テレ板の長さ、身長+?センチ
その2
2001年6月1日(金)
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テレマークの板の長さについての追記:
前回、うだうだ書きましたが、結論が単に身長+10センチ?じゃあんまりだよね。
某ショップの方から、板の長さについて大変丁重な考察のメールを頂いたので(大変感謝します)、私なりに要約して掲載します。

まず、山スキーについては、基本的に、身長位からゲレンデ板(昔の)位まで、縦走なんかをするなら短かめ、スキーを楽しむなら長め。
テレマークについては、板の種類(太さ)と概ね身長との関係で考えるが、スキーの特性、乗る人、雪質を考えなければ決まらない。この辺はショップとよく話して決めると良い。

板の長さを検討する際に関係しそうないろんな特性を整理すると、
スキー板
 1、長さ
 2、形状 幅やサイドカーブ
 3、フレックス 前後のしなりとねじれ
柔らかい硬いだけではなく、力を加えた時その力に応じてしなるものや、一定以上の力を加えないとしならないものなどいろいろある。ねじれについては・・・まだよくわからない。
 4、フレックスの特性 トップがかたいとかその他もろもろ
 5、重さ

乗る人
 1、身長
 2、体重
 3、滑り方 ショートとかロングとか

雪質
 1、パウダー
 2、ゲレンデ
 3、残雪
大雑把なだけで、これ位の要因があると思われる。

次に、板の長さだけ考えた場合、
長いことの利点
 1、安定する
 2、スピードがでる
 3、浮力がある ただし、浮力は面積×速度に比例するはず
短いことの利点
 1、取り回しが楽
 2、スピードがでない?
 3、回りやすい

これだけの特性を、どう整理していくか・・・実に難しいところだ。
なかなか答えはでないだろう。最後は感性かもしれない。

目安としては、大体身長プラス5〜20位の範囲。ただしこれは、幅が100以下の場合。
それ以上の幅なら、5センチ位短くていいと思われる。(別に短くしなくてもいいが)
たとえば、身長185だと、205〜190くらい。幅広の場合で200〜185位。
そこで、板が硬い場合は短かめに。柔らかい場合は長めにする。

ここより旦那:
だそうだ・・・実に勉強になる。
許容範囲が15センチもあるのなら、ちょっとくらい板の長さが変わっても、あまり滑りに影響しないのでは?と思いたくなるが、ここで、掲示板に寄せられたアルカンデさんの経験を掲載しておこう。

アルカンデ>
(板の長さ)確かに、微妙だと思いますなー。190センチの板を186センチに換えただけで、ターンがぐっとしやすくなったことありますもんね。さらに4センチ短くして、トップ幅を1センチ細めると、ゲレンデでは板の走りがよくなりました。さらに4センチ短くすると、今度は山脚に異常に力を入れないと板が暴れる感じがしたことも。って言っても全部、銘柄や細かい所のサイズが違うので、感覚的なものから1歩も出ないんですけどね。

いかがだろうか?悩ましいねえ〜。皆さんが板を試乗する機会があったら、板の性質だけじゃなくて、長さもよくチェックされることをお勧めする。


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