前回の三段山は、まさしくシュカブラ地獄、今回の三段山は・・シュカブラ地雷だ！
三段山は強風の洗礼を受けたらしく、2段目から上はハイ松だらけ。谷筋は一見すると面ツルのおいしそうな斜面だが・・一歩踏み出すとそこはシュカブラ地雷。10センチのアスピリンスノーの下は洗濯板みたいな堅いシュカブラだったりする。
ピークは、-10度、風速7m/sで冬山らしく清々しかった。しかし、気持ちが良いのはそこまで。どこをどう降りたものか・・
滑り出してみたら、やっぱりシュカブラ地雷は手強く、油断して滑ると即死する。
仕方なく、大西は掃海艇となってボーゲンあるいは横滑りで地雷を探知。比較的安全そうなラインを無線で指示して滑降してもらった。
あーストレスが溜まる！

風向き等考えて、唯一の望みを託した東谷も微妙・・今度は田中パパが掃海艇というよりも、特攻隊となって地雷原へ飛び込む（とても真似できない）。
すると、東谷の最後の100mは本物の面ツルだった。はじめて気持ちよく滑降を楽しむことができた。バンザイだ。
しかし、そこからの復帰が今度はブッシュ地獄・・うーん、手強い。

でも、やり遂げた感があって実に充実感のあるツアーでもあった。

同じく三段山にガイドツアーで入っていたぱっちまんも手こずっていたようだが、魔法のように良い雪の斜面を見つけていたみたいだ。さすがだ！

帰り際は、大粒の雪がぼわぼわ降っていた。シュカブラが完全に埋まれば、明日からはパウダー天国だろう・・・そうなってほしい。