2000.12.24(日)

三段山

ホワイトアウトクリスマス

メンバー:旦那,ゆきこ,上富のスーさん
札幌ピオレ山の会の方々 計15名

白銀荘へ宿泊しての連続三段山ツアー2日目。
超弩級低気圧のおかげで、昨日とはうって変わった、厳しい三段山でした。
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GPSトラックデータ付き山行マップ



写真 1,2,3,4

結果:1365メートル付近で撤退
天候:吹雪
風速:1〜15メートル
気温:-2〜-14度
雪量:一部ハイマツが出ているが、おおむね良好
雪質:パウダー、一部ウインドパック

今日は、札幌ピオレ山の会の方々と合同ツアーです。
かなり悪天候でしたが、ちょっと様子を見に上がってみました。

8:45 白銀荘
天候:雪 風速1〜2m -2度
昨日は久しぶりに白銀荘に泊まって、ピオレの方々の宴会に混ぜてもらった。
大変楽しいひとときを過ごさせていただいたのだが、とんでもないツアーガイドが深夜に騒ぎを起こしていたために私は寝不足だった・・・
朝には猛吹雪だった天候が少し落ち着き、とりあえず出発(写真1)。

9:19 一段目上
天候:雪 風速2〜3m -3度
ラッセルは20センチ程度で、思ったよりも深くない。だが、テレマークでのラッセルはそれなりにきつそうだ。
一段目はブッシュが多そうに見えるが、実際にはそうでもない(写真2)。雪質が良くて恰好の深雪練習用ゲレンデと化している。

9:43 二段目
天候:雪 風速3〜4m -6度
視界100メートル
このあたり、森林限界を越えて尾根に上がると、とたんに風が強くなり気温も低下する。
地吹雪が顔に痛い。
ただし視界は100メートル程度あり、もうすこし前進してみることになった(写真3)。

10:07 二段目上 撤退
天候:猛吹雪 風速15m -10度
1365メートル付近まで、よろよろとテープを付けながら前進。
急激に天候が悪化し、吹雪のため風上に顔を向けられず、視界も10メートル以下にまで下がった。
周囲は当然ホワイトアウト(写真4)。クリスマスイブにふさわしい天候だ・・・(^_^;)
無理すればもう少し登れたかもしれないが、無理する理由もないので撤退する。
このへんは、ピオレの山行部長の判断が的確だった。
ここから先はデポ旗と打っていっても、ゴーグルとフェースマスクが無いと、戻れなくなるだろう。

滑降を開始するが、二段目までは視界が悪くてとても滑りを楽しむどころではなかった(写真5)。しかし、樹林帯からは素晴らしいパウダー!特に一段目はパウダー天国であった。
三段山クラブ員と、ピオレの別働隊”テレテレ隊”は、一段目をしつこく登り返して楽しむことにした(写真7,8)。スーさんがうまくなっていて驚く。
長老の新兵器ヘルメットは、悪天候時に大活躍だ。カッコイイ!
貼り付けシールの粘着力が無くなったところで終了。4〜5回も登り返しただろうか?

11:53 白銀荘
天候:雪 風速2〜3m -14度
麓は穏やかな天候になっていた。ビデオ反省会の後解散。
帰り道に美瑛町民スキー場を通りかかり、涎の出そうな深雪斜面を見つけて衝動的にジーンズのまま滑りに行ってしまった(写真10)。
素晴らしいパウダー!安いリフト料金(80円)!!日没が近くて2回滑って終わってしまったが、パウダー滑降の良い仕上となった(ジーンズはずぶ濡れ・・風邪引きそうになったけど)。

感想:
悪天候は仕方ないとして、最悪だったのは白銀荘に自称プロガイドという、森首相そっくりな風貌の傲岸不遜で失礼千万な輩が居合わせていたことです。
23日の夜には、我々の借りた部屋に断りもなく入り込んできて勝手に飲食し、「俺はプロガイドだ!」と連呼しながらの暴言三昧。さらに消灯後のロビーでは「俺を誰だと思っているんだ!ふざけるな馬鹿野郎ー!!」などと一人で叫びつづけて他の宿泊客を寝不足にしていました(翌日のロビーは後かたづけもされず、ビールの空き缶などがひどく散らかったままでした)。
このときにはうるさくて眠れないというよりも、なにをしでかすかわからないという恐怖感を抱きました。
翌24日には、ツアー客を放っておいて寝ていたということで(当日は悪天候だったのでツアーを中止したということらしいですが、ツアー客は自分達だけで出かけてしまい、皆心配していました。)、あきれてものが言えません。
「ノマドのガイドは、みんな俺の弟子だ!」とおっしゃっていたので、ひょっとしたら本当に高名なプロガイドなのかもしれませんが、このような有様ではガイドの資格や技術うんぬん以前に人間性を疑ってしまいます。

最後になりましたが、札幌ピオレ山の会の方々には大変お世話になりました。心よりお礼申し上げます。
滑降開始 写真5
一段目 写真6
上富のスーさん 写真7
ゆきこ 写真8
長老 カッコイイ 写真9
 美瑛町民スキー場 写真10


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