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2009年11月28日(土)
黒岳スキーツアー(雪質、雪量、言うこと無し)

天候:くもり時々晴れ
気温:-10度
風速:無風〜10m/s
雪量:リフトから山頂まで問題無く滑走可能 ブーツ深さのラッセル
雪質:素晴らしいパウダー
コース:ロープウエイ駅(8:25)〜リフト終点(8:50)〜1度滑降してリフトで登り返し〜登山口(9:26)〜9合目(11:00)大西のみ滑降〜ロープウエイ駅(11:40)
メンバー:大西、田中パパ、ぱっちまん、タカヤ 計4名

先週の三段山は雪不足で悲惨だったので、今週はとにかく雪のあるところへ行こう。
旭岳と黒岳と迷ったが、雪がある可能性の高い黒岳に決定。大西は当日開催される「SOUNNKYO層雲峡フォーラム」に参加したかったので、黒岳行きは一石二鳥だった。

やる気満々で8時発の始発ロープウェイに乗車。あれ?乗っているのは我々4人だけだ。
変だな・・と思ったらリフトの運行が9時からだった。なんなんだこの時間差は!
もちろん我々は躊躇無く(ウソ、不満たらたら)シールを取り付けてゲレンデを登った。
ゲレンデは素晴らしい新雪に覆われていた。これは・・スキーヤーがリフトで上がってくる前にゲレンデで新雪滑降を楽しめるのでは?
皆ニコニコしてハイクアップのスピードを上げた。新雪バーンを汚さないようにコースの端を一列になって登る。
ところが、無情にも後ろから圧雪車が追い抜いてゲレンデを圧雪していく!くそー、でもまだ新雪部分は残っている!さらにスピードアップ!息が上がる、もうすぐリフトの終点だ・・そこで再び圧雪車に追い越され、ゲレンデはほぼ全面が圧雪バーンに。
やられた・・今日はリフト営業時間と圧雪車のコンボ攻撃で黒岳スキー場に完敗だ。でもなんとなく悔しいので誰も滑っていないゲレンデを滑り降りてみた。
丁度リフトが営業を開始してたくさんのスキーヤーが上がってくる。リフト下でMaxに格好つけて滑ろうとしたぱっちまんは、ストレート且つ平坦な斜面で派手に転倒して雪まみれになっていた。僕らは何をやっているのだろう・・と思いながらリフトに乗って登り返した。

さて、
気を取り直して黒岳を攻めよう。大西は13時から始まるフォーラムに間に合うように下山しなければならない。
先発者が居ないので、初っぱなから最後までラッセルだ。驚いたことに雪が多かった。これなら十分滑降可能だ。
オープンバーンを見つける度に僕らは思わず歓声を上げる。
雪質もいい。軽いパウダーが30センチで理想的なコンディションだ・・・が、どうにも雪が切れやすい。雪崩を警戒してオープンバーンをトラバースする際には一人ずつ通過した。
途中でピットチェックをしたら-30センチで手首で切れるレッドコンディションだった。弱層はアラレの上に雲粒無し新雪結晶が乗ったもの。
上部は風が強くてウィンドスラブが発達していたので、最大限雪崩を警戒する必要がある。
順調に高度を上げて9合目に到達したが、ここで大西は時間切れ。皆と別れて一人下山することにした。名残惜しいが仕方がない。他のメンバーとは下山するまで無線で緊密に連絡を取ることとした。
単独になるので、慎重に安全そうな斜面を選びスキーカットを繰り返しながら滑降した。
結局、積雪が不安定だったの9合目付近だけで、それ以外ではとても久しぶりに良質のパウダーを味わうことができた。今の時期にこれなら大満足だ。
黒岳ピークを目指した残りのメンバーも、無事に十分新雪を堪能できたようだ。めでたし。

その後のフォーラムも期待を裏切らない有意義なものだった。盛り上がって懇親会にも出席し宿泊する参加者達との別れを惜しみながら帰宅。
とても充実した一日だった。



層雲峡
旭川からロープウェイ駅まで一時間半ほどで到着


ロープウェイ駅
気合いを入れまくって始発に乗車


ロープウェイ内
ガラガラ
我々以外に誰も乗っていない

ロープウエイ山頂駅
入山届けを記入して、ここからシール登行

リフト乗り場
なんと!リフトの始発は9時からだった
やむを得ずそのまま登る

コースには新雪がたっぷり積もっていた!これはおいしいかも!?

圧雪車に追い抜かれた・・
でもまだ未圧雪部分が残っている

ゲレンデ滑降開始
残念ながら二度も圧雪車に追い抜かれ、ゲレンデはほとんど圧雪バーン

バーン脇の細い新鮮を少しだけいただく

今度はリフトで登り返し
やっぱり楽だ・・黒岳本峰が見えてきた


リフト終点から入山


軽くて浅いラッセルなのだが、シーズンインだとさすがに堪える

後続のスノーボードの人
下界も見えてきた

雪崩を警戒し、オープンバーンは一人づつ通過する

天候は回復傾向
下界はよく晴れている


遠くにまねき岩が見えてきた

素晴らしいオープンバーン


少しブッシュが見えるが、滑降には問題無い


ピットチェック
-30cmレッドコンディション!

このあたりは危険だった


ここから風が強くなる

10m/s程度の地吹雪の中を登る



まねき岩をバックに登る


ここで大西はお別れ

層雲峡側を見下ろす


さらば


ここからタカヤの映像
黒岳ピーク


ピークからの滑降
田中パパ


ぱっちまん

ぱっちまん

ぱっちまん

   

写真は、大西のPENTAX Optio W60とタカヤのパナソニック LUMIX DMC-FT1 AVCHD Lite形式からの静止画切り出し

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