2002年3月19日(火)
前十勝スキーツアー(雪良し、天候良し、噴煙も良しっ!)

今回は、福島レロレロのK山さんをお迎えしての平日ツアー。久しぶりにN西ファミリーともご一緒しました。
天候にも雪にも恵まれ、懸案の噴煙の影響も受けず、素晴らしい展望の前十勝山頂でゆっくり過ごすことができました。
ゴーッという噴気音をあげる火口を間近に見るのは、迫力満点です(おっかないですけど)。
雪が良すぎ、斜面が良すぎで、一回の滑降ではもったいなくて何度か登り返して滑りました。
しかし少々快適すぎて舞い上がってしまい、山に忘れ物をするというポカもやらかしましたが、それを差し引いても、ほぼ100点満点のツアーだったと言えるでしょう。うん。
この時期にこんなに良いパウダーとは、さすが十勝山系の雪質は世界一イーッ!

結果:登頂成功
天候:曇りのち晴れ
風速:0〜2メートル
気温:-5度
雪量:十分
雪質:重め雪の上に10センチほどのパウダー
コース:白銀荘〜前十勝(正面スロープ)
白銀荘10:15-11:10カバワラ尾根-12:47前十勝山頂13:23-15:35白銀荘
白銀荘16:00-16:23カバワラ尾根16:27-16:35白銀荘(忘れ物を取りにいった)
メンバー:旦那、K山、N西ファミリー(夫婦&息子さん) 合計5名(順不同)

注意!:S62-II噴火口周辺は火山性ガスが危険な為、立入禁止区域に指定されています。特に前十勝から十勝岳へ向かうルートは、大変危険です(突然爆発するかもしれないし・・・)
火山性ガスの代表的なものは、亜流酸ガス、硫化水素ガス、炭酸ガスなど、硫化水素の危険濃度は500PPM以上で、致死量は1,000PPM以上。低濃度の場合は硫黄臭がありますが、高濃度になるに従い、人間の臭覚が犯され無臭に感じる特性があります。
山行記録目次

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トラックログ付き地図(赤のラインが上り、青が下り)


白銀荘前
ガイドの山小屋さん達のツアーと一緒になりました

N西ファミリー
子連れツアー


カバワラ尾根
曇りがちな天候下、カバワラを詰めます

カバワラ尾根で休憩、N西奥様とりんたろう君はここに残ります

ザックごとデポされた、りんたろう君(二歳)
ここに、ストーブや鍋などもデポしました

ここからは、旦那、K山、身軽になったN西さんが登ります。ラッセルもほとんど無く快適

カバワラ尾根の上部でN西さんも撤収。気持ちよく滑り降りて行きました。雪質の良さを確認

標高1640m地点
このあたりで、スキーをデポしました。天候が回復してきて、晴れ間が見えます

山頂直下
アイゼンは必要ありませんでした。軽くキックステップで登ります

前十勝山頂
バンザイしているK山さん、もちろん僕ら以外には誰も居ません

旦那
噴煙の影響がないのでホッとしています

前十勝山頂
こんな日は、もちろん山頂ビール!

奥が富良野岳、手前は三段山
三段山のピークには登山者が一人見えました

S62-II火口を撮影するK山さん
噴気音も聞こえてきて、大迫力です
でも、今爆発したらどうなるんだろう

ヘリ
何故か何度も自衛隊のヘリが上空を旋回していました

旦那
じゃっ、そろそろ降りますか

旦那
滑降開始!ここは高速ロングターンで行きましょう!

旦那
重ための雪の上に軽いパウダー!最高の雪質で気持良く飛ばせました

K山
風を切って飛ばすK山さん、二人で500メートルくらいを一気に滑り降りました

K山
すかさず登り返すK山さん、良い斜面を逃しません

K山
谷の横もハイマツが隠れていて良い状態でした。ここではショートターンを楽しんでいます

旦那
谷を滑るK山さんを撮影するために、カバワラ尾根方面へ滑る旦那

旦那
尾根上も良い雪質でした、後に白銀荘が見えます

K山
カバワラ尾根の東側の谷を一気に滑り降ります、綺麗なシュプールです

K山さんがカバワラを登り返してくる間、こんな光景を寝ころびながら見上げていた旦那

K山
すごい勢いでカバワラを登り返してきた後、樹林を縫うように滑るK山さん

K山
その様子を併走撮影してみました

K山
カバワラを滑り降りきったところ
旦那は完全に舞い上がって、ウヒャウヒャ言ってました

たった今降りてきた前十勝を望む。感慨深げに佇む山さん

大変だ!ストーブ一式をデポ地点に忘れてきた!」白銀荘に到着してから気づき、慌てて取りに戻りました。参った

やっと白銀荘到着

夕日に染まる前十勝。我々のシュプールが見えますので、ぜひ拡大してみてください

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