2002年3月16日(土) 富良野岳スキーツアー(三種混合ツアーホワイトアウト編) 結果:1532m地点から滑降 天候:雪〜曇り〜晴れ 風速:0〜10メートル 気温:-5〜-10度 雪量:十分 雪質:クラスト〜重めのパウダー(谷は滑落しやすい状態) コース:ジャイアント尾根〜ベベルイ谷〜ジャイアント尾根 バーデン上富良野前9:48-10:06ベベルイ沢の滝10:14-11:24森林限界(1370m)-11:53滑降地点(1532m)12:24-14:14バーデン上富良野前 メンバー:旦那、G藤、W部、N野、O村(順不同)合計5名 今日は、帯広からのテレ2名+ボード1名と、ニセコからの山スキーヤー1名。三種混合ツアーとなった。一緒になったボーダーは、フリートレック+ボードなので機動力が高そうだ。 例によって、白銀荘前で行き先決定。今日は天候が悪そうなので富良野岳ジャイアント尾根とする。 めずらしく、今日の富良野岳はあまり人が入っていない。我々が出発した時点では、前富良野岳を目指す単独行の友人Tと、一泊で富良野岳を目指すパーティだけだった(後でさらに数パーティが入ったようだ)。 尾根上はホワイトアウトで、滑降地点に着いてもなにも見えない。アイスバーンの上に10センチほどパウダーが乗っていて、非常にスリップしやすい状況。急斜面の途中に少し平らなところを見つけて滑降準備。 「おいおい、真っ白じゃねーか」「まいったなー斜度がよく分かりませんね」「かなり急そうだな。ところでおい!なんかこの雪やばくないか?」「これは・・雪崩は起きなさそうだけど、滑落しそうですねえ」「おいおい」「いやー別に谷底に岩がある訳じゃないから、死にはしませんよ」「死には・・ねえ・・転べねえなあ」「斜滑降キックターンで降りるか?」「ん〜斜滑降は良いけど、キックターンは・・・失敗したら滑落しませんか?」「じゃあ、斜滑降ボーゲンだな」「ねえねえ、ところでボードって滑落した時どうやって止めんの?*1」「お!そうだ、おめえボード上手いんだろうな?」「・・・」 などと実に楽しい会話をかわしてから滑降してみたけど、視界が悪すぎてなにがなにやら・・・雪は結構素直だった。 滑りながら方向をGPSとコンパスで確認していたので、まったく滑りは楽しめないしカメラを構える余裕も無かった。視界さえ良ければと悔やまれるところ。 (*1:ボードで本気の人は、両手がフリーなことをいかしてアイスバイルを持って(ピッケルだと怪我するらしい。バイルでも危険そうだけど)滑るそうです。転倒したら、即滑落停止操作をするわけですねー凄いですね。) アクシデント: 昨年購入されたチリのワイヤーが、軽く転倒しただけであっさりフックの根本部分から切れてしまい驚いた。W部さんの予備ケーブルと交換したが、ネジがきつくて三人かかりで(二人が二本のペンチでバネを固定し、一人がレンチで緩めた)やっと交換に成功した。もし悪条件下だったらかなり難しい作業だった。次回からはヒールレバー付きのワイヤー一式を持って上がろう。 |