2000.4.1(日)

三段山直線コース

やっと謎のコースを攻略。
謎のままの方が・・

メンバー:旦那夫妻,スーさん,Aさん 計4名

直線コースコース図
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先週のニセコづくしに続いて、今週は三段山づくし。
今回の目玉は、三段山歴約10年の私が初めて滑った。謎の直線コース。
その後は翁コースで雪崩づくし・・・二編に分けて紹介します。
結果:三段山白銀荘コースは二段目で撤退
直線コース走破!
翁コース雪崩れた
天候:雪〜曇り〜快晴
気温:-4〜2度
積雪:十分、足首〜膝下くらいまでのラッセル
雪質:若干重いパウダー、樹林帯の中は良好。直線コース下部は湿雪

10:27
白銀荘出発
天候:雪 無風 -2度
さあ、今日も三段山だゼ!(まったく飽きるということを知らない)
でも悪天候。いや、こりゃ半端じゃなく視界不良だあ(写真1)。めずらしく白銀荘も靄の中。
すぐに、すねから膝下くらいまでの、程良くさわやかなラッセル(写真2)。めずらし く先行登山者無し(チッ!)。交代でラッセルして登るが、うちの嫁が根性無しで戦力外通告。

11:48
二段目の上
天候:雪 風速3メートル 視界50メートル -4度
こんな日はとっとと帰るに限る。ここで撤退(写真3)。雪自体はとても良い。4月とは思えないパウダー(写真4)。
しかし、クラストした雪の上の20センチくらいのパウダーが積もり、とても雪崩れやすい雪質だった。
早速、二段目の急斜面で幅2メートル、長さ4〜5メートルくらいの小雪崩を私が誘発。まあ、これはご愛嬌だが三段山のコース上での雪崩は初めて見た。

12:25
白銀荘へ到着
このまま直線コースへ向かう。
天候:雪 -4度
さて直線コースとは、吹き上げ温泉から中茶屋まで樹林の中を降りるという、やたら長い謎のコースだ。
何年か前にその噂を聞いてからずっと情報収集していたのだが、何故か滑ったという人の話を聞かない。今回スーさんから有力な情報をいただき、いよいよ未知のコース攻略に乗り出すことになった。
前評判ではたいそうおもしろいコースだということだったが・・・
白銀荘から冬期間通行止めゲートを越え(写真5)、吹上橋を渡る。
ここで昼食。案配良くテント状になったエゾマツの下でバナナやワンタンなどを食する(写真6)。

12:35-12:55
昼食後出発
天候:曇天無風 -4度
閉鎖された車道を800メートルほど歩くと、直線コースの入り口にスーさんの情報通り赤いテープがいくつか下がっていた。
いよいよだ。初めてみる直線コースは幅6メートルほどの、本当に真っ直ぐなコース。碍子が落ちていたので、恐らく昔に電柱が建っていた跡なのだろう。
コースに入ってすぐに急傾斜の素晴らしい斜面がある(写真7)。うぉー!見晴らしが良いー。楽しいー。
と、思ったのも束の間。その後、平地を歩く、歩く、歩く、歩いて・・・疲れた(写真8)。

13:45-14:00
直線コース途中休憩
天候:快晴無風 +2度 20センチのラッセル腐れ雪
滑降途中で休憩することになるとは・・・。
考えてみると約3.5キロの行程で、たった350メートルの標高差。それも初っぱなに急斜面で100メートル程消費してしまったのだ。
素晴らしい樹林の中を汗をかいてさわやかに歩く・・・って、これじゃ、まさしくクロカンコースだよ。でも、最初の急斜面はクロカンの板では難しいだろう。なんと中途半端なコースよ。
テレマークスキーで歩く分にはまだ良いが、山スキーで歩いたAさんは大変だったと思う。ご苦労様でした。テレマークを買いましょう!(^_^)

14:11 林道に到着
最後にまた急斜面があり、一瞬楽しめたのを最後にやっと林道に到着。
この林道も冬期間は除雪されていないが、道ははっきりしているので迷わないだろう。

14:25 中茶屋バス停到着
車道にはアスファルトが見えていた(写真9)。
事前にスーさんの車を中茶屋の営林局の出先の建物前にデポしておいたので、そこから車で白銀荘へ向かった。疲れた・・。
もう少し雪が深ければ大変なラッセルを強いられるところだった。

結論:直線コースは、あまり滑降を楽しめるコースではない。
なぜメジャーなコースでないのか、今回その理由がやっと分かった気がする・・・。樹林帯が見事なので、ネイチャー指向の人には良いかも。
写真1
写真2
写真3
写真4
写真5
写真6
写真7
写真8
写真9


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