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2003年3月1日(土) 危険!!:雪崩・急斜面&立木
富良野岳スキーツアー(茶臼組とベベルイ沢〜北尾根〜TGRへ)

毎年北海道へ遠征してくれている「茶臼組」とのセッション第三回目。悪天候を予想して富良野岳へ入ることにしたのだが、当日の天気は予報大外れの快晴。
富良野岳にはテレマーカー、山スキーヤー、ボーダーなど、総勢50名以上入っていた。こんなに人の多い富良野岳は初めてだったが、我々は先発の方だったのでファーストトラックを頂くことが出来た。ありがたい!
登りのルートは、かなりベベルイ沢を詰めてからジャイアント尾根へ上がった。最近はこのパターンが多い。雪が締まっていてシールがスリップしやすく、気温も高くてバテやすい登りだった。
滑降ルートは、例によって風向きによって決定したベベルイ沢へ、そこから今回初めて北尾根を登り返して再びベベルイ沢へ降りた。登り返しはそれなりに辛いが富良野岳を従来の二倍くらい楽しめた感じ。
見た感じ安全そうな雪の状態だったので弱層試験をしなかったのだが、午後になってジャイアント尾根のベベルイ沢側で雪崩が発生していた。油断大敵。旦那反省。

天候:快晴
気温:0〜-5度
風速:0〜3m
雪量:十分
雪質:底付きのする25センチ程度のパウダー
メンバー:旦那、ゆきこ、ぱっちまん、かっちゃん(漁テレ7)、makin、やまだやま、ゆーじ、きくてんこ、プリンス 合計9名
コースタイム:バーデン上富良野前8:56-ベベルイ沢通過9:47-11:10滑降開始地点(1490m)11:51-ベベルイ沢ボトム(1220m)12:20-北尾根(1463m)14:21-北尾根TGR(1263m)14:50-バーデン上富良野前15:20

トラックログ付き地図(詳細図へのリンクは外しました)
(赤のラインが上り・青が下り 赤の楕円は雪崩の領域を示す)


天気予報では曇りのち雪。
しかし、今朝は快晴の雰囲気が・・

茶臼組ご一行
この超薄着・・ただ者じゃない。きくてんこ後ろはプリンス

ガンガン登ろう!

そして、ガンガン酸素を吸おう!(^_^;)やまだやま

森林限界上
お約束で風に吹かれる。ん〜清々しい

滑降地点へ到着
ビール&練乳で祝杯をあげる。makin

ぱっちまん&かっちゃん
さらなる高みへ。放っておいたら稜線まで上がりかねなかったので、無線で止める

ドロップイン!
ぱっちまんに続いてかっちゃんが滑降開始!
ぱっちまんの画は旦那のミスで撮れなかった。ごめん

さらに加速していくかっちゃん。最高に格好良かったよ!

うちらは、少しやさしい斜面を滑ろう!ゆきこ

やまだやま
雪庇からのドロップイン

makin
気合い一発!雪は滑りやすいパウダーだった


ゆーじ
やたらギャラリーが多くて、プレッシャーがかかる

ゆーじ
「イェーイ!」いいスプレーが上がる

プリンス
最初ちょっと苦戦したが、徐々に良い滑りに

きくてんこ
どんどんギャラリーが増えてる(^_^;)。文字通り転がり落ちてきました

きくてんこ
ショートターンが綺麗な滑りだった

きくてんこ
これを撮影している時に、ゆきこから戦慄すべき情報がもたらされた!それは・・日常ゆきこ参照

ぱっちまん
今日は特にハイスピード!板が走っていた


ぱっちまん
カメラにチュッ!
余裕をかましているが、この後転んでいたことが判明

makin
お!カッコイイフォームだね

ゆきこ
WSにもだいぶ慣れたようだ

ゆーじ
いわゆる「後ろ足刺さり」転倒。派手な転び方である

やまだやま
勝利の?雄叫び

プリンス&ゆーじ
なんかもつれていた

北尾根登り返し
途中で、南富良野のF田さん達一行が休憩していた

ベベルイ沢の雪崩
深さ-20〜-30センチ幅30メートル長さ100メートルくらい。ボーダーが誘発したとのこと

北尾根、狭くて急なので結構つらい。キックターンを多用して登る

雪がクラストしはじめる手前を滑降地点とした。
ここで標高1463m

きくてんこ
突如脱ぎだしてびっくりした。基本的に薄着が好きらしいが・・

ぱっちまん
ファーストは、ぱっちまんから。滑り出しは癖のある雪だったが・・

ぱっちまん
どんどん良い雪に変化していく。「止まらない〜」っていう感じでボトム付近まで一気に滑っていった

続いてかっちゃん

かっちゃん、全開滑降中

makin
高いポジションで優雅に降りる

やまだやま
ナイス!ワイドスタンス

プリンス
名前の通り、高貴な滑り

きくてんこ
ものすごく小刻みなショートターンで降りる

きくてんこ
ショートターンのしすぎで疲れたのか、この後ばったり倒れ込む

ボトム付近の急斜面を落ちるかっちゃん

まるやまさん
おお!一気にホコ岩付近から滑ってきた二人のアルペンスキーヤーに遭遇!上手い!

しまぐちさん
もう一人のアルペンスキーヤー

まるやま
「よかったらセッションしませんか?」なんて言ってくれたのだが、当初こちらは意味が分からなくてオロオロ

まるやま
結局、「セッション」
=「一緒に山行する」で、やっと納得。
自分達のダサさが愛おしい

しまぐち
パワフル!

しまぐち
今日の北尾根TGRは、雪質が今ひとつで僕らはガタガタだったが、彼らは細かいハイスピードターンで降りていった。完敗です

皆で集合写真
楽しかった〜また遊びに来て下さい。一緒にセッションしましょう!
まるやまさんは、マウンテンハードウエアの契約スキーヤーとのこと。どおりで・・
今回の教訓
1.大丈夫と思っても弱層試験をする。
2.格好いいアルペンスキーヤーに、「セッション」、「スキーヤーズ・ライト」などと言われてもたじろがないこと(^_^)。
このルートは、道迷いの危険性は少ないのですが、雪崩の危険性の高いフィールドです。今回もジャイアント尾根のベベルイ沢側で雪崩が発生していました。よって危険度!!


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