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2000年4月17日(月) |
キャンプ。良いですねー。 でも、いわゆる一般的なキャンプには最近あまり行っていません。 とーっても不愉快な事態がここ5〜6年のあいだに我々の身にも起こっているからです。 詳細は省きますが、この歳になって理不尽に人様に怒鳴られる、あるいは怒鳴るという経験は、あんまりいただけません。ましてや楽しいはずのレジャー中に。 オフシーズンを除き、キャンプ場で良い思い出を築けたのは何年前でしょうか? 得られた結論は、不特定多数の集まる場所では、特に騒音に関して快適なキャンプ生活は成立しないということです。 考えてもみても、テントの構造は周りの音的な環境を遮断するようには出来ていませんし、その他プライバシーの保護も必要最低限の機能しかありません。そんなコンセプトの物が、人の大勢集まるキャンプ場に適しているはずがありません。非常用(難民キャンプ等)ならまだしも、レジャーで使用するのはばかげています。 あれは、周りに人がまったく居ない場所で、必要に迫られて使用する物のだと思います。それは、そろそろ大型テント&発電器&爆音大好き野郎にもわかってきている頃の筈なんですがねえ。 今のモラルのキャンプ場では、少なくとも隣のテントサイトと30メートルくらい離れていなければ、テントを張る気がしません。 私が、その感を強くしたのが、数年前に硫黄沢遡行2泊3日のキャンプを行った時でした。正式な登山ルートではないので、一泊目は周囲にはまったく人影無し。焚き火をしながら一夜を過ごした時でした。 焚き火!!これは、テント生活の醍醐味を味わう(人の奥深いところに潜む原始の本能をくすぐる)上で、必要不可欠ではないか!?いや、焚き火がなくては、テント生活の意味がない!とまで感じました。今のキャンプ場では望むべくもありませんよね。 ましてや、一晩中頭上で水銀灯が灯っていたら・・最悪ですな。 そして、圧倒的な大自然の懐に抱かれるための道具としてのテント。 薄い布一枚が、生きていく上でぎりぎりの機能性を確保しつつ、その外側に大自然の息吹を感じさせてくれる。タイトな存在。 大自然の息吹!!これですね。けっしてカラオケとか花火の息吹ではないわけです。 そして、小さいながらも自分が作り自分が責任を持つ世界の形成。 まさしく俺の世界!!これですな。けっして、声のでかい者、羽目を外した者が勝ちの、ある意味弱肉強食世界ではなく、極端にあれをするなこれをするなと指示した挙句の果てに馬鹿高い利用料を徴収する管理人がいる世界でもないわけです。 しかし、夏山は、山中でもテント場はかなり俗化しています。これはがっかりですね。そのために深い山々に分け行くしかないのか・・ 平地では、もはや安息の地はないのか・・ これは、時間軸で解決可能なので、できればオフシーズンに動きたいものです。 冬山はいとも簡単に上記のような環境が手にはいるので、いいですよ。(そのかわり大自然の息吹が強すぎますけど・・) 奥深い沢は、まだかなり期待が出来ると思います。 キャンプ場でマナーの悪い人を怒鳴っていると、こちらの人間性のレベルも引き下げられそうな気がしますので、放っておきましょう。耳栓とアイマスクは必携です。 最初に書いたけど、そろそろ連中でも気付きはじめていると思いますから。 我々は、より高みへ!本当の、真のキャンプへ強行突入して行こうではありませんか!!! やっぱ、最高のキャンプは厳冬期のキャンプか!? いや・・これはちょっと、無理があるかな・・。 |