2000.2.20(日)

パウダーフェスティバル イン 北大雪

(その時北大雪スキー場は熱かった!)

メンバー;旦那,yukiko(妻),S山

山行記録目次
Top Page

写真 3
写真 2
写真 1
この企画は、一通のお知らせから始まった。

-お知らせ-
3回を迎えた「雪まみれ大会」。2000年の今シーズンは、白滝村のご協力を得て、昨シーズンで閉鎖された北大雪スキー場をお借りし、手付かずのゲレンデで思う存分パウダースノーを満喫していただくイベント企画しました。
深雪が初めての方、どうも苦手という方でも深雪レッスンなどの対応を考えていますので、深雪大好き人間から、もしかしたら好きになるかも知れない方まで多数のご参加をお待ちしています。
テレマ−クスキ−・山スキー・スノーボード OKです。

 主 催 : 秀岳荘アウトドアクラブ
 期 日 : 2000年 2月20日(日曜日)
集合 解散: 山の家(スキー場手前50m)
        8:30集合
       15:30解散
       山の家で身支度をし、各自の車でスキー場に
       移動します。遅れて来た方は直接スキー場まで
       来て下さい。スキー場に向かって右手、パノラ
       マコースとブランココースとの合流点にテント
       が張ってありますのでシールまたはスノーシュー
       で上がって来て下さい。(100m程)駐車場から
       テントが見えます。

持ち物 服装:ゲレンデといっても整地されてなく、リフトも
       ありません。日帰りツアーに行く服装・装備で
       参加して下さい。

 食 事 : 当日の昼のみ、温かいキムチ汁と飲み物を用意
       します。それ以外の食料、行動食は各自ご用意
       下さい。

前日の宿泊: 19日宿泊希望の方は、「山の家」素泊まり
       一人2,100円(税込み)があります。食事は自炊
       です。希望者はお申し込み下さい。

 参加料 : 4,000円(保険料込み)

 定 員 : 30名(後日40名に増員)

 締め切り: 2月15日(定員になり次第、締め切り)

 申し込み: 秀岳荘各店で参加費を添えてお申し込み下さい。

またこの日が来た。秀岳荘雪まみれ大会!毎年楽しいイベントを開催してくれる秀岳荘。今年はどんな状況だったのか?以下に紹介する。

旭川出発6時。天候は曇り。
今回は旦那夫妻と、とっても人当たりの良いS山さんとの参加となった。
今年の雪まみれ大会は、定員を10名増やしても足りないほど応募が殺到したようだ。
そうだろう。パウダーパラダイス北大雪を圧雪車*1)で運んでくれて思う存分滑らせてもらえるというのだ。行かない手はない。

8時頃 山の家到着
いるいる!濃そうな人達がいっぱいだ。テレマーカーが9割、その他山スキーヤーとスノースクートの人もいる。しかも、皆にこにこしている。うれしいではないか!
前日泊では盛り上がりすぎて、寝たのが3時だと言って頭を抱えている人もいた。楽しそうだ!私も参加したかった。
皆さんにも前日泊することを強くお勧めする。

開会式(写真1)のあと、いよいよ雪まみれになるために、ゲレンデへ向かう。
圧雪車が二台待機している、こいつで40名をピストン輸送するのだ(写真2)。荷台キャビンに人を詰め込むとだいたい11人程度乗れる(写真3)。快適とは言えないが、楽チンである。しかし、圧雪車の荷台から自力で一生懸命登っている人達(2〜3パーティ見かけた)を見て罪悪感も感じてしまった。私が逆の立場なら嫌みの一つも言っているだろう。でも、彼等は手を振ってくれたりして、心の重荷を軽くしてくれた。ありがとう。
平均一人あたり3〜4回は乗り込めたと思われるが、5回乗り込めたラッキーな人もいたようだ(ちなみに私は4回、妻3回)。

ワンポイントアドバイス:さて、圧雪車に乗り込むときには、注意ポイントが二つある。
1.マフラーの側に陣取らないこと:焦げる。
2.最後尾に陣取らないこと:キャタピラから巻き上げる雪煙のために、一人八甲田山状態になる(写真4)。
圧雪車は休憩も取らず、がんばって運行してくれたのだが、山頂まで20分程度、往復で40分程かかるので、最長で40分程度の待ち時間が生じるのが欠点であった。

ゲレンデコンディションは、雪は若干少な目で重いが、まあまあ良質なパウダー。山頂に着いた後は、深雪講習を受けるも良し、思い思いにかっ飛ばしても良し(写真5,6,7)。私もテレマーク師匠渋谷さんのレッスンを受けた。が、調子に乗りすぎて師匠に激突してしまった。申し訳ありません。(激突する寸前の写真8)。
その間にも雪崩れ講習なども行われ、無駄のない進行ぶりだった。さすがである。
昼食のキムチ鍋もうまかった。どんぶり飯も振る舞われ、持参したおにぎりをそのまま持って帰ったほどである。

そして、午後最大の催し「秀岳荘クロスレース」(今、適当に命名)が開催された。
これは、5名くらいを一組として、スタート地点へよーいドンで走り、そこでスキーその他を装着してから旗門をくぐり、最後は坂道を上がってゴールするというハードなものである。
私はヘロヘロで参加を辞退し撮影に徹していたが、とてもおもしろいレースだった。参加率も高く、6〜7割くらいはレースに参加したのではないか?
参加者は、黙々とスキーを担いで上がり(写真9)、旗門をかっ飛ばすのだが、異種混合レースなのでスノースクートとテレマークの戦いになったりする(写真10)。最速!T中さんの滑り!(写真11)。決勝戦でゴールになだれ込む瞬間!(写真12)。熱い戦いが終わって、表彰される3位までの方々(写真13)。一位はT中さん。旭川勢が入賞を独占した。

この催しでは各種スキー・ビンディングの試乗会も行われたので、さっそく私的に大注目だったスカイホイを試してみた(写真14)。板が無印なのは、某メーカーの来年のモデルだから(山スキーのツアー用だそうだが、かなりカービングが入っていた。時代だなあ。)。
で、スカイホイだが、とってもイカス外観とメカニズムとは裏腹に、私には一人で装着することができなかった(ステップインなのに!)。
ブレーキのテンションが高すぎて、スキー靴のコバがビンディングにうまく差し込めない。誰かにスキー板を押さえてもらえばオッケー。スキーブレーキを取り外せば快適かもしれないが、そうするとステップインの快適さが半減するので、もう少し改良が必要だろう。
トゥーピースがケツに刺さって痛い、という話があったが、確かにそんな恐れを感じさせる形をしている(写真15)。残念ながら、その可能性については恐くて試せなかった。
ちなみに、装着さえできれば快適そのもの。ホールド感良し、エッジも良く効くし、おもしろかった(写真16)。

最後に、ありがとう、秀岳荘。そして、気持ちの良いスキーヤーの皆さんと白滝村役場の方々、本当にありがとう。素晴らしい催しでしたよ。

*1)白滝村役場としては、圧雪車の運行に関しては、あくまで今回のみの試験運用であり、今後の同種の運用は考えていないとのこと。

北大雪スキー場豆知識:
第一リフトの途中まで設置されたロープ塔は、白滝村のスキー団体が運営しており、4月16日までの間、10時から15時まで運転している。
一般の人も利用可能だが、千円で当日会員にならなくてはならない。
詳しくは、白滝村観光協会 事務局長 田中さんに問い合わせて下さい。TEL 01584-8-2262

ちなみに、北大雪スキー場は暫定3年間の閉鎖ということになっているが、その後再開する目処は立っていないとのこと。

写真 5 格好いい!!
写真 6
写真 7
写真 8
写真 9
写真10
写真11
写真12
写真13
写真14
写真15
写真16
山行記録目次
Top Page