2002年1月27日(日)
前十勝スキーツアー(正面スロープは臭かった・・)
前回に引き続き、名古屋から来てくれた大学時代からの旧友との恒例ツアーです。
午後から全道的な大荒れとの天気予報に怯えつつ、今シーズン初めての前十勝へトライしてみました。天候は終日曇天のまま、強風に襲われる前に無事下山できました。
しかし、風向きの関係でS62火口からの噴煙を浴びてしまい、咳き込みながらのツアーとなりました。
ルートは、前十勝のピークへの最短ルートとし、正面スロープを登り、降りてくるルートにしてみました。比較的手軽に1000メートル級の大斜面へアプローチできるのでお勧めです。斜面の下部ではカバワラ尾根か急傾斜の谷筋を選択できます。どちらもおもしろそうです。
雪質は昨日と同じ、アイスバーンの上にパウダーという状態でしたが、この日の晩に吹き荒れた強風でパウダーの部分が全て飛んでしまい、ハイマツだらけになってしまいました。

結果:1587m地点から滑降
天候:曇天
風速:0〜4.5メートル
気温:-10度
雪量:十分
雪質:パウダー(約30センチ下にアイスバーン)
コース:白銀荘〜前十勝 登り:正面スロープ 下り:正面スロープ
白銀荘9:48-10:45カバワラ尾根11:05-12:20 1587m 12:42-13:55白銀荘

メンバー:旦那、もりりん、矢澤、toshiさん 合計4名(順不同)
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トラックログ付き地図(赤のラインが上り、青が下り)


今日はメンバーが少ない、左端の立原先生は不参加なので全部で4名。

高曇りで、太陽がぼんやりと見えます。薄暗くて白夜みたいな感じです。


スタート
正面左よりに見える前十勝が目標です

クジラ尾根
ガイドの山小屋さんツアーのトレースを辿り、クジラ尾根を通過


クジラ尾根付近
前十勝と三段山の間は、狭い谷が集まった複雑な地形となっています

前十勝
やっと、前十勝へアプローチできる尾根へ着きました。右上がカバワラ尾根

三段山
今日も沢山の登山者が向かったようです

カバワラ尾根
火山ガスの影響?立ち枯れたカバの林を登ります

カバワラ尾根2
実に不思議な印象の場所です

カバワラの上は、ハイマツやブッシュの多い斜面となります

ちょっと休憩
バックの林の真ん中の白い部分が白銀荘です

旭岳
天候の割には眺望がきいており、遠く旭岳が遠望できました

ハイマツ帯を越え、ひたすらジグを切って登ります。この頃からS62火口から流れてくるガスに悩まされます

もりりん
笑っているケド、火山ガスの影響で咳き込みながらの登り。亜硫酸ガスの臭いがひどくて・・・

パノラマ
富良野平野のパノラマが広がります

滑降地点
もう少しで山頂ですが、火山ガスがひどいことと、この先はハイマツだらけなので、ここから滑降します

もりりん
ブリコのメットを被り気合い十分

もりりん
滑降開始!少し狭いですが、雪が良く快適な沢地形を滑ります

toshi


トラバース
狭い沢筋の途中から、大きな谷へトラバースしました

もりりん
本日のメーンイベント。谷への大滑降です

toshi
素晴らしい斜面でした

矢澤
今回は、カバワラの上で休んでいてもらい、滑降途中から合流。

もりりん
カバワラの間を滑ります

toshi


矢澤


帰還コース
滑りやすいルートを取って降りましたが、岩が多くて危険でした

矢澤
夕べ飲み過ぎの影響か?へたり込む矢澤さん。お疲れさまでした


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