ツアー記録目次  Top Page
2007年1月13日(土)
富良野岳スキーツアー富良野岳パウダー


天候:雪
気温:-8度
風速:無風〜5m/s
雪量:若干不足気味
雪質:締まった雪の上に15cm〜膝下ほどのパウダー
コース:バーデンかみふらの(8:56)〜富良野岳ジャイアント尾根〜バーデンかみふらの(15:10)
メンバー:旦那、kinpeiさん、おじじ、良太君 計4名

大荒れの天候が続いた後のツアー。今回は富良野岳に入ってみた。
天候は雪。森林限界から上の視界は良くなさそうだ。
この日は、田中パパ達6名のツアーも入っていた。少し遅れて旦那達も出発。
山にはしっかりしたトレースがいくつもついていた。急角度且つ固められたトレースは、スリップしやすくてとても気力・体力を消耗する。
良太君はさすが14歳の若さパワーで平気な顔で登っている。その他三名はチト辛い。
ジャイアント尾根の西斜面のピットチェックの結果は、グリーンライト。70〜80センチに弱層はあるが、シャベルコンプレッションテストでは破断しなかった。測定地点の斜度は35度。
西斜面の上部は、雪は良かったがブッシュが濃くてコース取りが難しい。
西斜面の下部はすでにシュプールが多くてズタズタ。それでも滑降を十分楽しむことができた。
登り返してベベルイ沢へ、田中パパ達とはすっかり距離が開いてしまい、無線交信でお互いの位置やコンディションを確認する。
途中のベベルイ側の雪庇に、掲示板で報告を受けていたクラックを発見。たしかの大きな雪庇崩壊の可能性がありそうだった。
冷たい風と視界不良の中1500m付近からベベルイ沢へ進入。
ベベルイ沢上部のピットチェックの結果は、グリーンライト。シャベルコンプレッションテストで肩の関節を使ったときに70〜80センチ下で破断。途中にかなり固い層が何層もあり、シャベルが刺さりづらいほどだった。
ここは一番滑降が楽しめると期待していたのだが、あいにくと視界が悪かった。トラバースしながら滑降ラインを変えてみるが、斜面の下部はまだブッシュが濃い。
ここでブッシュの間の短い距離とはいえ今季初のオーバーヘッドパウダーにありつけた。この一瞬だけでも富良野岳に入った甲斐がある。雪質自体はとても良い。
そのまま登ったルートに合流して帰る予定だったが、北尾根に上がるトレースを見つけて、つい北尾根TGR付近を降りてしまった。斜度は50度くらいだったろうか。滑るというよりも落下する感じで滑降終了。正規のTGRはまだまだブッシュが濃いそうだ(田中パパ情報)。

入山口から見た富良野岳
上は視界が悪そうだ・・

渡渉地点
例年より川幅は広い

スキー装着登行開始

トレースは急でスリップしやすく疲れる。
ウェアを脱いで体温調整

冠雪した樹林帯での休憩は格別だ

ベベルイ沢を越える

田中パパ隊

田中パパ隊と最後の合同休憩

西斜面へ滑る田中パパを見送る

ジャイアント尾根上部から西斜面へ

西斜面上部でのピットチェック

滑降準備

おじじ

良太君

kinpeiさん

良太君

kinpeiさん

良太君

おじじ

登り返し
下界は晴れている

スリップする〜

田中パパ隊と頻繁に無線交信

ジャイアント尾根
ホワイトアウト

ベベルイ沢上部にてピットチェック

見事なスラブ
でも(たぶん)安全

いよいよ本日のメーンイベント

深い!

オーバーヘッドパウダー!

おじじ

トラバースして良いラインを探す

雪はますます深くなっていく

良太君

kinpeiさん
久しぶりに富良野岳らしい深く軽い雪を味わえました。感謝です。

雪量は概ねオッケーです。ただしまだブッシュが多いのでコース取りに注意。

ツアー記録目次  Top Page