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2003年3月9日(日)
前十勝スキーツアー(気分はもう春山?)

こんなに快晴になるとは予想していなかった。日差しはもう完全に春山。
相当の悪雪を覚悟していたのだが、斜面を選ぶことによってハードバーンの上に5センチの新雪という状態を快適に滑ることができた。堅雪のおかげで岩地雷の心配も無し。
途中でボーダーとセッションして、正面スロープとその横の谷を登り返して楽しんだ。
滑落するほど堅い雪だったので、MSRスノーシューか、アイゼンが欲しかったツアーだった。

天気:快晴
風速:0〜1m
気温:-5〜-10度
雪量:十分
雪質:ハードバーンの上に5センチの新雪
メンバー:旦那、ゆきこ、ぱっちまん、田中パパ、ゆうちゃん、まろ、しのぶちゃん 合計7名
コースタイム:白銀荘8:50-火山観測所9:00-前十勝正面スロープ(1500m)10:33-11:40谷のボトム昼飯地点(1157m)12:42-隣の谷へ登り返し(1395m)13:36-白銀荘14:37

トラックログ付き地図(赤のラインが上り、青が下り)


晴れそうだ・・

晴れた!
富良野岳の様子

白銀荘前
ぱっちまん&しのぶちゃん

前十勝
山肌に噴煙の影が落ちている

ラッセルが無いので、ハイペースでカバワラ尾根へ取り付く

ガリガリのアイスバーン斜面を、パウダーを求めて登る

時折、噴煙が斜面を撫でるように降りてくる。気持ちが悪い。

噴煙を警戒して、8合目あたりから滑降を開始する

アイスバーンの上に5センチの新雪。今日はそれでも十分に幸運だ
田中パパ

今日の斜面はスピードが乗る
田中パパ

ゆうちゃん
薄い新雪の下には洗濯板状のでこぼこも隠れている

まろ
ビーストにはちょっときつコンディション

ぱっちまん


ゆきこ

しのぶちゃん
なかなか止まらない滑落をしていた

カバワラ横の谷、千春沢へ落ちる
田中パパ

ゆうちゃん

ぱっちまん

噴煙の影を抜けて日が差してきた
田中パパ

広大な泥流スロープへ向かって滑る
田中パパ

スカイラインを滑る
ぱっちまん

まろ

しのぶちゃん
「ここは斜度が丁度良い!」そうだ

プロペラ縦回転という衝撃的な登場をしたボーダー
bamaroさん

自作のスプリットボード
ギアといい、滑りといいただ者ではない。これよりセッション開始

東隣の谷を登る
ヒールリフターがぶっ壊れて板を担ぐぱっちまん

巨岩の上でパフォーマンスを披露する田中パパ
なんでだろ〜

ゆうちゃん

まろ
何故か皆岩の上に登りたがる

もちろん旦那も岩の上に。
見よこのパノラマ

山の上でも写メール
そういえば、まろは登りながら携帯メールを打っていたような・・

ファーストトラック!ぱっちまん

bamaro

まろ

こ、これは妖怪「傘地蔵」か!?
田中パパでした

ゆきこ

ゆうちゃん

しのぶちゃん

しのぶちゃん
滑落中〜エッジが抜けやすい危ない雪質でした

再び千春沢へ・・

bamaro

清水
ボードも良いね!すごく気持ちよさそうだよ

卍滑りのぱっちまん

泥流スロープを楽しむ面々

雪がモナカになったので、危険を避けるために?ちょっかり

あ、また出た!恐怖のブルーリボン。これが視界の限り連なっています。

回収したブルーリボンの一部。テープの残置は頼むからやめて欲しい。標識テープは、設置したらちゃんと自分で回収しようよ。
残念なことに、白銀荘横の樹林帯に、3〜5メートル感覚でびっしり吊された青テープ群を発見。どうやら昨年のものと同じらしい。
皆で、びっくり&呆れながら少し撤去してきた。
トレースから見てクロカンツアーの方の仕業だと思うけど、本当に常識を疑います。
雪崩も、岩地雷の危険性も無かった前十勝ツアーでしたが、カリカリの急斜面をシールの限界点を探りながら登ったので冷や汗をかきました。転ぶとある程度の滑落は避けられません。
スキーを履いたままの滑落停止訓練の必要性を感じたツアーでした。

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