困った車の見分け方
2000年5月30日(火)
目次


皆さん、わたくし傲岸不遜な車評論家、徳大寺旦那です(失礼。イメージだけで言ってます)。
さて、趣味がら遠距離ドライブの多い私ですが、過去に幾多もの犠牲を払うことによって、困った車の見分け方のセオリーが確立できたので、紹介します。
本来、適切な学会があればそこで発表してノーベル賞を受賞するほどの大発見なのですが・・・残念です。
困った車とは、まず制限速度以下の異様にゆっくりとしたスピードで走っており、意味もなく加減速したり、まったく周囲に注意を払わず急に曲がったり、路肩ぎりぎりを走っているので追い抜かそうとしたら急に中央へ寄せてきたり、信号が青になってもまったく発信する様子を見せないような、大変迷惑な車のことです(運転している本人には、まったく自覚が無いのが、やっかいなところです)。
この車の早期発見は事故を未然に防ぐ意味でも重要です。

長年の観測により、それらの車には明確な特徴があることがわかりました。

1.帽子を被っている
なぜか車内で帽子を被っています。特にイセキとか稲穂のマークが入っているようなやつが、要注意です。
さらに、この帽子の車内の個数に比例して、運転はめちゃくちゃになります。
以前、前方を走っている白いセダンの車内に5個も帽子を見つけたときには、思わず急ブレーキをかけましたが、おかげでこうして無事にこの論文を執筆できているわけです。

2.お守りがぶら下がっている
フロントガラスにお守りがぶら下がっています。吸盤でフロントガラスにくっつけるタイプが主流ですが、ルームミラーに引っかけているタイプもよく見ます。
こちらも個数に比例して、運転がでたらめになります。
あんなものが、目前をブラブラしていて邪魔ではないのでしょうか?そう、邪魔じゃないのです。それくらいのスピードで走っているか、前方を見ていないのです!

3.白いレースのシートカバー
上記の二点でも、十分に見分けがつきますが、さらにこのシートカバーが揃っていれば完璧です。
その車は、ぜったいあなたの期待を裏切らない走りを見せてくれるでしょう。

このセオリーに関しては、現在までに否定する事例に出会ったことがありません。まさしく完璧なセオリー。宇宙の真理を発見したようなものです。
残念ながら、何故このような因果関係が生じるのかは不明です。今後の研究を待たなければいけません。

車種については特に問いませんが、少し古いタイプの白いマークIIが比較的多いような気がします。走り屋っぽい車でも、油断してはいけません。敵は息子の車を借りているという可能性もあります。その場合、帽子の有無が焦点になります。怪しいと思ったら、よく観察してください。命に関わることです。

ただし、これは北海道地区に限定されるかもしれません。他の地区でも似たような事例がありましたら、掲示板にでもご一報ください。
(ホントは学生時代から友人のぐち君と、この傾向を見つけて、最初は喜んでいたのですが、ここまで完璧に期待を裏切られないと、少々不気味になってきています。)

番外:ルーフにテレマークの板を積んで、夕方走っている車も要注意です。居眠り運転の可能性大です。後部座席から順に意識を失っていく傾向がありますので、乗員を良く観察してみましょう。首の角度がポイントです。


目次