2000.4.9(日)

前十勝スキーツアー

(北北海道不良テレマーク隊現る!)

メンバー;旦那,yukiko(妻),,A部さん,N野さん,K藤さん,じんじんその他 合計9名
途中参加;N川夫妻

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今回は写真が多いため、写真だけ別ページに掲載しました。
そちらとこちらの二つのウインドウを同時に開いて見ると便利です。
前十勝のコースマップはこちら
快晴だゼ、快晴だゼ!全道中快晴だゼ!!
こーんな感じで始まった前十勝ツアー!ただで済む訳がない。しかも、今回は北北海道不良テレマーク隊(北関東不良テレマーク隊のパクリ)のおでましだ!

結果:登頂成功
天候:快晴 無風〜弱風
気温:3度〜-9度
積雪:豊富
雪質:ザラメの少し手前の堅雪
コース:白銀荘〜十勝岳避難小屋付近〜前十勝

9:20 白銀荘 出発
天候:快晴 気温3度
いつものように白銀荘へ集合。ただし今日は十勝岳のあたりを目指すので集合は早めとなった。
いつも早いA部さんは、ランエボ三段山仕様で待ってくれていた(写真1)。
駐車場で初めて知り合ったN野さんという方と盛り上がり、急に一緒に動くことになった(いいかげん)。そのうち見るからに堅気でないテレマーク野郎どもが続々集結。え?これみんな一緒に行くの?聞いてないよー。でも、ま、いいか(いいかげん)。彼らを勝手に北北海道不良テレマーク隊と名付けて、総勢9名で(写真2,3)なんとなく十勝岳方面へ出発。
快晴だとなんでもオッケーなのである。
朝のうちは雲に隠れていた十勝岳だが、みるみる晴れ上がってきた(写真4,5)。
白銀荘から十勝岳避難小屋までのトラバースは、普段は登り返しがあったりしてイヤーンな感じなのだが、今日は雪で谷が埋まっていてかなり良い感じだった。雪質は締まっていてまったくラッセルは無い。
早くも強烈な日差しに肌が焼けてくる。日焼け止めを塗り忘れた旦那は深刻だ。「すみませーん。誰か日焼け止めもってない?」9人全員が一様に首を振る。さすが不良テレマーク隊だ!
ところで、どこへ行くかまだ決めていないことに気づいた。
「どこへ行こうか?」「ぼくらピークハント興味ありません!」「滑り重視!滑り重視!」「楽なところ・・」
・・・というわけで、行き先は前十勝に決定。
実際、噴煙の方向が快晴時には珍しく東向きだったので、今日は前十勝攻略にうってつけだ。
それに、滑りを重視するメンバーなら文句無く前十勝は十勝岳よりお勧めである。

順調に十勝岳避難小屋を横目に見ながら、大きな谷の中を進む。まるで巨大ハーフパイプだ(写真6)。早くも「このパイプの縁でエア決めようゼ」などと不穏なことを話している不良達。
そのうちきつい登りの斜面でカリカリの雪質の部分が多くなってきたので、途中でアイスバーンに強い山スキーヤーに前に出てもらい、かなり冷や汗をかきながらジグを切っていった(写真7)。
振り返ると、他にもテレマークスキーヤーが何名か後に続いている。一見すると総勢16人くらいのパーティに見える。なんとなく景気が良い。
前方には十勝岳の噴火口からもうもうと噴煙が上がっているのが見える。青空とのコントラストが美しい。
当初向かう予定だった十勝岳はすっぽりとその噴煙に包まれていた。その様子を見て心から快哉を叫ぶ、「日和って前十勝にして良かった!」と(笑)。

12:30 前十勝登頂
天候:快晴 若干の風 気温-5度
ニセ前十勝を経由して案外あっけなく前十勝に到着(写真8)。
早速宴会を開始する!今回は三段山クラブ名物山頂焼き肉だ!(写真9)ビールを忘れてきた者は死刑。雄大な大自然を踏みにじるようにジューという焼き肉の音と香ばしい臭いが辺りに漂う。となりのY田一家からワインをせしめて(ありがとうございました)さらに気炎を上げる三段山クラブと北北海道不良テレマーク隊。
残念ながらガスがあんまり気化しなくて火力が今一だ。焼き肉本番の季節はもう少し先のようだ。
周囲には素晴らしいパノラマが広がる(写真10,11,12)。
足元では十勝岳S62-II火口から恐いほどの噴煙が立ち上っている。その前で噴火のパワーを表現している?不良テレマーク隊員達(写真13)。うーん。馬鹿だ(誉め言葉)。

13:38 滑降開始
天候:変わらず
たっぷり一時間山頂でどんちゃん騒ぎをした後、程良くアルコールも回って、いよいよ滑降開始だ。北北海道不良テレマーク隊は、見かけは不良だが実力は相当なものだ。テレマークレースやらアルペンのモーグル競技に出場している強者揃いである。皆さん早速奇声を上げてすっ飛んでいく。オイオイちょっと飛ばしすぎでわ・・・?早すぎてカメラで追いきれない。
あっという間に急斜面を降りたかと思ったら、即座に登り返し始める。私撮影班と妻達は下で見学。というか、妻は寝ている。
え?丁度いい崖があるからジャンプする?あ!ホントに飛んじゃったよ・・(写真14)。イカレてる(誉め言葉)びびる後続の隊員にも「飛べー飛べー!」「大丈夫ー恐くないよー」などと嘘八百でたきつける不良テレマーク隊。あーあ、これは失敗(写真15)この後無惨に雪面に雪面に叩きつけられても、何故か爆笑しながら降りてくる。うーん、十勝岳の噴煙にも負けない凄いパワーだ!
前十勝の尾根から大正火口のある谷までは急傾斜だが(写真16)、そこから先はハーフパイプ状谷まで適度な傾斜が続く(写真17〜20)。
その先は、谷の壁を生かした急斜面を大滑降。さすがにエアは出なかったが、皆素晴らしいスピードで巨大ハーフパイプ状谷を滑り抜けていく(写真21〜26)。雪はザラメの一歩手前なので、適度な雪煙が上がって気持ちがよい。
最後はパウダーエイト?もどきで決める(写真27)。素晴らしい天候。素晴らしい滑り。今回はまったく文句の付けようのないツアーだった。あんまり楽しくて到着時間を記録するのを忘れてしまった。
したがって白銀荘へ何時に着いたのかは不明(写真28)。
白銀荘で大爆笑のビデオ反省会を開いた後は、露天風呂で癒して解散。北北海道不良テレマーク隊(勝手に命名)の皆さん。素晴らしくイカレた滑りをありがとう。

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