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2003年3月22日(土)
三段山〜前十勝スキーツアー(二山一緒に欲張りツアー)

本当は三峰山へ入る予定だったのだが、曇天で視界が悪かったため三段山へ。
昨日から合宿に入っているHYMLの皆さんと話したら、彼らも三段山を目指すという。天気は残念だが賑やかな三段山になりそうだ。
ところが登っているとどんどん晴れてきて視界が広がってきた。悔しいので(^_^;)三段山と十勝岳の両方を楽しむ欲張りプランに急遽変更。
三段山の山頂付近から東谷へ滑り降りた後、前十勝の正面スロープを上り返し、s62噴火口付近までトラバースしてから再び滑降。あまり期待していなかった雪質は、三段山の東谷も前十勝も20センチくらいのパウダーでとても良かった。しかし、ツアー終盤では一部サンクラストしていた。
今日の総移動距離は11キロで標高差は1300m。一日で二山を滑ったのは初めてだなあ。さすがに疲れたよ。
天候:曇りのち晴れ
気温:-5度
風速:0〜2m
雪質:パウダー〜サンクラスト
雪量:十分
メンバー:旦那、ゆきこ、なまこ、toshi、ito、naru、ぱっちまん、田中パパ、ゆうちゃん、ミックス 合計9名+1犬
コースタイム:白銀荘8:54-三段山山頂手前(1656m)10:53-ナマコ尾根下部(1211m)12:50-前十勝噴火口(1694m)14:34-白銀荘15:58

トラックログ付き地図(赤のラインが上り、青が下り)


がっかりのガス・・
陰気に三段山を登る

滑降予定斜面の下見。
東谷は雪質が良さそうで一安心。しかし雪庇が発達しているので危険だ

三段目付近
このあたりで、どんどん雲が晴れてきた

四段目
すっかり視界が良くなり、山頂も見える

視界さえあればこっちのもの。三段山のピークハントよりも、より多くの斜面を滑る決断をする
泡盛を片手に嬉しさを表現するアフロマン

行け〜!アフロマン
このころ、HYMLの一行が横を登っていった

丁度日が差した前十勝の斜面をバックに滑る
田中パパ

ゆきこ

ゆうちゃん

ルーキーなまこ

なまこ
実に男性的な低いポジションで攻める

naru

いよいよ東の谷核心部。
この先、急速に落ち込む
ぱっちまん

ファーストは、ぱっちまん

セカンドは田中パパ

シュプールをバックに・・
ゆうちゃん

なぜか一人、涙のブリザード・・
toshi

二隊に分かれて、隣の東の谷を攻める
ゆきこ

なまこの豪快な落ちっぷり

ひときわでかいスプレーを上げるito


naru

東の谷に刻まれたシュプール。これより下に降りた所から谷へ滑ると、雪庇崩壊雪崩の危険性があります

ナマコ尾根に集合

だるい斜度が敬遠されるナマコ尾根だが、今日は快適に滑ることができた

では、二山目の前十勝へ・・カバワラを登る

前十勝正面スロープは、他のツアーによって滑られていた、ノートラックの斜面を探す

よりよい斜面を求めて、山頂付近をトラバース。
この直後、naruさん滑落。見事な滑落停止操作で15mで止めた

前十勝噴火口へ到着

ノートラックの斜面はたくさん残っていた。
田中パパ

噴煙を背に滑る。快感

泥流スロープへ・・

スカイラインを滑る
naru

ゆうちゃん

余裕の笑みの
ゆきこ

ボウル状斜面にファーストトラックを刻む
田中パパ

ぱっちまん

なまこ

toshi

トラバースして隣の沢へ
toshi

ゆうちゃん

最後は横一列で・・

夕日に染まる前十勝
さすがに二山はきつかった。けど、思う存分滑れて満足だ。今回の反省点は、naruさんが前十勝の上部で滑落したこと。ストックを使った素早い滑落停止操作で無事だったが(さすがだ)、滑落に至った原因としては、旦那のコース取りの悪さ、naruさんがヒールリフターを下げ忘れていたこととエッジを覆うようにシールをカッティングしていたことが考えられる。これから本格的な滑落シーズン。皆さんも気を付けて!
三段山の東谷は、雪庇崩壊雪崩の危険地帯を通過しないように、コース取りに注意してください。
前十勝は、北東斜面は大抵ガリガリにクラストしていて滑落の危険性が高いので注意して下さい。柔らかい雪の下に隠れている岩にも要注意です。前十勝ではヘルメットの着用を強くお勧めします。

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