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2009年5月30日(土)
三段山スキーツアー(ザラメハッピー)

天候:快晴
気温:14〜18度
風速:稜線は20m/s、それ以外は3m/s程度
雪量:山頂直下までスキーで登行可能
雪質:良好なザラメ
コース:白銀荘(9:20)〜(11:23)西の谷最上部1671m〜(11:45)三段山山頂1,748m(11:47)〜(12:28)焼き肉地点1,318m(14:14)〜(14:40)西の尾根登り返し〜白銀荘(15:03)
メンバー:大西、kinpei、naokiss、あのっち 計4名

今回はもうそろそろスキーシーズンも終了ということで、ラストスキーの定番、前十勝の千春沢へ行く予定だった。
しかし、登山口から山並みを観察すると、まだ十分雪が残っている。千春沢の雪も多いが、驚いたことに三段山もまだ行けそうだった。
同じ滑るなら三段山の方が変化に富んでいて面白いし、なによりスキーを担がないで済む。
ということで、急遽目的地を三段山に変更。西の谷経由で山頂を目指すことにした。

登山口は一見クマザサだらけに見えるが、キャンプ場の土手を上がった右手の樹林帯の中は雪が繋がっている。そこからスキーを装着してほぼクラッシクルートのとおりに森林限界まで登った。気温は高いが樹林帯の木陰と適度な風があるおかげで、さほど汗をかかずに済む。
低所では虫がうるさいので、そろそろ虫除けを携帯した方がいいかもしれない。

森林限界付近からクラシックルートを外れて西の谷ルートへ向かう。
西の尾根と西の谷の間はハイ松でかなり分断されているので、尾根を下方から巻いて西の谷を詰める。雪が沈んでかなり谷の斜度が増していた。
稜線直下にスキーをデポして、ハイ松をなんとか突破して稜線へ出ることができた。あとは崖尾根ルートの夏道を歩いて山頂へ向かう。
途中、クラッシックルートから山頂直下まで雪が続いているのが見えたので、スキーで山頂を目指すなら西の谷経由でない方が楽だったろう。
安政火口内は、化物岩、八手岩、下降ルンゼ等至いたるところにシュプールが刻まれていた。皆よくやるなー
稜線は強烈な風が吹いていて、顔が痛いほどだった。山頂からの景色は絶景だったが風に押されるようにすぐに下山。

さぁ、いよいよ滑降開始。
西の谷は多少の凸凹はあったが、縦溝はほとんど無く滑りやすかった。
高度が下がるほどザラメの質が良くなり、さらに滑りやすくなった。
最高だ!あのっちの歓声が谷にこだまする。

森林限界付近で風の弱いところを探して焼き肉開始。
尽きない肉と馬鹿話で2時間ほどたっぷりと焼き肉を堪能。満腹状態で西の尾根を登り返し、本日のラストラン。
斜面の状態、雪質共に申し分なく悔いのない滑りが出来た。

最後は溶けてきた雪筋を探し樹林帯の迷路を多少迷いつつ、なんとか白銀荘まで滑降。他にも入山者は居たのだが、ツアー中は誰とも会わなかった。
前回に引き続き、いいツアーでした。



前十勝の状況
雪がたっぷり残っている


三段山の状況
こちらも同じく


白銀荘前駐車上
入山者は少ない・・もったいない

ここからスキーで行ける

一段目を望む
さすがにノーマルルートは無理
撮影:naokiss

クラッシックルートをたどる

クラッシックルートを外れて西の谷へ

富良野岳

西の谷
コンディションを確認しながら登る
撮影:naokiss

西の谷最上部
こちらにスキーをデポ


稜線
上ホロが正面に見えた


三段山山頂へ

もうすぐ到着

山頂到着!

たぶん今シーズンラストの山頂記念撮影
撮影:naokiss

化け物岩と富良野岳

山頂からノーマルルートを見下ろす
上から見ると緑一色だ


滑降開始!大西

撮影:naokiss


あのっち

kinpei

naokiss



あのっち

kinpei

naokiss


西の尾根下部にて焼き肉


西の尾根へ登り返し


あのっち


kinpei


naokiss

大西
撮影:naokiss


森林限界から下はノーマルルートを滑る

かなり汚れているが、ストップ雪ではない

雪をつないで白銀荘へ

お疲れ様でした



写真は、SONY HDR-XR500の動画からの切り出しと静止画,naokiss撮影分はNIKON FM2

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