車上荒らしにゃ、打つ手無し?
2000年9月2日(土)
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登山中の車上荒らし対策!

さて、自家用車で出かける登山をしていて、登山中も不安なのが車上荒らしです。
この件は、北海道山MLでも話題になり、
小喜茂別岳、幌尻岳、カムエク、空沼岳、芦別岳、手稲山、斜里岳、札幌岳、雄阿寒岳、富良野岳、幌尻岳
などで、被害があったという声が寄せられていました。

登山口は人気が無く、ドライバーがすぐ戻ってくる心配が無いので、盗人も安心して仕事に取りかかれるのでしょう。まったく、良いところに目を付けたものです。

狙われる車の傾向は、RVや地元から遠くのナンバーの車のようです。
ドアロックしていても、たいていガラスを割られて侵入されます。
比較的人気のあるところでは、窓ガラスを破らずに、助手席の鍵をこじ開けられるようです(発見が遅れるから)。

対策としては、”金目のものは置かない、見せない”が前提ですが、それでも窓を破られることがあるので、ドアロックをせず車内に何も置かないという人や、腹いせ行為が怖いので、お布施(千円程度)をわざと置いておくという方も居るようです。
(しかし、この方法はやりすぎると、車を盗難された時に、車の持ち主の過失が問われる可能性がありますね・・・)
皆さん、悩んでいますねー。

他には、車を貧乏くさくしておくとか、怪しい車がいたらナンバーを控えるなど威嚇しておくとか、トランクがついている車の場合、トランクを有効に使うなどの対処法があるようです。
00.09.11追記:なんと、トランクもバールでこじ開けられるそうです。もー処置無しですなあ)

私は、登山中の車上荒らしに関して、いろいろお話を聞いていたので、この度新車購入に合わせて盗難防止装置の導入を行いました。
振動感知式は誤作動が恐いので、ドアやボンネットが開けられるとホーンが鳴り続ける仕組みのものにしました。
しかし、導入後によく考えてみると山奥で盗難防止装置が作動してもどれほど効果があるのか疑問です。周囲に人が居なければ悠々とホーンの鳴り続ける車を後にできますよね。
しかも、車の持ち主が戻った頃には金品が盗まれただけではなく、バッテリーも上がっているというおまけ付き。こちらの方が困るかもしれません。
それでも、とりあえず盗難防止装置付きというステッカーをお守り代わりに貼っておくのが心理的効果があって良いでしょう。
今まで乗っていた車にも盗難防止付き車ステッカーを貼ってありましたが(実際には装置は付いていません)、そのおかげか、いままで被害にあったことはありませんでした。今の車にもテプラで手作りしたステッカーをお札みたいにベタベタと貼ってあります(苦笑)。
仕上として、ダッシュボードの上に適当な金属の箱を置き、それらしいケーブルを這わせておくと、完璧でしょう。

他にも対策として、いろいろ考えてみました。
○窓をフイルムか、カーテンで塞ぎ、中にラジオを置いてボリュームを上げておく
(中に人がいると思わせるわけです、金品も隠せて一挙両得?)。
○車に山火事注意のステッカーを貼っておくと、林業関係者の仕事車だと思って手を出さないかも。
○車のそばに「特別警戒巡回中 ○○警察署・○○営林署」という看板を勝手に立てておく(本当に巡回してくれれば、それが一番良いのですが・・)。
○車の中にヘビを放し飼いにしておく。そして、まどに「毒蛇注意」と張り紙。
(毒蜘蛛、サソリでも可。嫌だなあ・・・(^_^;))
○車を買い換える。
1.窓にスモークの入っているベンツ(さすがに、同業者は狙わないでしょう)
2.幌タイプのジムニー(ジッパーを開ければ侵入可能(^_^)。この方が、かえって狙われないらしい)
○車に犬をつなげておく(番犬ね)

いろいろ書いたけど、結局決定的な防御手段はありません
打つ手がないので、こざかしい心理作戦くらいしか取れないわけです。くやしいですね。
何か、良いアイデアがあったら教えてください。

(にせ)ステッカーのサンプル
こちらは、友人のH舘さんが使用しているものです。
ドローソフトで自作したもので、フロントガラスの内側に置いておくと良いそうです。
ラミネート加工をしておくと、より一層それらしく見えると思います。

こちらは、私のステップワゴンで使用しているものです。
テプラで作って、あちこちのウインドウにペタペタと貼ってあります。護符みたいですね。(^_^)

これは、盗難防止装置に付いてきた、本物のステッカーです。
さすがに、良くできていてウインドウの内側から貼り付けるようになっています。
盗難警報装着車 warning anti theft system と書かれています。

今日のびっくり
近所の工事現場で見つけた看板
「5S運動実施中!」「清掃・整理・整頓・清潔・しつけ」
しつけ・・・躾!?


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