2001.12.2(日)
旭 岳 深すぎて浅すぎ!? メンバー:旦那、ゆきこ (途中合流 K宮さん、T中ファミリー) 合計2名(5名+1匹) |
毎年11月中に入っていた旭岳も、今シーズンは雪の無さから12月になってしまいました。で、肝心の雪は?深すぎて浅すぎました・・!? |
結果:姿見駅手前から撤退 天候:雪 風速:0〜5メートル 気温:-10〜-12度 雪量:あと、1メートル足りない 雪質:軽い粉雪 コース:旭岳温泉〜姿見駅 旭岳ロープウエイ旭岳温泉駅10:10-11:10盤の沢分岐11:20-12:00姿見駅手前12:20-13:30旭岳ロープウエイ旭岳温泉駅 毎年、この時期には旭岳ロープウエイは11月11日から12月10日まで運休するので、その間は旭岳はとても静かな山スキーヤー専用フィールドと化す。 (旭岳ロープウエイのWeb Pageに、スケジュールが載っていますので、その都度ご確認下さい) 昨年は、ラッセル祭りでコテンパンにやられた私達。今回もかなり雪が深いという情報を得ていたので、怯えながら旭岳へ向かったのだった。 10:10 旭岳ロープウエイ旭岳温泉駅出発 天候:雪 無風 -10度 たくさんのクロカン選手達を横目に見ながら、旭岳温泉に到着。 ロープウエイ駅が閉鎖されているので、入山届けをビジターセンターで済ませて駐車場へ。ここでT中ファミリーの車を発見、どうやら何パーティか先行しているようだ。さらに偶然K宮さんと出会い(写真1)、途中から一緒に行動することになった。 結局、絶妙に中途半端な時間に出発して、思惑通り立派なトレースを辿ることができた(^_^;)(写真2)。 懸案の木道は完全に雪に埋まっている。さあ、先行しているT中ファミリーに追いつこう。 11:10 盤の沢分岐 11:20 天候:雪 無風 -10度 見事に冠雪しているエゾ・トドマツを見ながら、スキーコース(Cコース)上をひたすら登る(写真3)。このあたりで、膝くらいの積雪がある。 一時間ほどで、AコースとBコースが合流する盤の沢分岐に到着。 ここから見上げる盤の沢は、げんなりするほど雪がない(写真4)。 行動食をパクついていると、嫁がここからどのコースを取るか聞いてきた。「馬鹿だなあ、ラッセルしてあるところに決まっているじゃあないか(微笑)」。選択の余地は無い。なにしろ、このあたりから雪の深さが腰くらいになるのだ。 12:00 姿見駅手前(1515m付近) 12:20 天候:雪 風速5メートル 気温-12度 盤の沢を詰めるにしたがって、ブッシュが濃くなってきた(写真5)、狭い尾根をキックターンの連続で登るが、ブッシュが邪魔でしょうがない(写真6)。こんなところを滑れるのか?ゆーつである。 吹雪が強まってきたし、鼻水も出てきたし、帰りたいなあ・・・と思ったところで、やっと下山中のT中ファミリー&ミックス(犬)と出会えた(写真7)。ここより上にはさらに雪が無いというので、私たちも躊躇無く引き返すことにする。 少しでも雪のある谷を探しながらトラバースし、いよいよ滑降開始! わーぉ!凄いパウダー!!腰までの深さの粉雪が吹き上がってきて前が見えない。スキーのトップが浮き上がり、思わず歓声を上げてしまう。そしてMaxスピードに乗ったところで・・・・雪の下の灌木に突っ込み、顔面ブレーキをかけながらクラッシュした。 たった30メートルで宴は終わってしまった。(写真8は、その貴重なパウダーランのシーン(T中氏)) その後は、深雪の抵抗で進まないか(写真9)、サルガッソーでナンパした船のように、雪面直下の樹木に絡め取られる(写真10)。T中氏のK2ワークスティンクスをもってしても、この状況は克服できなかったようだ。 写真11は、単に転んでいる様子であるが、雪が深すぎて顔を残して完全に埋没してしまう。 このあと、体を掘り出して脱出するまで10分くらいかかっただろうか?犬ですら埋まる(写真12)。 13:30 旭岳ロープウエイ旭岳温泉駅到着 埋没〜もがき〜脱出〜埋没を繰り返し、雪だるまのようになりながら、やっと盤の沢分岐へたどり着いた(写真13)。この後は狭いラッセル跡を忠実にトレースして帰還(写真14)。かなりグロッキー。 感想: くそおもしろくねぇ・・・失礼。滑りに関しては満足度の低い旭岳だった。 要するに、雪が深すぎて進まず、浅すぎて灌木に引っかかるのだ。積雪があと一メートルは足りない。雪質が特上だっただけに、とても残念だ。来週にはいい感じになっているかもしれない。その頃にはコース整備も入るだろうから、ラッセルも無いでしょう(たぶん)。 来週行かれる方へ、グッドラック! |
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