2012年2月18日(土)
三段山スキーツアー(いい雪さがし)
天候:晴れ後曇り
気温:-12〜-15度
風速:無風〜10m/s
雪量:十分
雪質:上部はシュカブラ、下部は重めの新雪&風成雪
コース:白銀荘9:30-11:37三段山山頂11:55-13:40白銀荘
メンバー:大西、田中パパ、ママ、ゆうちゃん、キャプテン、タカヤ、takahasi、T田、太田、mix 計9名+1犬
例によって今週も道内は大荒れだった。各地で交通が麻痺し、建物は雪の重みで倒壊。さぞかし三段山にもたっぷり雪があるかと思いきや・・
ツアー当日は、運良く快晴の予報だったのだが、ぱっちまんから、
「雪?16日に三段山に登ったら、2段目から上はすべての面の雪が無くなってたよー」
という情報が入っていた。不安を抱きながらのツアー開始。
前十勝には、ぱっちまんツアーを始めすでに何パーティか入山していたので、大所帯の我々の行き先は三段山とした。
16日以降の積雪は期待できなかったので、吹きだまっているところを捜しながらのツアーとなるだろう。
登ってみたら、ぱっちまんの言うとおり、2段目から上はガリガリのシュカブラだらけだった。ノーマルルートを滑り降りてくるスキーヤー達の滑降音も「ガガガガガ・・・」で、モチベーションが萎える。
西の尾根も視界の範囲内はガリガリだった。その先は実際に行ってみないと確認できず、良い雪があるという確信が持てない。
予報では風が弱い筈だったのに、2段目から上では結構な風が吹いていて、-15度の低温と相まって顔や手先が冷えた。手足の感覚が無くなりそうな頃に山頂に到着。
大西のビデオカメラの防水ケースが曇りがちで、何度か蓋を開け閉めしているうちに破損してしまった。
他のメンバーは山頂の風下側で快適にくつろいでいたのに、強風が吹き付ける山頂でケースの応急修理に追われて身も心も限界に達したので、とっとと滑降を開始した。
なるべく大西が先行して西の谷で良い雪を捜したが、やはり西の谷の上部は全滅だった。
迂闊にテレマークターンをすると堅いシュカブラに引っかかって怪我をしそうだったので、ボーゲンで慎重に高度を下げた。それでも雪が低温の影響でやすりのようになっていて板が滑らず、何度も前のめりに転倒しそうになった。
それでも・・あった!西の谷の核心部分から下には少し重めだけど良い雪が吹きだまっていた。
大喜びでシュプールを刻む。実に気持ちが良い。モチベーションは完全に復活した。
西の尾根もスキーヤーズレフト側半分は良い雪に覆われていた。先客のオージー達と喜びを分かち合い、さらに三段山火口側の斜面へ登り返し。こちらでも充分に滑降を楽しむことができた。
最後は深い雪のツリーラン。皆笑顔。終わってみれば満足できるツアーだった。
やっぱり山はいいねぇ・・
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