2000.12.23(土)

三段山

今シーズン初快晴だ!

メンバー:旦那,ゆきこ,キ 計3名

今日から白銀荘へ宿泊する2日連続三段山ツアー。
まずは、快晴の三段山をご覧ください。
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GPSトラックデータ付き山行マップ(データ提供:キ様)



写真 1,2,3,4

結果:登頂
天候:晴れ
風速:0〜5メートル
気温:-2〜-8度
雪量:一部ハイマツが出ているが、おおむね良好
雪質:パウダー、一部軽いウインドパック

前回凍傷の洗礼を受けたぎっちゃんは、今回は水疱瘡の洗礼を受けてリタイア。医者から患部を冷やさないように、運動は控えるようにと言われたそうで、そりゃ三段山は無理だよね、養生してください。

10時33分 白銀荘
天候:晴れ 無風 -2度
家を出るときにはデロデロした天気だったが、三段山へ近づくほどに晴れてきて、登山口に到着したときにはかなり晴れてくれた。やっと三段山が微笑んでくれそうだ。
遅刻した僕らを待っていてくれたキ様と合流し、さっそく登高開始。気温が高く締まった雪で登りやすい。ラッセルもなく快適だ(写真1)。

10時50分 1段目下
天候:晴れ 無風 -2度
どんどん天候が良くなり、快晴。
一段目は完全にブッシュが埋まっており、快適なゲレンデと化していた。
雪質も適度なパウダーで、帰りが楽しみだ(写真2)。

12時03分 三段目途中
天候:快晴 風速5メートル -8度
二段目から上から、気温が下がり、風も少し強くなって地吹雪が吹きはじめた。
二段目から上では相変わらずハイ松が多く顔を出しているが(写真3)、尾根の東端には幅3メートル程度の良斜面がある。相変わらず狭くて少々雪庇が危険だが、ハイ松に引っかかるよりは良い(写真4)。
二段目から三段目までは雪が軽くウインドパックされていたが、三段目からは良好なパウダー。深さも20センチほどでちょうど良い(写真5)。
すばらしい景観を肴に廊下の突き当たりで休んでいると、今日唯一の先行者が一人降りてきた。気持ちよいバージントラックを刻めるのは、早起きと幸運のたまものだ。幸いきれいなラインで降りてきてくれたので、あまり悔しくない。
この方とは、今シーズンからよく三段山で出会う。お互い三段山に魅せられたようだ。

このコンディションでは、つい歌も口ずさみたくなるというもの「となりのインド人〜」「子供もインド人〜」(こりゃ、なんの歌だ?)キ様の歌声が朗々と三段山にこだまする。

12時45分〜50分 山頂
天候:晴れ 風速2〜3メートル -8度
いつもならクラストに手こずる四段目だが、喰い付きの良い雪質のおかげでほとんどジグを切る必要が無かった(写真6)。ほぼ直登していき、少し尾根を詰めて山頂に到着(写真7)。
風は収まってきたが少しガスが出てきた、でも上ホロや十勝本峰がよく見える。
今シーズン初の晴れた三段山山頂だ(写真8)。
ゆきこにとっては今シーズン初登頂なので恒例の”喜びの握手”をする。
何度登っても晴れた三段山の山頂は格別だ。ここより高度が高くて難しい山でも、この山頂よりつまらないところはいくらでもある。
こんな日は山頂にゆっくり滞在していたいものだが、嫌なガスが出てきたことと、昼から天候が崩れると聞いていたので、視界のあるちに降りることにする。

山頂から見下ろすと、良い斜面がよりどりみどりだった(写真9)。キ様や妻は直下から北へ(写真10)。私は少し尾根を降りた谷を攻めてみた。
凄い!山頂直下からパウダーだ!こんなコンディションは滅多にない。最高の雪質が思い通りのラインを描かせてくれる。一気に廊下まで降りて山頂を振り返ると、キ様とゆきこのパウダーエイトが見えた(写真11,12)。
風の弱まる地点まで降りて少し遅い昼飯をかき込む。もちろんビールも!
ここで、途中で追い越したカップルのボーダーとすれ違い、「上の雪は最高ですよ!」と声をかけると微笑んでいた。今日三段山を訪れた人は皆、この季節では滅多にいない幸運者だ。

一段目では恒例の登り返しパウダー祭りを執り行う(写真13,14,15)。
このころには、今晩合流する札幌ピオレ山の会の方々が上がってきた。今晩は白銀荘で大宴会だ。
白銀荘到着は、たぶん2時30分くらいだったと思う。

感想:
全体的には、まだ雪が少な目とはいえ、この雪質なら満点です。
今回は視界が良かったために、かなり理想的なコース取りができました。冒頭のコース図を参考にしてください。
南西コースは、相変わらず森林限界を超えたところからはハイマツが多いのでご注意ください。
廊下の終盤 写真5
四段目 写真6
山頂 写真7
写真8
写真9
雪質確認中 写真10
キ 写真11
ゆきこ 写真12
旦那 写真13
キ 写真14
ゆきこ 写真15


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