは、青森のゆーじさんと福島のやあまださん。天候は、最近にしては珍しく晴れ。途中の車内からも山並みが良く見えた。

しかし、問題点が一つ。
旦那がブーツを忘れてきた。正確に言うと干してあったインナーだけを持ち込み、アウターを忘れた。
こんなことは、はじめてだ。気が緩んでいたとしか言いようがない。
途中でスーさんに電話を掛けたり、富良野スキー場へレンタルのテレマークブーツが無いか問い合わせたりしたが、どうにもならない。絶望的な気分で白銀荘に到着。
温泉に浸かっているか、白銀荘でレンタルしているスノーシューを履いて上がってみるか。どちらにしても、とても冴えない。
ダメもとで白銀荘のカウンターに聞いてみた。「すみません、余っているブーツありませんか?あ、サイズは28センチです。」(^_^;)驚いたことに、「あるよ、山スキーで良いかい?」との返事。
白銀荘の次長さんの個人装備である山スキー(写真1)を貸してくれたのだ。ありがたい。ただし、ブーツのサイズはどうみても27センチくらい・・・なんとか足は入ったが、痛い。仕方なく靴下を薄いものだけにして我慢する。

さて、出発してみると(写真2〜4)天候も良いが雪も良い。先行者の立派なトレースがあったので、ラッセルも無く順調に登る。
心配していた二段目から上の様子は、前回とはうって変わって、ハイマツはほとんど隠れていた(写真5)。
まったく、本シーズンでも一二を争うほどの好条件に恵まれた日だ。皆嬉しそうだ。
あっ、旦那だけ浮かない顔をしている。やっぱり足が擦れて痛いのだ。しかし、これは自業自得。

実は、途中の記録があまり取れていない。それほど旦那には余裕が無かったということだろう。
途中、十勝岳、富良野岳共によく見えた。なんとなく旭川から来たというスノーシュウの方と一緒に登る。

いつも難所の四段目も、クラストしていなくて登りやすい。ただし、薄いパウダーの下に堅いバーンがあるので、油断するとスリップする。

さて、いよいよ山頂・・・だが、ちょうどガスがかかってきた。稜線に出ると(写真6)ガスの向こうにうっすらと上ホロの壁が見え、足下の絶壁の底では安政火口が静かに噴煙をたなびかせている。
この高度感はなんど味わっても良い。

13:10 三段山山頂到着(写真7は、TOSHIさんが提供してくれたもの。)
天候:雪 ほぼ無風 気温-5度くらいだったと思う
山頂には、TOSHIさんともう一人・・・旦那さんですか?と問いかけてきたのは、この間sandan yama 2000を送った富良野のS氏であった。
しばらく休んでいると、新顔のキタキツネが挨拶に来てくれた(写真8)。昨年の夏頃には、今まで居た狐は車に轢かれて死んでしまったのだが、この子キツネがテリトリーを引き継いだようだ。
TOSHIさんが到着した時には眺望が良かったらしいが、我々が到着した頃からどんどん天候が悪化して雪が強く降ってきたので、20分ほど山頂に滞在してから滑降を開始した。
山頂からパウダーなのがありがたい。
旦那は慣れない山スキーなので、どうにもカンが狂う。どうしても足を逆に前に出してしまうのだ。かかとが上がらないことにも、強い違和感を感じてしまう。四段目の後半でやっと乗り方を思い出してきて、ターンができるようになってきたが、それまではボーゲンを強いられた(^_^;)。
では、最良の雪に恵まれた各人の滑りをどうぞ(写真9〜18)。
福岡レロレロ滑りを見せてくれたやあまださん、姿勢の良い高いポジションでスピードのある滑りを見せてくれたゆーじさん、激ウマ佐藤さん、やたら滑降スピードの上がったスーさん(そろそろメットが必要です)、ブーツのスイッチを滑降モードに入れ忘れて転びまくっていたTOSHIさん(^_^;)。
久しぶりに登場したゆきこさんも調子よく滑る。丁度登ってきた団体に「うまいねー」などとおだてられ、得意の絶頂だ!
一段目も登り返してどん欲に滑る面々(写真19)。私はSさんと見物。足が・・・薄い靴下一枚のせいで指先がちぎれそう・・・いや、すでに感覚が無くなっていた(^_^;)。

15時03分 白銀荘
天候:くもり、無風

最後は、白銀荘でビデオ上映会を催した後露天風呂だ!気持ちいいね。指先が解凍されて、靴づれも癒されるよ。
スキーを借してくれた次長様、大変ありがとうございまいした。
このコンディションの三段山の麓で留守番していたら、私ストレスで死んでいました。ええ。

感想:自分のうっかりぶりにめまいのしたツアーでした。
足に合わないブーツでの山行なんて言語道断ですが、三段山だったのでなんとかなりました。
さて、久々の山スキーですが・・・安定しているし、扱いやすいし、だから転ばないし「山スキーはやっぱり楽ダー」が感想です。でも、だからつまらない!テレマークは不安定で扱いにくくて、転ぶから乗りこなしが楽しいのだと再確認しました。

直前のアクシデントで参加できなかったmakinさん、今度こそお待ちしております。


写真2 出発

写真3 一段目上の樹林帯

写真4  二段目

写真5 二段目上

写真6 稜線到着

写真7 山頂から上ホロを望む

写真8 キツネ二世

写真9 皆で滑降!

写真10 やあまだ

写真11 ゆきこ

写真12 やあまだ

写真13 S氏

写真14 TOSHI

写真15 ゆーじ

写真16 旭川の人

写真17 スー

写真18 ゆーじ

写真19 一段目

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