2000.4.30(日)

フリコ沢スキーツアー

(ここが俺達のピークだ!)

メンバー;旦那夫妻,n川夫妻,K藤さん,スーさん,misakoさん,nagamatuさん 合計8名

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今回は写真が多いため、写真だけ別ページに掲載しました。
そちらとこちらの二つのウインドウを同時に開いて見ると便利です。
また快晴かよ・・とぼやきたくなるほどの快晴!春山はこれだから止められない。絶好の焼き肉日和だ・・
今回は三段山クラブ掲示板デビューのmisakoさんカップルの登場。
フリコ沢から三段山を目指すが、未だコースは未開拓。さてどうなることやら。

結果:三段山山頂直下
天候:快晴 無風〜弱風
気温:12度
積雪:豊富
雪質:ザラメの手前。モナカ状悪雪
コース:白銀荘〜ナマコ尾根〜フリコ沢〜三段山山頂直下

10:10 白銀荘 出発
天候:快晴 無風 気温10度
いつものように白銀荘へ集合。今日のフリコ沢は雪崩がおっかないので緊張する・・筈だったのだが、あんまし天気が良いので和む。雪は腐るほどある。例年にない積雪量だ(写真1)。
すでに、かなりの山スキーヤーが入山しているようだ。
ぞくぞくといつものメンバーが集合。初参加のmisakoさんご一行は一昨日買ったセキュラフィックスで山スキー初挑戦だ。
上富のスーさんは、背中に不穏なものを背負っている。ファンスキーにテレマークビンディングを取り付けたテレファン板(写真2)!ちょっとシール面積に難があるので登りは大変そうだが、どんな滑りが見れるか楽しみだ。

気持ちの良い樹林帯をナマコ尾根目指して登る(写真3)。早々にmisakoさんご一行が”秀岳荘オリジナル取り付けシール緩みまくり攻撃”を受けている。そうそう、これは山スキー初心者の通過儀礼なのだ。大丈夫、みんな経験していますから(^_^)。

樹林帯を抜けると、なだらかなナマコ尾根の向こうに三段山が見える(写真4)。青空にかかっているのは、十勝岳の噴煙である。
ここから、なかなか見えてこない山頂へのルート取りに頭を悩ます。が、まあいいか(いいかげん)。
左側の前十勝の絶壁からは、時々滝のように雪崩が落ちていた。

12:30 ナマコ尾根源頭
天候:快晴 無風 気温12度
ナマコ尾根の源頭部、少し丘陵状になった平坦地に到着。
ここなら雪崩が来る心配も無いので、ここに焼き肉係の妻と荷物をデポして、空身で慎重に山頂アタックをする・・・つもりだったのだが、「腹へったー」「焼き肉ー」「ビール!」などの大合唱を浴びる。
ビールなんて飲んだら登れないだろーが。と、思ったが三段山クラブの三戒を思い出した。
1.「まず、ビール&焼き肉ありき」2.「つらいのダメ」3.「俺達にピークは関係ない」
そうだった。さすが三段山クラブ員達だ・・私はいつの間にか初心を忘れていたようだ。反省。さあ!ここで宴会だ!!
でるでる焼き肉、酒、さけー!(写真5)
misakoさん達、もちろんビールは持ってきただろうね?え?!ビール500ml4本・・・逸材だ!。っていうか、一本下さい。K藤君・・・さすがにバーボンはまずいだろう。仕方ない、一杯もらうか。
大量の焼き肉をコンロ二台で思う存分ジュージューする。詳細は日常ゆきこで。

たぶん14:00 登頂続行開始
なにぶん、酔っていてよく覚えていないが、このくらいの時間に登頂続行を開始する(エライ)。
全層雪崩が恐いので、雪庇のある斜面を避けて山頂へ抜けそうな斜面を詰める。しかし斜面もきついが、体も・・・きつい。アルコールが抜けるまでは本当に足が上がらない。
スーさんは無謀にもテレファン板で登高を開始するが、すぐにつぼ足に切り替えた(^_^)。
かなり急な斜面だが、適度に雪が腐っているのでスキーのみで登高可能である。ヒーヒー言いながら、フリコ沢源頭部そばの斜面を8割方登ったが、今まで山頂だと思っていた所が違うと分かり、一気に力が抜ける。
そこが丁度少し平坦な場所だったので、勝手に「ここが俺達のピークだ!」と宣言して、とっとと降りることにする(写真6)。
いいぞ、これぞ三段山クラブ!
(ちなみに、その気になれば少しフリコ沢源頭へトラバースして、30分も登れば山頂へ到達できたと思われる。だれか挑戦して下さい。)

15:20 滑降開始
天候:変わらず
いよいよ滑降開始だ。
切り込み隊長のN川旦那が突っ込んでいって、大転倒する。あれ?
雪質がザラメになりきっていなく、重いモナカ状態で最悪だったのだ。
写真9を見てもらえばわかるように、素晴らしい大斜面なのに・・雪質だけが悔やまれる。
結局皆さん大転倒大会になってしまった。大至急「転倒クラブ」が結成されたほどだ。死屍累々(写真11)。
スキー板が外れたら、ブレーキだけでは止まらない。体も滑落してなかなか止まらない。そのくせ、ストックだけは遥か上に取り残される(かならず)。斜面が急なので転倒のダメージもでかい。
私も、何度かむち打ち級の大ダメージを受けた。転倒の衝撃で、ビデオが一時使用不能になったくらいだ(叩いたら直った)。
意外や快調だったのが、テレファンスキーのスーさん(写真8)。スキーのテールだけで、兎のようにジャンプしながら順調に降りていく。凄い・・・(やっぱ、ただ者じゃなかった)。
misakoさん達は、ニセコのパウダーで慣らしただけあって、うまいが、こび方も凄かった。特にmisakoさんの転びは芸術だ・・(写真14)でも、死なない程度にね?(misakoさんは降りてきたら、サングラスを割って顔に怪我していた。まあ、皆さん大なり小なりダメージを受けていましたが)
無事?荷物をデポしたセーフティゾーンへ帰還。
ここからは、だらだらのナマコ尾根を滑る。傾斜が緩いのでリラックスできたが、雪が深いと滑らないかもしれない。
途中三段山ノーマル・ルートを降りてきた、三段山クラブ愛妻班のO橋さん夫妻と300メートル先の谷越しに出会う。「焼き肉残っていますかー!」「おせーよ!全部喰ったよー!」「なにー!?」
こんな罵声のやり取りが大峡谷に響き渡る・・

16:20 白銀荘到着
天候:快晴 無風 13度
例によって大爆笑のビデオ反省会を開いた後は、露天風呂で傷を癒して解散。露天風呂から見上げると周辺の山はシュプールだらけ。今日は最高の焼き肉でした。

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